高住神社(福岡県添田町)後編

 

自然と一体化した神社

もともと神社は社殿などはなく

神様の依り代とされる岩や、山などを

崇拝していました。

飛鳥時代くらいから

仏教建築が盛んになり

それに対抗したのかどうか

分かりませんが、

神様にも社殿を造り祀っていこうと

今の神社みたいになったようです。

その依り代だった昔の形態も残しつつ、

社殿もあるのが、ここ高住神社でした。

高住神社本殿

この神社の本殿は、

岩にくっついていて、

昔、豊前窟と言われただけあって、

その「窟」の部分が本殿かも知れません。

あくまでも推測ですが。

ご由緒書きにあったように

「高住神社は、豊前坊天狗神

としても有名」ということで、

この背後の巨岩頂上付近には

大きな天狗の顔が見えます!

ズームで撮影した「天狗」。

まさに天狗様そのもの!

そして、もう一つズームで狙ったのが

こちらの食い込み(笑)

半端ない食い込み方です!(笑)

ご神体は岩の中なのでしょうか。

背後の崖に登って上からも撮影。

角度を変えてもやはり凄い光景です。

この姿を見てふっと思い出したのが、

群馬県に鎮座する榛名神社でした。

以前参拝した時に拝殿から見た

背後の巨岩。

こちらも巨岩に食い込んだ本殿。

榛名神社と高住神社は、

兄弟神社のようですね(笑)

ここで、高住神社に話題は戻ります。

吽形の狛犬。

阿形の狛犬。

そしてここで、妻が、

拝殿の下には八角形の石で囲まれた

気になるものを発見。

修験者達が使っていた

何らかのものかも知れません。

参拝。

やはり食い込みをバックに

ツーショット…と思いきや

食い込みが見えない(汗)

次に拝殿横の社務所で

御朱印を授与していただきました。

この神社に天狗と牛は欠かせませんね。

その天狗にまつわるものが、

こちらです。

大天狗の霊水。

豊前坊龍神。

冷たい龍神様の水で

身も心も引き締まります。

いや身は緩んだままですが(笑)

ここから山側に向けて歩くと

こんな光景が現れます。

小さな石の社。

結界が張られているので、

ここから参拝します。

ズームで撮影。

社の右側には、天狗か

山伏の石像があります。

石の社には、

○○龍神と書かれているような…

ここが先ほど霊水をいただいた

龍神様の古宮(奥宮)

みたいなものかも知れません。

さらに登ります。

ここは英彦山への登山口でした。

少し登ってみます。

巨岩と昔の石段。

この光景、修験者(山伏)たちが

山から降りて来そうな雰囲気です(笑)

田川高校の生徒さんが作った

高住神社から英彦山の山頂、

そして英彦山神宮への案内図。

長い間、野ざらしになって、

汚れているとは言え、

この看板があることによって

僕のように初めて訪問した人でも

英彦山のことがすぐに理解出来て、

本当に素晴らしいものです。

そして、僕たちの英彦山登山は

ここで終了(笑)

参拝を終えた僕たちは、

石段の参道を降ります。

ご神域から現実世界に

繋がる階段ですね。

もうすぐ現実の世界に到着(笑)

今日の発見

牛くじ神事。

一冊千円で5枚つづり、

なんと、特賞は五万円!!

牛くじを買う人数は、

地元、添田町の方が主で、

全国の人が買う宝くじよりも

かなり少ないでしょうから

当たる確率は相当高いかも!

そんな思いがしましたが、

僕は買っていません(笑)

そして、案内の横には、

昨年特賞が当たった方の

名前までが書いてありました。

(ここでは名前は消しています)

やはり町内の方のようですね。

 

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