福岡城・お花見(令和7年)潮見櫓

花より櫓(笑)
復元工事が進められ、
ついに完成した福岡城の潮見櫓。
その一般公開開始は、
今年、令和7年3月17日で、
5月11日までの二ヶ月弱の間は、
「竣工記念特別公開」と銘打って、
通常は入れない
二階も公開されるのです。
これは行くしかないと
タイミングを伺っていた所、
ちょうど桜が咲いたので、
花見がてらに訪問する事に。
と書いたものの実は、
本当は花より男子、
いや、花より団子、
いいえ、
「花より櫓」なんですけどね!(笑)
萬行寺(まんぎょうじ)
崇福寺からバスで聖福寺に行き、
3月の那国王の教室で知った、
仙厓禅師の墓に参ったのち、
萬行寺まで歩き、
妻のおばあちゃんのお墓参りへ。
萬行寺本堂前の桜も
タイミング良く満開!
おばあちゃんはじめ、
妻のご先祖様たちも
きっと団子食べながら、
お花見をしていた事でしょう(笑)
潮見櫓
萬行寺からバスと徒歩で、
福岡城の西北の位置する
潮見櫓を目指していると
いきなりのお花見状態が・・
水面の桜の花びら&潮見櫓。
景観的にはちょっと?ですが、
これで潮見櫓での花見は、
完了したも同然、
ここからは、
櫓三昧と行きます(笑)
潮見櫓の成長を
見守って来た僕たち、
改めて、
完成した潮見櫓に感無量です!
ちなみに約5ヶ月前、
令和6年11月9日の
K氏達との福岡城ピクニックの際には、
足場と覆いでその姿は、
全く見えてませんでした。
石落とし部分。
西側真下から。
エントランスは、
花見客で賑わっています。
人が途切れた瞬間に
全景撮影に成功。
一階が切妻屋根、
二階は入母屋破風と、
なかなかの豪華版です。
スロープで櫓内部へ。
櫓から見た北側の景色。
往時の濠幅は道路の先まであり、
無論、ビル群も無かったので、
眺望は海まで開けていたことは、
想像に難くありませんね!
福岡城の案内板。
潮見櫓復元の軌跡。
櫓中心部。
南側から。
ここには少し明治時代の古材が
使われています。
階段で、特別公開の二階へ。
二階の掛け軸。
黒田長政が福島正則から貰った
(自身の兜と交換した)
銀箔押し一の谷兜、
崖を模したデザイン、
いつ見ても源義経の一の谷、
鵯越えの逆落としを
彷彿とさせてくれ、
テンション上がりますな〜!
左の女性の視線の先は・・・
潮見櫓の模型。
ですが、
これはタダの模型ではありません!
古材使用予定部分には、
「古材」と記されているのです!
二階部分は古材率高し!
しかも寸法までもが、
書かれていますね。
地道な準備、
ただ敬服あるのみですよ。
天井の古材を確認していたら
案内係の女性が、
「棟札がありますよ」
そう教えてくれたので、
見上げてみると・・
お〜ある〜!(笑)
奉上棟と書かれたもので、
僕たちは復元工事見学会の時、
展示されていたものを見ています。
これが今、天井にあるとは!
そして、柱を挟んだお隣には、
さらに貴重な棟札が・・・
崇福寺の仏堂として
使用されていた時の棟札で、
ここには「福岡城潮見櫓」の文字があり、
仏堂が潮見櫓だった証拠となっています。
二階から南側の丸瓦をアップ。
ついでに(笑)桜も撮影。
最後は潮見櫓と桜との
ツーショットで〆。
(続く)