八幡宮(福岡県糸島市)

 

巨大肥前狛犬に会いに行く

肥前狛犬といえば、

肥前国(今の佐賀県と長崎県)

独自の石文化で、

コンパクトで可愛らしい姿が特徴です。

そんな肥前狛犬の

可愛らしさはそのままで、

コンパクトでない、というよりも

「巨大」なのが八幡宮にいるとの情報を

神社探訪・狛犬見聞録」という

狛犬情報満載のサイトによって得た僕は、

早く行ってみたくて仕方ありませんでした。

糸島市は福岡県ではありますが、

佐賀県との県境です。

福岡県西部と筑後地方の神社には、

肥前狛犬が点在していて、

ここ八幡宮もその一つでした。

八幡宮へ

長野川の前に鎮座する八幡宮へは、

この橋を渡って行きます。

コンクリ製の橋ながらも

擬宝珠付きの欄干で、

実に風情ある参道になっています。

境内が見えてきました。

下を見ると、この石段のあちこちには、

大小の丸い穴が開けられています。

推測ですが、江戸時代までは、

手水鉢などにも多く見られた

安産祈願、子宝祈願の

「盃状穴(はいじょうけつ)」でしょう。

石段で盃状穴を発見したのは、

恐らくここが初めてで、

一人で感激していました。

修復跡のようなものもありますが、

柱が分割されているのは、

作りとしては肥前鳥居ですね。

戦前の社格は「郷社」

そしてここで目を引くのが

こちらの案内です。

「楼門礎石」

建物が失われたのは残念ですが、

礎石だけでも大切に残しているのは、

素晴らしいことですね。

御由緒。

宇佐八幡宮を勧請したのかと思ったら、

「山城国(京都)南男山の

神霊を勧請し・・・」

と書かれているではありませんか。

男山といえば、

旧称が男山八幡宮でもある

石清水八幡宮の鎮座する場所ですから

恐らく石清水八幡宮を勧請したのでしょう。

九州にはこの神社以外にも、

宇佐八幡宮からではなく、

石清水八幡宮からの勧請という

神社がいくつも見られ、中には、

宇佐神宮と同じ大分県の八幡宮でさえ、

地元宇佐ではなく京都からの勧請という

杵築市の若宮神社のような例もありました。

手水舎。

古い石の手水鉢。

こちらも縁には盃状穴らしき穴が

開けられているようです・・・

寶永三年(1706年)の文字が

刻まれていますので、

何と300年以上も前の奉納ですね!

石で出来た五重の塔が

阿吽の狛犬の如く建っているのは、

神社では珍しい光景です。

そして、普段ならここで、

拝殿で参拝となるのですが、

今回は、違います(笑)

ずっと楽しみにしていた

巨大肥前狛犬(笑)の元へ行くのが

先だからです。

ごめんなさい!神様。

いましたよ!阿形。

高さは1mほどもある

大きな肥前狛犬で、

ゴールデンレトリバーのような

体型と穏やかなお顔をしています。

お顔アップ。

吽形。

足に空間が無い造りから言えば、

肥前狛犬でも初期型でしょうか・・・

なかなか凛々しい!

大きさが分かるのは、

やはりこのツーショットでしょう(笑)

これだけ大きな肥前狛犬は、

他所では見たことがありません。

拝殿内の額。

ここには、

「山城國岩清水正八幡大菩薩」と

書かれていますね!

僕の想像は当たってうたようです(笑)

拝殿、右斜めから。

本殿には覆屋(鞘堂)があり、

中は見られません。

六所神社も同じ、覆屋がありましたが、

この地域では、覆屋タイプが

本殿のスタンダードなのかも知れません。

拝殿左横から撮影。

境内社

御社殿右の境内社。

熊野神社。

お〜!

ここも覆屋タイプですよ!

しかも嬉しい事に、

中に入って本殿を見られます。

本殿に参拝。

覆屋のおかげで、

風雨もなんのその(笑)

古い本殿も嬉しそうですね。

本殿右側の随神。

こちらは左側の随神。

古くて、痛みも激しいけれど、

昔のまま捨てられず、

こうやって大切に置かれているのは、

素晴らしいことですね。

次は、御社殿左横の疫神社。

鳥居。

参拝。

そして、もう一つ。

祠という感じで、

御祭神は不明です。

御櫛石

ここにも神宮皇后伝説はありました。

神功皇后がこの地で髪を梳かれた時に

櫛を置いたといわれる石です。

なんか滑り落ちそうな形ですが、

神功皇后のバランス感覚が

凄かったという事でしょうか(笑)

御神木

ここには数本のご神木があります。

ナギの木。

案内。

樹齢は250~300年。

ムクノキ。

こちらも樹齢は2~300年と

かなり幅があります。

「剛毛のある葉は、以前は物を磨く

サンドペーパーとして利用された」

・・・そんなガサガサの葉とは驚きです!

最後はツーショットで〆。

巨大な肥前狛犬に癒やされ、

境内社の古い本殿に感激し、

神功皇后のバランス感覚に驚嘆した(笑)

素晴らし八幡宮の参拝はこれで完了です。

 

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