鷹見神社(北九州市八幡西区)
鷹見神社だらけ
折尾駅〜八幡駅を中心に
いくつもの鷹見(たかみ)神社があります。
穴生の鷹見神社、市瀬の鷹見神社、
則松の鷹見神社、永犬丸の鷹見神社、
水巻町、猪熊の鷹見神社、
そして、ここ折尾、南鷹見町の鷹見神社。
また、高見(たかみ)神社という
大きな神社もあります。
同じ地域にこれだけ同じ名前の神社が
鎮座する地域は初めての体験です。
いつかは鷹見神社を全部訪問して、
その「謎」(笑)に迫ってみたいと思いますが、
今回の旅では
ここ鷹見町の一社のみを参拝しました。
鷹見神社へ
高校野球で有名な強豪校、
東筑高校を目印に車を進めて行き、
南鷹見町の鷹見神社に到着。
駐車場は本殿の裏手にありますので、
参拝だけならすぐ出来ますが、
例によって、僕は正面から入り、
写真を撮りながらの参拝なので、
一旦階段を下りて一の鳥居の前から
改めて本殿に向かいます。
僕たちの旅ではかなり貴重な「雨」(笑)
青空が無いのは少し残念ですが、
濡れた石畳は趣がありますね。
階段の途中にある猿田彦神。
注目したのは、アンカーボルトで
ガッチリ止められ、鎖で繋がれた
まるでロボットのような賽銭箱。
ここは、そんなに治安が悪い地域なのか?
天照大神の孫である
瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)が降臨した時、
道案内をした導きの神様である猿田彦神に
是非、良い行いをするよう
導いてもらいたいものですね!
途中の鳥居はギブスがはめられています。
比較的新しい鳥居なのに
このように補強が必要とは、珍しいですね。
もうすぐ頂上。
拝殿が見えてきました。
1月なのに梅が咲いています。
花のアップですが、
ピント合わせがちょっと…(汗)
そして、参道の途中にはいきなり機雷が!
ラグビーボールを
まん丸にしたような色とデザイン。
由来によると、
この機雷は戦前、
東筑中学校(今の高校)の卒業生で、
海軍中将、陸軍中将にまでなった二人から
「国家安泰、神のご加護」を願い
寄贈された日露戦争で
日本軍が使った機雷です。
大東亜戦争(太平洋戦争)中、
鉄金属の軍への供出要請の折には、
この品は軍から寄贈されたものであり
供出を免れたという逸話を
先代の宮司さんが語っておりました。
その宮司さん「波多野」姓なんですね!
この辺りで波多野(はたの)といえば、
ルーツは渡来人の秦(はた)氏といわれ
日本の産業や文化に貢献した先祖様です。
やはり神職になるだけの方なのでしょう!
拝殿にて参拝。
左奥が本殿。
かなり立派なお社(やしろ)ですね!
神紋は鷹。
その両脇には「ハート」マークが(笑)
強さと優しさが同居していますね!
歴史を感じさせる神額(扁額)です。
ここで僕の目に飛び込んだのが、こちら。
東筑高校の必勝祈願の千羽鶴。
ペナントに「東筑」と書いた作品は
本当に素晴らしいですね!
感動した!
鶴をアップすると、ただの折り鶴です(笑)
もう一つ僕が注目したものが、こちらです。
小倉在住の方から寄贈された
この周辺の神社めぐりの地図。
手作り感が満載で、
写真がモノクロなのが素敵ですね!
手描きだと、作った人の
思いがダイレクトに伝わって来て、
何だか温かい気持ちになれます。
そして、紹介されている六社のうち
五社はここの宮司さん(波多野さん)が
兼務していました。
氏子さんの協力はあるでしょうが、
やはり五社となると忙しいでしょうね!
この地図に感激して参拝は完了です。
鷹見神社は、バラエティあふれる展示物で
僕たちを楽しませてくれた、
素晴らしい神様でした!
今日の癒し
神社に住んでいるイヌに癒されました。
宮司さんが飼っているのか、
拝殿前の社務所兼自宅にいる犬は、
と〜ても人なつっこくて、
犬には全く興味がない僕でも
癒されましたよ(笑)