大泉寺(沼津市)阿野全成の墓

 

その後の「今若丸」

源頼朝の異母弟には、

今若丸・乙若丸・牛若丸の三人がいて、

その一番年下の

牛若丸(後の源義経)が鞍馬寺で修行したり、

五条の橋での弁慶と出会い、

その後、

平家追討の立役者になったことなどは、

子供の頃から絵本などで知っていましたが、

他の二人に関しては全く知らないうちに

60年近くが経っていました(笑)

そんな一般人には

馴染みの薄い兄のうちの今若丸が

後の阿野全成あのぜんじょうだと知ったのは、

あのドラマ(笑)

・・「鎌倉殿の13人」です。

ということで、

今回は沼津市の大泉寺にある

阿野全成の墓をお参りする事に。

ちなみに大泉寺のサイトによれば、

源実朝を暗殺した公暁の位牌も

大泉寺でまつられているそうです。

参道

静岡市内の臨済寺から

東名高速を使って約1時間半、

沼津市の大泉寺に到着です。

エントランスの寺号標。

「源氏ゆかりの寺

曹洞宗 士詠山大泉寺

義経の実兄 阿野全成墓所」。

駐車場完備はあり難し!

「なでぼとけ」&「六地蔵」にご挨拶。

山門前に到着。

本堂

山門内には、

こんな案内があります。

寺務所は不在だったので、

インターホンを押してみました・・・

すると

奥から女性が出てこられ、

「住職が帰ったので、

ご案内できなくてごめんなさいね」

などと僕たちを気遣ってくださり、

本堂とお墓に供える線香を

授与いただきました。

その線香というのが、

ドラマの阿野全成を彷彿とさせる?

ユーモアたっぷりなものなのです!

「選香線香」。

右上の「風起こせま線香」は、

ドラマでの全成さんズッコケシーンを

思い出させてくれますね(笑)

線香の名前を読んでるだけで

楽し過ぎですよ!

そして、膨大な数の中、

僕たちが選んだのは、

「頑張りま線香」と「欲張りま線香」。

だったかな?(汗)

本堂へ。

線香を立てて・・

参拝。

阿野全成墓所

参拝後は、お墓のお参りです。

赤い帽子のお地蔵様に導かれて奥へ。

墓所に到着。

木々に覆われなんとも素朴で、

心休まる空間です・・

「伝 阿野全成・時元墓」

案内を抜粋・要約すると

以下になります。

「阿野全成は、幼名は今若丸といい

源義朝の七男で、

頼朝の異母弟、義経の同母兄にあたり、

母は有名な常盤御前です。

平治の乱で義朝は敗死し、

今若は山城国の醍醐寺に預けられ

出家して全成と改名しました。

治承四年(1180)、

頼朝が挙兵するや、全成は寺を抜け出し、

頼朝のもとに参じ、後に駿河国阿野庄を

与えられ井出に居館を構えたとされ、

大泉寺がその館跡であるといわれています。

頼朝の死後、建仁三年(1203)五月、

兵を挙げるも幕府軍に捕えられ六月、

下野国にて処刑されました。

首は阿野庄の全成館へと届けられたと

伝えられています。

その後、全成の遺児時元も

承久元年(1219)

反北条の兵を挙げるも

敗北し時元も自刃しました。」

阿野全成(左)と時元の宝篋印塔。

参拝前に「頑張りま線香」と

「欲張りま線香」をセット。

参拝。

ドラマのご縁で、

お参りできてホント良かった!

お墓の後ろから差す夕陽、

なんか全成さんたちが、

歓迎してくれているかのようで、

お墓なのに思わずテンションが

上がってしまいます(笑)

最後は恒例のツーショットで〆。

大泉寺はドラマでの

阿野全成のキャラを彷彿とさせる

ほのぼのした素敵なお寺でした!

 

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