富士山本宮浅間大社・本殿

勝利の女神様
富士山本宮浅間大社について
Wikipediaによれば、
「大同元年(806年)、
平城天皇の命により坂上田村麻呂が
現在の大宮の地に
社殿を造営したと伝える。」
このように記されています。
蝦夷との戦いにおいて、
阿弖流為を降伏に導き、
名を馳せた坂上田村麻呂さん、
こんな所までにも
顔を出していたのですね(笑)
坂上田村麻呂と言えば征夷大将軍、
そして、
富士山本宮浅間大社を深く崇敬した
源頼朝と徳川家康も同じく、
征夷大将軍。
心優しい女神様の神社でありながらも
何だか「勝利の神様」的な、
匂いもしてきます・・・
あっ、でも
主祭神の木花之佐久夜毘売命は、
ある意味、
「勝利の女神様」かも知れません!
それは「夫の猜疑心への勝利」です(笑)
サクヤヒメが一晩で妊娠した時、
夫であるニニギノミコトから
「たった一晩で子供できる?
地元の神様の子じゃね?」
そう疑われ、
「天津神のあなたの子なら
炎の中でも無事子供を産めるはず」
そう言って燃え盛る産屋の中で
三人の子供を無事出産するという、
「武勇伝」を残していますからね!
ちなみにこちらが、
サクヤヒメ勝利の瞬間で、
真っ赤な炎に包まれた産屋を見て、
夫のニニギが仰天している場面です。
(宮崎市の日向神話館にて撮影)
この時生まれたのが、
神武天皇のお爺ちゃんになる
山幸彦こと彦火火出見尊です。
火の中で生まれ出たからか名前に
「火」が二つ、それに「出」も
付いていますね(笑)
ニニギさんは妻を支えるかの如く
富士山本宮浅間大社の相殿神として、
祭られていますので、
何となく夫婦の力関係までを
感じてしまうのは考え過ぎでしょうか(笑)
霊峰、富士山の神様に相応しい、
大らかな優しさと強さをもつ
木花之佐久夜毘売命を祭る
富士山本宮浅間大社、
そのご利益は無限大かも知れません。
御社殿
楼門から御社殿へ。
境内図。
大きな神社なのに、
御社殿周りはシンプルかつオープンで、
ウェルカムな雰囲気が満載です。
正面からの御社殿全景。
手前の拝殿、真ん中幣殿、
奥の本殿も楼門と同じく、
徳川家康の寄進です。
拝殿右、
武田信玄お手植えの桜(二代目)。
拝殿へ。
賽銭箱の珍しい神紋。
参拝。
神額。
まるでお城のように立派な本殿。
手前は境内社の三之宮。
本殿向かって左側、
富士山の「浄砂」(きよめすな)
右から拝殿、幣殿、本殿。
本殿真後ろからも参拝。
本殿左斜め後方からの遠景。
本殿、何度見てもカッコ良い!
反対側も側面から撮影。
空中回廊みたいな本殿、
何度見ても飽きません!
本殿をズームで撮影。
天照大神のお陰か、
この瞬間めっちゃ日が差してきたのです!
天照大神は、
妻のサクヤヒメにしてやられた
ニニギのお婆ちゃん。
家族総動員で僕たちを
歓迎してくれたのかな(笑)
再度拝殿前に戻って撮影。
家康さん、
ホント素晴らしいものを
造ってくれてありがとう!
ここでツーショットを完了し、
さらなる散策へと向かいます。
(続く)