恐山菩提寺(青森県むつ市)地蔵殿

 

本堂をスルー

恐山菩提寺では、あろう事か、

「本堂」をスルーしました(汗)

ご本尊が安置される建物が、

勝手に本堂だと思い込んでいたら、

それは「地蔵殿」という名前であり、

本堂は別に山門近くの参道沿いに

あったのです・・・。

まあ、ご本尊に参拝したから

OKにしておきましょう(笑)

総門〜山門

寺頭の六地蔵に参拝後、総門へ。

総門。

門をくぐって少し行くと

左側に「恐山名物」を発見。

「イタコの口寄せ」。

恐山と言えば、

やはりこのイメージ!

昔からテレビで見ていた、

仏(死者)の魂を自身に憑依させ、

その言葉を依頼者に伝えるという

あの「イタコ」です。

山門へ。

山門の手前には

恐山あるあるの「塚」が・・

亡くなった方を慰霊する意味なのか、

小石が積み上げられ、

小さなお地蔵様や風車が、

多く置かれています・・・

そして、

後ろに見えているのが

スルーした本堂です(笑)

山門右前に建つ、

東日本大震災殁故者諸精霊供養塔

・・・と思いきや、これは、

「慰霊塔があるよ!」の告知で、

ホンモノとの出会いは、

もっと後にありました。

「恐山」の扁額

カラフルな仁王像(阿形)

横から。

吽形。

「作者 四天王寺 成田山

大佛師 松久宗琳」とあり、

調べるとこの方は著名な仏師で、

金閣寺や大覚寺など有名どころの

仏像や仁王像などを製作されています。

地蔵殿

山門をくぐり

さらに参道を奥へ。

ここで左右に小屋のようなものを発見。

「男湯」って書いてあります。

お、お風呂があるのか〜(笑)

こりゃビックリですね!

参道左側には「女湯」が二箇所あります。

女性の参拝者の方が、

多いからでしょうか?

それにしてもお寺の境内に

お風呂があるなんて、

貴重な光景ですよ!

お風呂で全身を禊ぐという手もありますが、

僕たちは手水舎で、

簡易的に(笑)禊ぐことに。

親子手水舎?

特に気になるのが、

「子手水舎」の方です・・

これはいったい・・

亀の中に小亀がいて・・

う〜ん何か縁起物でしょうか?

こちらは至ってスタンダードな手水鉢。

石段上って地蔵殿へ。

江戸時代末期、

文久二年六月二十四奉納の狛犬。

吽形。

地蔵殿。

三十三観音巡礼の案内を書き出すと

以下になります。

「恐山は貞観四年(862)

天台宗の慈覚大師によって

開山されたと伝えられる。

康生二年(1456)

蛎崎の乱の際に焼き払われ、

いったん廃寺となるが

享禄三年(1530)に

円通寺開山の

宏智聚覚和尚が再興した。

観音像はこちらの開山堂に安置され

中央の聖観音、十一面観音ともに

円空作で、ナタ彫りという

独特の技法で作仏されたものであり、

巡礼の結願所として

ふさわしい霊場である。」

「伽羅陀山」の扁額。

地蔵殿の左側に

「地獄」への扉が開いています(笑)

扉手前の供養塔的なもの。

小さなお地蔵様達にもご挨拶。

そして・・地獄の中へ(笑)

(続く)

 

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