富士山本宮浅間大社・楼門

 

ルート

静岡旅二日目のドライブルートを、

丸と線で描くとこんな感じです。

ダイワロイネットホテルぬまづを出発、

富士宮市の富士山本宮浅間大社を参拝、

富士山の裾野を時計回りに一周しながら、

本栖湖〜河口浅間神社〜

北口本宮浅間神社を巡り、

富士山を離れた後、

家康が鯛の天ぷらを食べたという

藤枝市の田中城に立ち寄り、

最終目的地の

富士山静岡空港へという

富士山三昧な一日となっています。

参道

この日の天気は曇り。

正直、富士山の姿を見るのは、

ちょっと厳しいかと思いつつ

ホテルを出発したのですが、

それは全くの杞憂でした(笑)

一の鳥居前。

曇ってはいるけれど、

雲は富士山の後方で、

その勇姿がしっかり見えています。

僕が以前参拝した時は、

晴れていたにも関わらず、

富士山は全く確認できなかったのに、

今回は曇りでもクッキリと見えるとは、

やはり「富士山に愛された女」(笑)

妻の深い思いがあってこそなのでしょう。

社号標と富士山。

何故か、つい右側の突起、

宝永火口に目が行きます(笑)

参拝開始。

三の鳥居。

狛犬(阿形)

狛犬(吽形)

流鏑馬像。

以下、案内の抜粋です。

「流鏑馬祭縁起」

「社伝によれば建久四年(1193)五月

源頼朝が富士の裾野で

鎌倉武士を率いて巻狩を行ったとき

当浅間大社に参詣し、

流鏑馬を奉納したのに

起因すると言われる古義である。

当大社所蔵の天正五年(1577)の

富士大宮御神事帳や、

慶安三年(1650)の

富士本宮年中祭礼之次第にも

五月五日の条に

五月会流鏑馬と記載されている。

又その当時の古文書、朱印状等によれば、

武田勝頼より流鏑馬料、

豊臣秀吉及び徳川家光よりは

御朱印地の寄進があり

神事祭礼として国家安寧のため誠を尽くして

齋行するように下知されていたことを

知ることができる。」

建久四年(1193)五月と言えば、

まさに曽我兄弟仇討ちの時で、

その後、源範頼が修善寺へ流される

契機ともなった巻狩りです。

また、武田勝頼に関連して、

以前訪問した設楽原歴史資料館で、

富士山本宮浅間大社には、

武田勝頼の富士山前立て(兜)が

奉納されているのが

紹介されていたことを思い出しました。

こちらは、設楽原歴史資料館の

ダンボール武田勝頼公(笑)と

テンガロンハットっぽい前立てですが、

本物も富士山の形をしているようで、

いつかは神社所蔵の実物を

見てみたいものです。

流鏑馬像近影。

この角度から見ると、

めっちゃ躍動感あって最高です!

流鏑馬好きの妻と共に(笑)

流鏑馬神事のレリーフ。

楼門(随身門)

流鏑馬で盛り上がった後、

さらに進みます。

石橋。

手入れが行き届いた池。

楼門前を横切る広い道。

実はここ「桜の馬場」と呼ばれる、

「流鏑馬ロード」なのです!

流鏑馬ロード片側の起点、

楼門の東側、横参道入口。

ここはまさに流鏑馬をやる為の道・・・

流鏑馬やるしかないでしょう(笑)

再び楼門前へ。

楼門は慶長九年(1604)

徳川家康が関ケ原の戦勝祈願成就のお礼に

寄進した社殿の一つです。

楼門前の「鉾立石」

「その昔四月・十一月両度の

大祭礼に山宮へ御神幸の際

鉾を立てた石です。」

このように記されています。

楼門横の手水舎。

富士山の湧水でしょうか、

めっちゃ綺麗な水に

テンション上がりまくる妻(笑)

楼門内へ。

注目は、こちらの案内です。

「随身像(ずいじんぞう)」

「慶長十九年(1614)二月造立・

石川清助(甲州河内下山住番匠)作」

なんと随身像の造立年や作者までが

判明しているのです!

何故、ここは駿河(静岡)なのに

甲州(山梨)の人が造立したのかと思い、

Wikipediaで調べると

以下が記されていました。

「下山大工は石川・竹下両家を中心とした

在方大工で、両家は戦国期に

河内地方を領した穴山氏の本拠である

下山城下町(身延町下山)に居住し、

穴山氏から諸役免除を受けた

役引大工としての由緒を持つ。

(中略)

静岡県富士宮市の

富士山本宮浅間大社楼門左神像には

慶長19年(1614年)に石川家が

造営に携わっていた内容を記す銘文があり、

中世にはすでに広域的に活動した

大工集団であったと考えられている。」

武田信玄・勝頼の家臣、

穴山梅雪(信君)とも

繋がりがある大工集団だったのですね。

随身像(阿形)。

随身像(吽形)。

楼門をくぐり、

御社殿へと向かいます。

(続く)

 

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