可愛山陵(えのさんりょう)(鹿児島県薩摩川内市)
神話の世界への誘い
巨樹に癒されまくった僕たちは、
神社の隣がというか、神社の敷地の多くが、
「可愛山陵」となっている事を知りました。
そして、
新田神社の社務所を抜けて横の階段に出ると
いきなりこんな光景に出会います。
ここは、天照大神
(あまてらすおおみかみ)の孫であり、
天孫降臨で有名な瓊瓊杵尊
(ににぎのみこと)のお墓です。
新田神社に参拝しなければ、
知る事が出来なかったでしょう。
歴代天皇の陵と同じく
宮内庁の管轄となっています。
ここを訪問してから僕は
「陵」にも興味を持ち始めてしまい(笑)
調べてるうちに鹿児島県には
可愛山陵を含め、
神代三代のお墓があるということを
知りました。
神代三代とは初代の神武天皇の
お父さん「鵜草葦不合尊」
(うがやふきあえずのみこと)
お爺ちゃん「火火出見尊」
(ほほでみのみこと)
ひいお爺ちゃん「瓊瓊杵尊」
(ににぎのみこと)を指します。
陵の前はこんな大クスが守っています。
僕たちがこの前で
大クスのパワーを感じていたとき、
モンキアゲハが一羽飛んで来ました…
きっと妻のおばあちゃんが
神様と一緒に歓迎してくれたのでしょう!
この森は「巨樹の森」と言えるほど
大クスだらけです。
帰りは神社を通らず、
直接陵の階段を下りて入り口まで戻ります。
可愛山陵の入り口
案内板はかなり風雪に耐えて来たようです…
いや、南国鹿児島なので、
風雨でしょうか?(笑)
かなり文字は薄くなっていましたが、
この案内板のお陰で、
少し知識が増えました。
案内によると、
明治7年7月に当時の宮内省において
太政官布告により
ここが瓊瓊杵尊の陵と定められたそうです。
神様のお墓を特定するなんて、
難しかったことだろうな〜
と思って調べると
ここ以外に何カ所も
「ここかも知れない」という場所はあって
その多くは宮崎県にありました。
そして、陵を調べている中で、
「陵」と書いて「みささぎ」と読むことも
知りました。
だから可愛山陵の読み方は
「えのやまのみささぎ」となります。
やっぱりアウトプットすると、
知識が増えますね〜(笑)
今日の発見
癒しでは無く発見(笑)
なんと「陵」にも御朱印ならぬ
「陵印」があることを知りました!
ただ、神社とは違い、
陵ごとに置いてあるのではなく
陵墓監区事務所というのが
関東と関西にいくつかあって、
そこに歴代天皇123個と
神代三代の御朱印が分散されて
置いてあるのです。
ですから、実際に現地に行かなくても
事務所に行けば押せる
システムでもあるようです(笑)
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