大樹寺(岡崎市)本堂・宝物殿

 

主目的

ここ数年、旅の主役は墓参り(笑)

大樹寺訪問の主目的もお墓と位牌です。

先に松平八代墓へお参りを完了し、

次に宝物殿に安置された

松平八代と徳川歴代将軍位牌へと

向かうのですが、

ここは本堂で拝観料を納め、

内部廊下を通ってのお参りとなります。

パンフレット

まずは大樹寺のパンフレットを確認。

外観写真が載っているものは、

全て巡ってみましたが、

境内図に描かれている神社二つは

失念しております(汗)

僕たちが訪問した3日後から

こんなイベントが催されています。

きっと大勢の方で

賑わったのでしょうね!

本堂

松平家の廟所参拝後、本堂へ。

手水舎。

手水舎向かいの鐘楼。

「寛永十八年(1641)

三代将軍徳川家光公の建立。

楼上の大鐘は

九代将軍家重公改鋳の名鐘である。」

(パンフレット記載文より)

安政四年(1857)

徳川十三代将軍家定公再建の本堂。

「大樹寺沿革」

以下抜粋です。

「応仁元年(1467)八月二十三日

井田野の合戦で多くの戦死者が出たので、

松平四代・親忠公は

勢誉愚底上人せいよぐていしょうにんに帰依して

七日七夜の別時念佛会を修し、

敵味方の別なく千人塚を作って葬った。

その後、文明七年(1475)親忠公は、

熱心な念佛者となり、

愚底上人を開山として

大樹寺を建立し菩提寺とした。

松平第九代の家康公は十九歳の時、

桶狭間の合戦で今川義元が

織田信長に殺されたので、

身の危険を感じ、

大高城から大樹寺に逃げ帰り、

先祖の墓前で自害しようとした。

大樹寺住職登誉天室上人とうよてんしつしょうにんはこれをとどめ、

「厭離穢土・欣求浄土」の教えを説き、

家康公の浄土念仏の尊さを教えた。

それ以来、家康公は熱心な念佛者となり、

生涯この「八文字」を座右の銘とした。」

松平四代・親忠公の遺徳が、

家康さんにも引き継がれたのでしょうか?

それにしても赤十字社もない大昔(笑)

敵味方なく供養するとは、

相当な人物だったはずです。

本堂内部。

ここで妻が雄叫びを(笑)

「あっ、同じ漢字だ〜!」

「お静かにお願いします」の

「静」の漢字が妻の名前と同じ

パソコンで漢字変換ができない

「しず」が使われていたので、

二人して感動し、

また勝手なご縁を感じています。

雄叫びの後の参拝。

ご本尊、

「木造 阿弥陀如来坐像」

(平安末期)

「一光千体阿弥陀如来で

後背の千体もの阿弥陀仏と共に

慈悲にみちたお顔で私たちに

救いの手をさしのべている。」

(パンフレットより)

「家康公と背くらべ」

家康さんので身長は、

妻と全く同じ159cm!

ここでも親近感しかありません(笑)

宝物殿(位牌堂)

本堂で拝観料を納め、

宝物と松平八代・徳川歴代将軍の位牌へ。

「宝物殿(位牌堂)」外観。

内部は撮影禁止なので、

パンフレットで

再確認してみます。

右上が位牌で、

亡くなった当時の身長と同じ高さで

作られているとのことです。

また、

宝物で一番感動したのが、

右下の「貫木神かんぬきじん」です。

これについてお寺の沿革には、

以下のように書かれています。

「桶狭間の合戦後、家康公を追う

野武士の一隊が大樹寺を囲んだが、

大力無双の祖洞和尚が

門の貫木を引き抜いて奮戦し、

敵を退散せしめた。

これを大樹寺の陣という。

家康公はこの貫木を

「開運の貫木」として尊信したが

今もこの貫木は大樹寺に安置されている。」

貫木は立派なお社の中に安置され、

僕たちは人生で初めて、

貫木に向かって参拝しました(笑)

徳川家康公霊夢像

本堂向かって右前に

家康公の石像があります。

その名も

「徳川家康公霊夢像」。

「霊夢」とはレアな名前が

付けられていますね!

案内を抜粋すると

以下になります。

「祖父 家康公への崇敬の念が強かった

徳川三代将軍 家光公が、

しばしば夢に現れる家康公の御姿を絵師

狩野探幽に写させた一連の画像が

「東照大権現霊夢像」と呼ばれる作品群です。

この石像は、十数点に及ぶ

東照大権現霊夢像のうち、

寛永16〜18年

(1639〜1641)頃に制作された

正面向きの束帯像

(徳川記念財団 蔵)をもとに、

石都 岡崎産の花崗(御影)石にて、

徳川家康公顕彰四百年記念事業の

一環として建立したものです。」

やはりここにも家光さんが

絡んでいましたか(笑)

お爺ちゃん大好きが高じて、

夢の絵までを描かせるとは、

家光さん、最高ですね!

大樹寺の最後は、

いつものこれで〆(笑)

 

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