富士山本宮浅間大社・湧玉池

富士山の恵み
富士山の雪解け水が
溶岩の間から湧き出し
その水は富士山本宮浅間大社の
湧玉池(わくたまいけ)に
絶え間なく注がれ、
その後、神田川となって
下流へと向かいます・・
中学生の頃だったか、
湧水が多い富士山周辺は水道料金が
日本一安いと習った記憶があります。
そんな半世紀以上前の記憶を
引っ張り出して、
現在はどうなっているのか
調べてみたところ、
富士山とは無関係な(笑)
兵庫県赤穂市が
ダントツのトップで全国一安く、
僕が住んでいる地域と比べ、
4分の1程度の料金でした。
しかし・・
実は隠れ1位がいます(笑)
インスタ映えスポットの
浮羽稲荷神社が鎮座する
福岡県うきは市は上水道がなく0円!
蛇口からは湧水がそのまま出るという、
ここも自然の恵をダイレクトに
享受している町なのです。
話はランキングに戻って、
2位と3位は、
富士の裾野に位置する、
静岡県の永泉町と小山町が入り、
富士山の湧水=水道料金安いという
定説を裏付けてくれています。
永泉町のお隣の三島市、
泉頭城跡の柿田川公園の思い出は、
溢れんばかりの湧水でしたから、
よ〜く理解できますね。
ただし、
富士山の裾野の町に住むと
単に安いというだけでなく、
「富士山の湧水で体が満たされる」
こんなプライスレスなご利益が
もれなく付いてくるのですから
これはもう、たまりません!
富士山本宮浅間大社の境内社、
水屋神社では、
その一端を体験させていただき、
僕たちの体も富士山の湧水で、
少しは浄化されたはず・・かな?(笑)
天神社
本殿の参拝を終え、
右側の天神社へ。
天神社に参拝。
やはりいらっしゃいます
菅原道真公ゆかりの牛ちゃんが(笑)
水屋神社
次は冒頭に書いた
水屋神社へと向かいます。
素敵な水屋神社の案内。
カモちゃんもお出迎え。
「国指定特別天然記念物 湧玉池」
「この池は霊峰富士の雪解けの水が
溶岩の間から湧き出るもので
水温は摂氏十三度、
湧水量は一秒間に二、四キロリットル、
年中殆ど増減がありません。
昔から富士道者はこの池で身を清めて
六根清浄を唱えながら
登山するならわしになっております。」
「つかふべき数にをとらむ
浅間なる御手洗川の
そこにわくたま
平兼盛」
このように案内されています。
Wikipediaによると
平兼盛さんは平安時代の人で、
駿河守としてこの地に赴任しているようで、
この歌から「わくたま」の名前が
付けられたのかも知れません。
社頭。
参道の上は藤棚で、
藤の花の季節には、
富士山の「ふじ」と藤の木の「ふじ」、
二つの「ふじ」を満喫できる
何とも贅沢な体験ができる
仕掛けになっています。
お〜湧水だ〜!
これは素晴らしい!
湧水の案内。
「この御霊水は、霊峰富士の
御神体に滲み込んだ天水が
ながい年月を経て湧き出している神水です。
どうぞ、水徳の神、浅間大神の御神徳として
いただいて下さい。」
このように書かれていますので、
お言葉に甘えて、
僕たちも神水をいただく事に。
妻、御神徳、
いただきました〜!
続いて僕もいただき、
浄化されたであろう体で参拝へ。
参拝。
その後、社頭右側で気付いたのが、
こちらの禊所です。
お〜ここがあったのか!
本当は先に禊がないと
いけないのでしょうが、
まあ、後からでも、
神様は優しいので、
許してくれるはず(笑)
全身禊中の妻。
湧水って、
とにかく気持ちい良い〜!
稲荷神社
少し東側に歩くと
稲荷神社が見えてきます。
参拝。
厳島神社
稲荷神社の横には、
神橋があり、
これを渡ると池中には、
厳島神社が鎮座しています。
神橋。
神橋から見た水屋神社方面の景色。
反対側、下流の景色。
厳島神社に到着し参拝。
ここも両脇には、
藤棚が設られていますね!
神橋を渡りきり、
振り返って撮影。
どこまでも透き通った水、
たまらんな〜!
神田川
湧玉池を水源として
流れ出る川の名は、「神田川」。
「かんだがわ」と聞くと、
条件反射的にフォークグループ
「かぐや姫」の神田川が
脳内再生される世代の僕たちです(汗)
橋の右側が湧玉池、
左側が神田川。
湧玉池から〜の〜
神田川〜!
さすが富士山の湧水、
水量が半端無し!
下流は公園になっていて、
今度は、
「市民の憩いの場」という
ありきたりなフレーズが
脳内再生された僕でした(笑)
駐車場に戻り、
富士山一周スタートです。