五郎山古墳館・石室探検/那国王の教室
統率力
K氏のバスツアー参加で、
一番印象に残りかつ感銘を受けたもの、
それは、
神社でも古墳でもなく、
K氏の卓越した統率力です。
ある一人の参加者から
「もっと集合時間を
はっきりしてください!」
バスの中でこんな声が出た時の
K氏の返しは「神」でした(笑)
「あ〜すみませんね〜、
私のツアーは、
結構ゆる〜くやってるので、
大体このスタイルなんですよ。
これについて来れない人は、
なかなか参加は難しいと思いま〜す」
軽くいなしながらの絶妙なこの対応に
僕も妻も心の中で大拍手!!!
そうなんです、
今回のK氏のツアーでは、
行き先は書いてあっても
どこに何時に到着なんて、
明記されていないのですから(笑)
バスツアーに集まった
40名以上にのぼる不特定多数の
老老男女(笑)をまとめるK氏の姿に
とても頼もしく、
誇らしい思いがしたものです。
ちなみにK氏はこの後、
都度、バス集合時間を
細やかに案内されていましたので、
声をあげた方も
バスツアーを終えた時の充実感で、
K氏のファンになっているのではと
密かに思っております(笑)
五郎山古墳館へ
ゆるいと言えば、
資料の表紙には、
五郎山古墳が、「五郎丸古墳」と
記されていた事です。
僕は最初気付いてなかったのですが、
バスから五郎山古墳に歩く途中、
参加者のお一人が、
「五郎丸古墳って、
ラグビーの五郎丸みたいね!」
こんな話をしていたので、
「え?五郎丸?
五郎山じゃなかったっけ」と
改めて表紙を見返したら

五郎丸でした(笑)
実際に「五郎丸古墳群」というのは、
糟屋郡志免町や北九州市にあるようなので、
それはそれで気にはなっていますが、
このゆるさ、ゆとりがあればこそ、
僕も妻もK氏の教室が
楽しくて仕方ないのですよ!

バスの中で解説中のK氏。
口調は穏やかで優しく、
内容は深く濃くといった感じで、
みなさん興味津々で、
僕の前の席の方などは、
一言一句を聞き漏らさないよう
前のめりになりながら、
メモしまくっておられました。

バスを降りるK氏&御一行様。

道標。

住宅街を抜け、
もうすぐ五郎丸・・
じゃなかった(笑)
五郎山古墳館に到着です。

古墳館側面。

「五郎山古墳館」の表示とロゴ。

玄関から中へ。

古墳時代(多分)の兜と鎧の模型。
手作りなのでしょうが、
愛情がこもった秀作ですね!
ここで40名以上の御一行様は、
先に古墳見学に行く組と、
館内を観覧する組とに分かれ、
僕たちは館内からのスタートです。

まずはビデオで概略をインプット。
装飾壁画の解析
パネル展示では、
壁画についての詳しい解説があります。
以下、抜粋と要約です。

右。
「ハイビジョンで撮影した壁画を
コンピューターで補色したもの。
岩肌への細かい描写は難しく、
当時の人は、描こうとしたものの特徴を
簡潔に表現しています。
例えば「船」はゴンドラのように
舳先と艫を強調しています。」
左。
「◎は太陽、弓を引く
騎馬人物の馬の尾の上には
赤い縁取りの旗指し物が描かれ、
この人物は五郎山古墳の
被葬者ではないでしょうか。」
この騎馬人物は、古墳館の
シンボルマークになっていますね!

見れば見るほど愛着が湧く絵です!

右。
「神殿に祈りを捧げる女性」
左。
「盾を持つ騎馬人物」
「騎馬人物の左手の赤い棒は剣か槍、
右手のは盾、左の2頭も
馬ではないでしょうか。」

右。
「靭(ゆき)」
「鼓の様な形をしたものは、
「靭」という矢を入れる筒で、
上に見える赤い棒は「矢」です。
人物と比較して大きく描かれているのは、
靭が死者の魂を守護すると
考えられていたからです。」
左。
「槍か矢が刺さった猪」
この表題通りの絵ですね(笑)

右。
「魂を運ぶ船」
「玄室左の壁画に描かれた船の絵です。
船の中央に描かれた
四角い箱のようなものは、
死者の魂を入れた
「棺」とも「屋形」とも言われ、
船の周りに散らばる珠文は、「宿星」
(夜空に散らばる星)で、
このことから死者の魂を乗せ、
夜の冥界にこぎ出す
船の図ではないかと推測されます。」
左。
「魂を導く鳥」
「両翼を大きくへの字型に広げて
飛ぶ鳥の絵です。
この時代には大鳥が冥界に
霊を先導して飛翔するという
鳥霊信仰が存在していました。
船の絵も描かれていることからも、
死者の魂を乗せた船を冥界へと
導いている様子と捉えることができます。」
絵を描いた古墳時代の人、
相当にデフォルメ技術が高い
壁画の先生のような人物だったようで、
現代ならば画家や漫画家として、
飯を食っていけるかも知れません(笑)
石室探検(リアル編)
五郎山古墳館の真骨頂は、
古墳の石室を忠実に再現してあり、
それを「探検」できる事です。

「石室を探検しよう」
そう、「体験」じゃなく「探検」、
この二文字に僕たちのワクワクは
止まりません(笑)

お〜狭い穴だ〜!

探検らしくヘルメットとランタンも装備、
と思ったら・・・

みんなヘルメットは着けず、
自己責任で頭を守ることに(笑)
数が足りないからかな?
でもランタンはこの通り持ってます。

こりゃ〜凄い!
天井も低くて、これを造った人の
気持ちに寄り添えそうです(笑)

お〜石室が見えてきた!

あった〜!盾を持つ騎馬人物が。

こりゃ素晴らしい!

石室の天井まで撮影。

しゃがんで戻ります。
石室探検(見学路編)
この石室探検、
一度では終わらないのです。

なんと入口から石室までの道が、
まるでモーゼの十戒で海が割れる如く、
左右に分かれていきます!

少しづつ開き・・

お〜道が出来た〜!!

羨道を立って見学。

石積みもリアル。

前室。

石室に到着。
五郎山古墳館、
めっちゃ楽しくて、
癖になりそうです(笑)
(続く)