2017/12/31

蘇和(そわ)稲荷神社(広島県尾道市)

 

山口玄洞(やまぐちげんどう)

いきなり人の名前です(笑)

僕たちの尾道の旅第一日目最後の訪問地である

蘇和稲荷神社についてネットで調べていたら

この「山口玄洞」という名前がヒットしたのです。

とにかくもうビックリです!

この方尾道市の水道事業建設費の

ほとんどを「寄付」していました。

川が無い尾道にとって昔から水の悩みは尽きないもので、

大正時代、上水道を作ることになったのですが、

100年計画になるほど予算的に絶望的なものだったようです。

その話しを聞いた尾道出身で大阪で財を成した山口玄洞が

工事費として100万円(今の価値だと数億円)以上を寄付し、

尾道市が申し出た銅像などの名誉的なものを一切断り、

尾道市が強いて何かお望みをと言ったところ、

ただ信仰している蘇和稲荷神社を雑踏の中にある港の近くから

尾道駅前に遷座するのに協力して欲しいということだけだったそうです。

いや〜なんとも凄い人がいるもんですね!

カッコいいにもほどがあると言うものですよ!

ちなみに国から出た補助金は10万円ちょっと。

個人が100万、国が10万とは(笑)

また、この方、醍醐寺の大講堂(今の観音堂)や神護寺の金堂

延暦寺の阿弥陀堂など各地のお寺や神社や学校など分かっているだけで

500万円以上も寄付しているのです!

今で言えば数十億円なのでしょう。

その精神の根底にあったのは、医者だった父親が

貧しい人から薬代など貰わず、そのため山口玄洞の

家族は極貧生活だったことがあるようです。

自分よりも他人を中心に思う心。

先述の寄進して建てた三つのお寺のサイトを確認しましたら

醍醐寺と神護寺のサイトには「山口玄洞」が寄進して建てられたと

書いてありましたが、延暦寺には書いてありませんでした。

山口洞玄は常に「人知れずお金を出す」という意志だったので、

延暦寺は故人の意志を引き継いで

サイトには個人名は書いていないのかも知れません。

神社の話しだったのにこんなに前置きが長くなったのは

「アウトプットでインプットが洪水のように起きる法則」

にはまったからですね(笑)

蘇和稲荷神社へ

向島からのフェリーを降りて、商店街を通り

尾道駅前に鎮座する蘇和稲荷神社へ向かいます。

このアーケード、地方都市でよくある「シャッター街」ではなく

かなり活気があったのは、観光地である尾道だからなんでしょうか。

アーケードを出ると(尾道駅から言えばアーケード入り口)

学生時代、尾道に住んでいた作家の林芙美子の像があります。

何だか車に同化してよくわからないのでアップ写真も付けます(笑)

林芙美子アップ(笑)

文学とは無縁の僕ですが、ここでも一つ驚きのインプットがありました。

森光子のでんぐり返しで有名な「放浪記」という舞台劇、

林芙美子が自身の生涯を描いた小説「放浪記」が原作だったのです。

放浪記という名前や、でんぐり返しは知っていても

林芙美子は知らなかった僕にまた一つ、

知識を増やしてくれた尾道旅行バンザイです(笑)

そんな林芙美子像から上を見上げると

お〜またもや僕たちの泊まるホテルが見える!!

左の「尾道城」は歴史的にはお城とは何の関係もない場所に

ただ観光目的で建てられた「お城型展望台」で、

かなり前から廃墟となっていて、

鯱(しゃちほこ)も片側が崩れ落ちた状態のままで

何とも言えない姿ですが、

取り壊すにも莫大な費用がかかるらしく、

そのまま「放置」とされています。

尾道唯一のマイナス観光資源なのかも知れませんが、

僕は逆に廃墟マニアの聖地にでもすれば

観光資源としての再利用も可能だと思ったりもします(笑)

そして、ようやく神社に到着です。

あ〜長かった〜

道のりじゃなく、文章が(笑)

玉垣や冊などが一切無く、駅前のロータリーから

バリアフリー的につながる蘇和稲荷神社の境内です。

御社殿は新しい感じです。

稲荷社だと朱赤を連想しますが、

ここは落ち着いた色合いですね。

こちらが本殿。

拝殿の大きさのわりに本殿はかなりこじんまりしています。

また、拝殿の高さに合わせて石垣の上にお社が乗っていますので、

恐らく、拝殿が建て替えられる前の「お社サイズ」は

本殿の大きさに合ったものか、本殿のみだったのでしょう

(あくまでも推測です)

余談ですが、隣にあるホテルの神前結婚式は、

この蘇和稲荷神社の拝殿で出来るようでした。

以前の仕事がいまだに抜けない僕なんです(笑)

これで、尾道旅行第一日目が完了…

いや、まだこの後もありました(笑)

それにしても濃い過ぎる尾道の旅、すでに連載11回目ですよ!

いつまで続くのか先が見えない尾道旅行の思い出(笑)

 

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