日吉大社(滋賀県大津市)其の弐
日吉大社を独占?
有名な神社はいつも人がいっぱいです。
東京の明治神宮などはもちろん、
僕たちが住んでいる福岡県でも
太宰府天満宮などは平日でも
参拝客というか観光客でいっぱい。
日吉大社も有名だから
(僕にとっては有名)
平日でもかなり人は多いだろうな、
しかも超有名観光スポット
比叡山延暦寺の麓だし。
な〜んて考えていたら、
全くの予想外(笑)
誰もいない…いや少しはいる、数人。
有名な寺のそばにある神社なのに
人が少ないのは、
東京浅草の浅草寺と浅草神社の
関係を思い出したと妻からの言葉。
確かにそうだと相づちをうつ僕(笑)
しかし、とにかく僕たちにとって、
独占出来るって最高の時間です。
是非、他の日は沢山の人に
参拝して欲しいものですね!
西本宮へ
大宮橋を渡ると
日吉大社独特の鳥居が見えてきます。
ちなみに大宮とは西本宮をさし、
大宮川は西本宮の川という意味です。
(日吉大社のサイトによる)
冒頭にも書いたように
僕たち以外に人がいなくて、
撮影も至ってスムーズ(笑)
これは山王鳥居と言い、
明神鳥居の上に三角形の
破風(屋根)が乗っていて、
これは仏教と神道の
合一を表しているそうです。
鳥居自体の案内というより、
ここから参拝出来る神社の事が
書かれています。
日吉神馬(ひよししんめ)。
神様を乗せる馬。
ちょっとおどけた?表情が
和ませてくれますね。
山王神使、神猿。
神の猿と書いて、
「まさる」と読みます。
魔が去る、勝るなど
縁起が良い象徴となっていて、
日吉大社の至る所に
まさるさんとご縁のある
スポットが存在します。
それにしてもまさるくんのお家、
金網の目が細かく警戒厳重で、
人にもまさるVIP待遇ですね(笑)
山王霊石その1
祇園石。
くぼみに溜まる水は、
目に良く効くそうです。
山王霊石その2
大威徳石
案内によると
西方の守護神と言われ、
水牛に乗っているのが特徴。
(水牛に乗ってるという意味が
よくわからなかったですが…)
その霊石のそばには、
こんなパワースポットもあります!
まさるくんになった妻(笑)
神猿ならぬ神妻ですね!
そして、このすぐ傍には、
石組の手水舎があります。
めっちゃ趣のある作りですね。
この手水舎、ご由緒などは
書いてありませんが、
大宮橋などの三橋が作られた
江戸時代初期のものだと楽しいですね!
手水鉢はシンプルな
一枚石を彫ったもの。
そして、手水舎の前には楼門があります。
垣根は現在工事が行なわれていますが、
楼門はしっかりと見えます。
そして、この楼門の
まさる君スポットがこちら。
棟持猿(むなもちさる)
西本宮の楼門の軒下四隅には
それぞれ違ったポーズのまさるくん(神猿)が
僕たち参拝者を見守っています。
上二枚の写真は表の二匹で、
楼門の裏にも二匹います。
400年以上も前に、
ここまでこだわった設計者には
敬意を表します!
西本宮拝殿。
ご祭神は大己貴神(大国主と同じ)。
国宝の西本宮本殿。
本殿横から。
日吉造と言われる本殿は全国で、
ここ日吉大社だけにあり
西本宮、東本宮、宇佐宮の三社が
この造りになっています。
阿形、木製の狛犬。
吽形、木製の狛犬。
次に境内を散策。
桂の木。
ここに書いてある
大己貴神様が携えてた杖というのを見て
日本書紀の中に出て来る
大己貴神様が丹塗矢に変身して
女陰を突いた話しが思い浮かびました。
神話を読むと、神様はすぐに女性に手を出し
すぐ子供を作ったりします(笑)
その杖(丹塗矢?)をここに立てて
桂の木に成長したのは
生れ出る生命力があったのかも
知れません
(ぜ〜んぶ推測です悪しからず)
桂の木。
冊が設けられ、
案の上には三方も載せられて、
いやうやしく祀られているのが
なんだか霊験あらたかな感じで、
素晴らしいものですね!
桂の木の根元には、
双葉葵のかわいらしい葉が
密かに息づいていました。
これを見て、双葉葵とは
わかりませんが、後から調べたら
間違い無かったので安心しました(笑)
ここでも恒例のツーショットで〆。
今日のご朱印帳
ご朱印帳を授与してもらう
タイミングって難しいですね。
一冊につき20社の御朱印は
いただけるのですから。
今回もまだ15ページくらい残ってる
高良大社の御朱印帳を持って
旅しましたが、ここ日吉大社では
デザインに魅かれたのもあり、
思い切って授与してもらいました。
その御朱印帳がこちらです。
秋の日吉大社は、
紅葉スポットとしても
人気があるそうで、
山王鳥居と紅葉がモチーフです。
御朱印には、まさる(神猿)くんも
しっかりと登場(笑)
いや〜日吉大社、聞きしにまさる
素晴らしい神社でした。
なんだかおしまいっぽい流れですが、
ま〜だまだ見どころは続きます(笑)