香取神宮(千葉県)社頭〜楼門
「流星ワゴン」のロケ地
今回の旅から10年前の2015年、
僕たちは茨城県の鹿島神宮、神栖神社、
そしてここ千葉県の香取神宮を参拝し、
世に言う「東国三社詣」を完結しました。
中でも香取神宮の思い出は強く、
その理由は当時放映されていた
西島秀俊と香川照之主演のテレビドラマ、
「流星ワゴン」のロケ地だったからです。
なので、
「香取神宮」と言えば、「流星ワゴン」
このイメージになっています。
御祭神の経津主大神さん、
大変申し訳ありません!(汗)
参道
10年前の記憶を紐解きながら参道へ。

以前と変わらず参道脇には、
お店もあります。

あ〜ここで団子買った思い出が!(笑)

巨大な社号標と大鳥居。

この鳥居は僕たちが訪問する2ヶ月ほど前、
令和7年10月に、
大正時代から100年間の役目を終えた
旧鳥居に代わり、新築・竣工しています。

香取神宮名物、参道の燈籠群。

境内案内。
以前訪問した要石、奥宮などは、
この後の筑波山への長距離移動に備え、
時間短縮のため全てパスします。

圧巻の燈籠群は続きます。

神池前の一際デカイ燈籠へ。

大きさ比較の為、妻登場。

神池。
勅使門
総門に向かう前、
右手前の勅使門へ。

これは巨大ですね!

扁額。

「香取神宮勅使門 一棟」
以下、全文です。
「この勅使門は、
江戸時代中期の天明元年(1781)に
香取神宮大宮司邸の表門として
建てられたことが
棟札によって知られています。
大宮司邸は勅使を迎える
斎館の役割もあったと考えられますが、
残念ながら1946年頃の火災で焼失し、
この門だけが残りました。
規模は桁行三間(21.075尺)、
梁間二間(12.35尺)で、
形式は一重の切妻造、
茅葺の門で両袖塀が付属します。
この門は建ちの高い大規模な茅葺の門で、
香取神宮の大宮司家の
格式を示すものであり、
類例の少ない社家建築の遺例として
重要であることから、
令和四年に
千葉県指定有形文化財に指定されました。
香取神宮に遺る唯一の
茅葺屋根の建造物として
保存されています。」
昔は勅使をこの門から
斎館へと入っていったのでしょう。
また、偶然ですが、
そんな「勅使」を迎える日が、
僕たちが参拝した
4ヶ月後に迫っていたのです。

記念事業奉賛のお願いの中に、
「令和八年四月十四日 例祭勅使参向」
このようにあります。
伊勢神宮を除き、
天皇陛下の勅使が遣わされる神社は、
全国で16社のみですから、
香取神宮は皇室との繋がりも
深いものがあるのでしょう。
総門
次に総門へ。

総門下の鳥居をくぐると
右側に日本書紀に記された
香取神宮の御祭神についての
説明があります。

「日本書紀編纂千三百年
〜日本書紀と香取神宮〜」
以下、香取神宮関係の記述を抜粋します。
「令和二年は日本の歴史書である
「日本書紀」が完成して
1300年を迎えます。
日本書紀は奈良時代、
天武天皇(40代)の命により
編纂が始められ、
舎人親王によって撰進された、
最初の正式な歴史書(正史)です。
養老四年(720)に完成しました。
全三十巻で、神代から持統天皇(41代)
までが取り扱われています。
(中略)
さて、香取神宮の御祭神は「経津主大神」。
天照大御神の御神意を奉じて
出雲の国譲りの大業を成し遂げられ、
日本建国の基を築かれた神様であります。
この経津主神は日本書紀に記されているのに、
古事記には登場しません。
日本書紀には、度重なる葦原中国の
平定失敗に高天原の神々は、
次に遣わす神は経津主神が適任であるとした。
これに対し武甕槌神(鹿島の神)は、
「経津主神だけが雄々しい立派な神で、
私は違うのか!」
と激しく抗議した。
そのため経津主神に武甕槌神を副えて
葦原中国へ遣わした、とあります。
古事記の「国譲り」では
鹿島の神【建御雷神】に
天鳥船神を副えて遣わしたとありますが、
日本書紀は香取の神が「主」であり、
鹿島の神は「従」の関係となっています。
日本書紀と古事記とでは
こうも記述の相違があり
大変興味深いものがあります。」

総門へ。

ここをくぐると・・

真正面に手水舎があります。

式年大祭に向けて、
お色直しをしたのでしょうか、
手水舎の彫刻も輝いています。

清浄な水でお手水完了。
楼門
少し進むと楼門が見えてきます。

楼門は元禄十三年(1700)の造営で、
国指定重要文化財となっています。

正面。
神社のサイトには、
神額は東郷平八郎の筆によるものと
記されていますが、
訪問時はスルーしていました(汗)

楼門南側の随神様。

こちらは吽形。

拝殿側(北側)の狛犬(阿形)。
姿形は東大寺南大門、仁王像裏側の
日本最古の石造狛犬(中国獅子)を
ルーツとしているようです。

真横から。
この木彫り感、たまらんですね!

吽形。

よく見ると台座までが木彫りですね!
香取神宮、
今回は流星ワゴン以外の思い出も
たくさん出来そうです(笑)
(続く)