黄泉平良坂(島根県松江市)
心霊写真
今回訪問した黄泉比良坂
(よもつひらさか)は、
心霊写真スポットと言う人も
いるようです。
しかし、
僕は心霊写真をあまり信じません。
何故ならば、
呪われた場所とか、
呪縛霊とか言っても
日本は戦国時代を代表として
全国各地で、
殺戮が繰り広げられているし
第二次世界大戦では、
全国津々浦々が空襲を受け、
広島、長崎の原爆以外でも
昭和20年3月10日の
東京大空襲では、
たった数時間で10万人が死に、
黒焦げになった身元不明の遺体が
公園など、至る所に
山積みされていたのですから。
要するに、
心霊スポット=日本全国であり、
特に東京、広島、長崎は
そのトップクラスと言えるでしょう。
しかし、今ここにあげた3つの都市は
現代の日本では有数な観光地でもあり
多くの人々が写真を撮っています。
しかし、心霊写真だらけというのは
未だに聞いた事がありません。
だから幽霊的なものが写り込むならば、
僕が撮ったブログの写真も
おそらく霊だらけなはずですよね?
ですから信じていません(笑)
黄泉平良坂へ
揖夜神社から車で5分ほどの場所に
黄泉平良坂はあります。
途中の道案内で確認。
駐車場に到着。
案内板。
あの世(黄泉の国)この世(現実世界)の
境とされる黄泉平良坂について、
「古事記」の内容から
二つのエピソードが書かれています。
一つは、イザナギが黄泉の国から
逃げ帰って来た時桃を投げた場所として、
もう一つはオオナムチ(大国主)が
黄泉の国に行った時、
スサノオに追いかけられ、
そのスサノオから「大国主」の名を与えられ
国造りを託された時の場所としてです。
どちらかと言えば、
前者が有名な話かな?(笑)
古い案内板。
先程書いた神話の中の一説である
黄泉平坂でイザナギノミコトが
追いかけて来た鬼に「桃」を投げつけ
追い払ったという場面が描かれています。
最新式の案内板。
2010年に公開された
北川景子主演の映画、
「瞬」(またたき)のロケ地ですが、
僕はこの映画、全く知りません(汗)
ここには先程の古い案内板にあった
桃のお話の絵の中にでていた
「桃の木」が植えられていて、
イザナギノミコトが桃に言った言葉が
記されています。
「桃ちゃん、僕を助けてくれたように
世の中の人たちみ~んなも助けてね
ヨロシク!」(超訳)
ここから黄泉平坂に入ります・・・
案内石。
パンフレット置き場。
ぱっと見た目でこれが
パンフレット置き場とは気づかないかも。
戦前に建てられた石碑。
「神蹟 黄泉平坂 伊賦夜坂伝説地」
ここが、黄泉平良坂。
天国(黄泉の国)への手紙。
手前の箱に便箋が入っていて、
亡くなった大切な人への気持ちを書き、
それを奥のポストに入れるというものです。
こんなものがあるとは
想像もしていませんでした・・・
正直、躊躇しましたが、
妻に亡くなった息子への気持ちを書いて
投函してもらい、ここを後にしました。
黄泉平良坂には池があり
鯉も泳いでいます。
しんみりなった僕たちが、
その池を眺めていると
一匹の赤とんぼが飛んできました。
黄金に光った赤とんぼ!
きっと妻のおばあちゃんが、
僕たちを励ますために
出てきてくれたのでしょう・・・
そして、すぐ傍の桃の木も一緒に
僕たちの気持ちを
慰めてくれたのかも知れません・・・
伊賦夜坂(いふやざか)
黄泉平良坂から山に入ると
塞の神、伊賦夜坂へと続きます。
この案内に従い山の中へ。
う~ん意外と遠い・・・
道草を食いすぎているため、
時間が無いので今回は断念、
いや本当は体力が無いからかな(笑)