賀茂神社(福岡県うきは市)

 

名字のルーツに出逢う旅

この日最初に訪問した、

うきは市吉井町の菊竹六鼓記念館では、

うきは市出身の「菊竹」さんの名字の

ルーツを知り(推測だが)

今度は、うきは市浮羽町の

賀茂神社では、

熊懐(くまだき)さんの名前の

ルーツを知ることとなりました。

珍しい名前の「熊懐」という

名前の知り合いのお里が、

「うきは市」という事は知っていましたが、

ここ賀茂神社の昔の宮司さんが、

「熊懐」さんという名前でした。

推測だらけですが、

知り合いの名字のルーツを知るのも

楽しい旅の思い出になりますね。

賀茂神社へ

隈上正八幡宮から車で東に向かい、

5分程で賀茂神社に到着。

勅使門のような唐破風の神門が

僕たちを迎えてくれます。

賀茂神社といえば、

京都の上賀茂神社、下賀茂神社が

有名ですが、この御由緒書きにも

京都の加茂社からの勧請となっています。

御祭神は神武天皇の他、

上賀茂神社の御祭神である

賀茂別雷尊(かもわけいかづちのみこと)

下賀茂神社の御祭神である

賀茂建角身尊(かもたけつぬみのみこと)

と玉依姫尊(たまよりひめのみこと)と

書かれていますので、

上賀茂、下賀茂ミックスの

神社となっています。

そして、僕が注目したのは、

左端にある後付の「付記」です。

「本殿は慶安初年の建造」

(西暦では1648年)

とあり、かなり古いものである

ことが分かります。

次に、

「鳥居、狛犬、燈籠等の石造物は、

山北石工累代の名作が多数あります。」

このように書かれていて、

「山北石工」という集団がいたんだ・・・

そう思って調べると、

山北石工というのは、

かなり活躍していたようで、

久留米市あたりの神社などでも

名前があるようです。

そして、

何と神社が鎮座している住所自体が、

「うきは市山北」だったのです!

地元の神社ならば

一層のこと石工たちの気合も

入ったことでしょうね。

いきなり石造物の嵐(笑)

石の手水鉢は、

寛政六年(1794年)の奉納。

肥前鳥居。

貫は修復してありますが、

ここでも肥前鳥居と

出会えるのは嬉しいものです。

もし、これを北山石工が作ったとしたら

肥前鳥居発祥の地、

肥前の砥川石工集団からの

技術の伝承があったのかも知れません。

ここで、熊懐さんの名を発見!

石燈籠を奉納された神主さんですね。

文政十年(1827年)の建立。

という事で、200年近く前の

神主さんでした。

右側の石燈籠の先には、

川に降りられる石段があります。

御社殿を囲むように流れる小川は、

透明感あふれる澄んだ水で、

おそらくここは禊場(手水)として

使われている(いた)ものでしょう。

その川に架かる石橋も

古くて情緒たっぷりです。

江戸時代のものと推定。

石橋(太鼓橋)を渡り終え、

振り返って撮影。

拝殿前の狛犬。

吽形。

石燈籠には賀茂氏の象徴であり

賀茂神社の神紋である

「二葉葵」が刻まれています。

拝殿にて参拝。

ここにも二葉葵。

恵方板もあります。

本殿横の狛犬。

吽形。

年代は不明ですが、

こちらも北山石工の

作品かも知れません。

左から本殿、幣殿、拝殿。

真横から撮影。

ここでツーショット。

本殿の横にも禊場的な

川に降りられる石段があります。

そして、

その対岸に渡って見ると

不思議なものを見つけました。

川沿いの石垣がここだけ

半円形に入り込み、

中にある注連縄の付いた石を

大切に囲っているのです。

何かは分かりませんが、

霊験あらたかな石に違いないでしょう。

境内社など

まずは本殿の裏手。

石祠や燈籠。

沢山ありますね。

御祭神は不明ですが、

立派な石のお社です。

亡父の詩碑。

Wikipedia調べると河北倫明氏は

うきは市出身の美術評論家で、

久留米市出身の洋画家、

青木繁の評価を高めた方だそうです。

社叢。

三王宮

賀茂神社の一角の小高い丘は、

「賀茂神社古墳群」という

古墳となっています。

(参拝した時に石碑を見て知った)

その上に鎮座するのが、

大規模な境内社です。

事前知識も全く無いまま

「大きな境内社があるな~」

くらいの乗りで行ってみました。

本社から行くのはこの石段が

一番近いのですが、

ここは境内社の横側にあたります。

やはり正面に回って、

そこから参拝するのが僕ら流(笑)

正面の参道、石段を進みます。

古い鳥居の神額には、

「三王社」の文字。

「山王社」に関係するのかな?

なんて思いながら御社殿へと向かいます。

拝殿にて参拝。

左から拝殿、幣殿、本殿。

石造り(コンクリ?)の本殿右脇に

石造りのお猿さんを発見。

これも山北石工の作品でしょうか。

お猿さんがいたという事は、

三王宮はやはり山王宮と同じ、

日吉神社の系列でしょうね。

滋賀県の日吉大社の神使いは

お猿さんですから。

本殿左側。

こちらの狛猿さんも

素朴で、素敵です。

そんなお猿さんに癒やされていたら

突如として熊に遭遇!(汗)

大きな熊?

いえ北海道のお土産の熊の

大きなタイプです。

お顔は無くなっていますね・・・

鮭に食われてしまったかな?(笑)

昔の神主さんが、熊懐さんだけに

「熊」繋がりで出てきてくれたに

違いありません。

境内社の石祠。

左側の社横には

阿形の狛犬が

隠れていらっしゃいました。

昭和3年、ここが発掘されたときの

記念碑が建っています。

「宮前古墳碑」と読むのでしょうか?

定かではありません。

今日のレア物

参道の狛犬や燈籠に並んで

存在感を放っていたのが、

石造りの大砲です。

狛大砲(笑)

さすが、北山石工の町だけあって、

石の大砲とは凄いです。

陸軍のマークが付いていますから

陸軍関係の方の奉納でしょう。

それにしても超レア物に出会えたのは

ラッキーでした。

 

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