人丸神社(福岡県新宮町)
温近知遠
温故知新ならぬ温近知遠(笑)
近くを訪ねて、遠くの事を知る?
ご近所にありながら
長年一度も参拝したこともなく
小さな神社があるくらいにしか
思っていませんでしたが、
やはり行ってみると
なにかに出会えるものです。
人丸神社へ
人丸と書いて「ひとまる」と読みます。
神社が鎮座するのは、
僕たちの家からは
車で15分ほどのご近所です。
公園の一角として、
参道は整備されています。
参道ですが、公園、
いえ、公園内に参道?
どっちでもいいか(笑)
この参道、
春には桜のトンネルになるでしょう。
案内版。
ここに神社の悲しい
歴史が書いてあります・・・
人丸とは、人丸姫の事で、
父、平景清が壇ノ浦の戦いで
負けて、日向の地に流罪となり
その父を京都から追って来た
人丸姫は亡くなり、
その墓は神社のある丘陵に
造られたというお話です。
へ~
人丸というと
柿本人麻呂を祀った神社が
各地にあるので、
その関係かと思いきや、
ここの人丸は、
お姫様の名前だったとは、
行ってみないとわからんものです。
明治三十二年寄進の鳥居。
御社殿へ。
クスノキが御社殿を
覆うように守っていて、
狛犬の代役?を
見事果たしています。
古い手水鉢を大切に
「現役」として使用しているのが、
素晴らしいですね。
お姫様に参拝。
本殿は覆屋タイプです。
そして、御社殿の裏には
杜が広がっていて、
いきなり別世界に入ります。
道っぽい流れがあるので、
歩いてみました。
公園が見えたので、
帰りはこちらから戻る事に。
参道になっている場所だけが
森になっていて、手前は公園として
綺麗に整備されています。
神社も含め公園として整備した事で、
小さな神社でも、
その存在を、少しでも
知って貰えるのではないでしょうか。
遊具もあり子供の遊び場としても
重宝されているようです。
気になった花。
公園に並行した
参道の森を見ながら歩いて出口へ。
近所の神社に京都から来た
お姫様が祭られている事を知り、
ここ人丸神社は、
やはり「温近知遠」な神社でした(笑)