日出(ひじ)城の旅

 

徳川政権下の豊臣氏

日出城の説明によると、豊臣秀吉の正室の兄の三男、木下延俊が藩祖。

徳川時代に豊臣の系譜が続いていたとは、知りませんでした。

しかも公文書などには木下とともに

「豊臣」の姓を明治維新まで引き継いで使っていたのです。

昨日書いた関ヶ原で東軍(家康の味方)として活躍したからこそ

この日出藩を貰えたのでしょうね。

日出城へ

豊後森藩の飛び地にある大山積神社から車で10分くらいで、

海辺のお城「日出城」につきます。

車は、観光案内所に無料駐車場がありますので、

ここに停めて散策します。

僕たちの散策コースは、現在地からスタートし左回りに海沿いの端まで半周し、

また戻って来て月見櫓があったところまでの予定です。

 

 

石垣がいい感じで残っていますね!

天守台は日出小学校になっていて、その門の左には「時鐘」(じしょう)が

吊るされて、今でも児童がこれを鳴らすそうです。

太平洋戦争当時に供出もされず生き残ったこの鐘を大切にしているのが、嬉しいです。

天守台の石垣。

少し行くと海側になります。

ここが「城下かれい」(しろしたかれい)で有名な「城下海岸」

高級魚を味わう財力はありませんので、

城下の雰囲気だけはた〜っぷり味わって来ました(笑)

海側の天守の石垣

西側にずっと行くとこのような祠がありました。

人柱になった方を供養しています。

案内によると昭和35年、築城寺に人柱になった方の棺と遺骨などが見つかったそうです。

人柱祠の近くには稲荷神社もありました。

参拝。

木の根っこが石垣を圧迫しているので、なんか養生が必要かと思います。

石垣の目の前には静かな別府湾が広がっています。

別府湾に向かっていくつか建っている碑の中に

「軍艦海鷹の碑」(ぐんかんかいようのひ)があります。

小さい頃から軍艦に興味があった僕は、商船を改造した空母「海鷹」が

アメリカとの戦争末期に別府湾に着底した写真を知っていました。

海鷹の乗組員の鎮魂のためと世界平和を祈念して建てられたと書いてあります。

しかし…

犠牲者は乗組員以外にもたくさんいました。

日出城の天守台にある日出小学校の「小田先生」の殉職碑が、

こことは別の場所に、ひっそりと、

まさに気をつけて見つけないと見落としてしまうような場所に建てられています。

空襲中に生徒を誘導していて命を落としたそうです。

海鷹がこの城下海岸に曳航(ひっぱってくること)されず、

豊後水道で生存者を救助後、沈没処分にしていたら米軍の目標にもされず、

小田先生や、この周囲の住民で助かった人もいたはずです。

でも、あの時はみんな勝つ事で必死だったのですから

仕方なかったのでしょう。

海鷹乗組員にも小田先生にも合掌です。

小田先生の碑のすぐ後ろの石垣に何故かモデルガンが置いてありました。

日出小学校の子供達がここで遊んでいて忘れて帰ったのでしょうか?

先ほど知ったばかりの小田先生が銃弾に倒れたことを

またすぐに思い出すきっかけになり、

故人が僕たち二人に「みんなに僕のことを伝えてね!戦争は悲惨だよ!」

と言ってくれたような気になりました。

な〜んか不思議な体験だな〜。

そして、また別府湾前の碑似戻ります。

高浜虚子親子が日出城を訪問したときの「句碑」

今の所、俳句などには興味が薄いので、碑があったという写真を撮影(笑)

ここから天守台に登る階段があり、これがまた渋くて素晴らしいものです!

ここを登り切ったら天守台です。

が….

小学校なので入れません(泣)

小学校を背後にし撮影した風景。

別府湾の向こうには高崎山も見えていますね!

石垣の素晴らしさに見入っていた僕たちですが、説明によると

日出城の石垣は石垣造りで有名な

穴太衆(あのうしゅう)が手がけたそうです!

ここで、ツーショット。

ここからまた元来た道を戻り、お城正面の小学校正門へ行きます。

お堀だったところは散策できる公園のようになっていましたので、下りてみました。

小学校正門入口の部分のお堀は埋められていますが、

ここを通過して向こうのお堀までいけるトンネルがありまhした。

トンネルを抜けるとこんな感じです。

小学校の体育館でしょうか、デザインが櫓のようで、景観にあっていますね!

日出町をあげて城下の雰囲気を作ってくれています。

この通りの一角にある、二つ残った櫓のうちの一つ隅櫓(鬼門櫓)を見にいきました。

なんか少し新し過ぎる感じですが、昔からの建築物ですよ(笑)

日出城、はじめて訪問しましたが、遺構も大切にされているし

素敵な町並みで僕たちを大歓迎してくれた素晴らしいお城でした!

今日の癒し

お堀の中の水辺に咲いていた可愛らしい花。

戦う為、守るためのお堀が、現代では僕たちの癒しの場に生まれ変わっていました。

小さいからこそ癒される白い花。

 

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