永平寺(福井県)大庫院
大きなご利益
大本山永平寺のトップを
「貫主」と言います。
曹洞宗のサイトを見ると、
本年(令和六年)初めに就任された貫主は
今年で97歳の方なのです。
僕の父親よりも年上とは、
正直驚きましたが、
長年修行を積み重ねると
年齢を超えて活躍できると言う
お手本のような人なのでしょう。
この方の存在を知っただけでも
永平寺参拝の大きなご利益を
いただいた気持ちです(笑)
案内図
まずは案内図を確認。
今回は、光明蔵・妙高台
〜大庫院〜浴室〜祠堂殿を巡り、
吉祥閣へと戻ります。
光明蔵・妙高台
承陽殿から
再び法堂を通って伽藍東側へ。
回廊にある白山水。
以下案内です。
「白山水は白山連峰に連なる湧き水で、
開山道元禅師の真前にお供えする霊水である。
白山妙理権現は白山の守護神で、
道元禅師との関わりは深く、
法孫である曹洞宗の僧侶は
現在も一人一人の守護神として
朝夕祈りを捧げている」
この回廊、昔懐かしい
学校の廊下を思い出すな〜(笑)
光明蔵。
案内板は「大光明蔵」の表示。
歴史とともに箔がついて
「大」が付くようになったのかな?(笑)
左奥が妙高台。
大庫院(だいくいん)
回廊を少し降り
大庫院へ向かう途中に見えてきたのが、
こちらの建物です。
瑞雲閣。
案内には、
「大庫院ノ一部二シテ貴賓ノ接待所二充ツ」
このように記されていますので、
参拝する所ではありません(笑)
大庫院の玄関。
大庫院 構造模型。
「地下一階地上四階の木造建築で、
昭和五年(1930)の改築です。
一階には食事を司る典座寮があり、
正面には「韋駄尊天」が祀られています。
道元禅師は食事を作る側の心構えとして
「典座教訓」を、
いただく側の心構えとして
「赴粥飯法」をお書きになられています。
(パンフレットより)
「飯が出来たぞ〜」の合図を送る銅羅。
ここでは、
そんな下品な言い方はしないかな(笑)
大庫院名物「大すりこぎ棒」。
大きさ比較の為、妻登場。
「韋駄尊天」が祀られている部屋で、
ここで修行僧に食事を出す前の儀式を
毎日行うようです。
食べられることを感謝しつつ
韋駄尊天に参拝。
失礼してズームで韋駄尊天様を撮影。
大庫院前の庭。
正面奥には僧堂、右には仏殿、
左には中雀門・回廊と、
素晴らしい景色ではありませんか!
浴室
次は、東司とともに、
修行の場である浴室へ。
入口のみ撮影。
「淋汗」の文字が見えていますが、
これが浴室という意味なのかも
知れません。(推測です)
次に祠堂殿に参拝。
出口。
「転倒注意」の絵看板を見て
思わず笑顔に(笑)
これは
「最後まで気を抜いては行けない」
という道元禅師様の教えなのかも
知れませんよ!
最後に唐門(勅使門)前でツーショット。
これで今回の福井旅は完了し、
小松空港へと向かいます。