伊弉諾神宮(兵庫県淡路市)後編

 

御神鳥 鶺鴒(せきれい)

伊弉諾神宮には、

「せきれいの里」という

淡路島の特産物などを

販売する売店があります。

何故「せきれい」(鶺鴒)なのか、

案内はありませんが、

「せきれい」が、伊弉諾神宮の

御神鳥であることは書かれています。

では何故「御神鳥」なのか?

日本書紀では、

伊弉諾尊と伊弉諾尊の夫婦神に

首と尾を揺り動かして、

子供の作り方を教えたのが、

「せきれい」だと書かれている部分が

あるからでしょう。

もし、せきれいが

「H」のやり方を教えなければ、

日本という国は無かったのですから、

「せきれい」は、

大変重要な鳥さんなんですね(笑)

夫婦円満をこのような

おおらかさで語る日本神話ですが、

そんな神話の世界から現代までが、

一つの空間に凝縮されている

伊弉諾神宮は実に素晴らしいお社です。

境内社など

本殿参拝の後は、

境内社へ。

本殿裏側には、

境内社が数社、鎮座しています。

左、根(ねの)神社、

右、竈(かまど)神社。

左、鹿島神社、右、住吉神社。

左右(さう)神社。

案内には、

「伊弉諾大神の禊で左目と右目から

出現された貴神を祀る」

このように書かれています。

古事記において、イザナギノミコトが

黄泉の国から生還後、禊を行った際、

左目を洗って生まれた天照大御神と

右目を洗って生まれた月読尊が、

御祭神だから「左右の目」の神社、

略して?左右神社なんですね!

茅葺屋根が素敵な神輿庫。

このすぐ右側にあるのが、

ちょっと珍しい石碑です。

頭髪感謝之碑。

碑文を書き出すと、

「髪は「カミ」と訓じ、

神や上に通ずる語意です。

我國では太古から

頭髪を生命の存在の象徴として

霊魂の宿るものと神聖化してきた。

「カミ」とは神聖、天皇、朝廷、年長、

初元、過去、高所、上座などを

表現する語でもあり

尊いものを意味する言葉である。

生命誕生を司る大祖神を祀る最古の神域に

日々頭髪に関はる職域である

理容美容を中心とする業界の

繁栄と平安を祈念する碑を建立し

頭髪感謝の赤誠を捧げる。

宮司撰文謹書(花押)」

このように書かれています。

僕が思うに、

碑文に書かれた以外、

「カミ」に通づるものがあと一つあります。

それは・・・

「かみさん」(奥様の事)ですよ!

間違いなく妻は神様ですからね(笑)

夫婦クス

頭髪感謝之碑のお隣には、

「カミ」繋がりで(笑)

御神木のクスが、

空の「上」(カミ?)に向かって

そびえています。

夫婦クス全景。

鳥居から中へ。

「伊弉諾神宮の夫婦クス」

案内を書き出すと、

「根廻り12.40メートル、

目通り、幹囲8.00メートル、

幹は地上2.25メートルで

二つの支幹に分かれ、それぞれの幹囲は、

5.35メートルと

3.75メートルである。

一方のの支幹の地上7メートルの部分と

他方の支幹の6メートルの部分で

再び分岐している。樹高約30メートル、

枝張りは南へ約16メートル、

北へ約12メートルある。

(中略)

樹勢は全体としてまだ旺盛である。

樹齢は約900年といわれている。

(後略)」

このようになります。

鳥居をくぐって御神木へ。

夫婦クスと境内社の岩楠神社。

こちらの案内には、

「夫婦大楠(めおとのおおくす)」

となっていて、

「御神霊が宿り給う

御神木と信仰されており、

淡路の古地誌にも「連理の楠」と

記されています。」

と紹介されています。

ちょっと見上げて撮影。

このアングルだと、

太腿と膝小僧に似ているし、

ちょっとセクシーに見えるような・・?

神聖な御神木なのに、

どうしても煩悩が邪魔します(笑)

蛭子(ひるこ)大神を祀る

岩楠神社。

美しい杮(こけら)葺きの屋根に

しばしうっとりです。

ここで、神様に「活!」を入れてもらうも

煩悩は消滅・・・せず(汗)

伊勢の皇大神宮遙拝所

次は、遙拝所へ。

鳥居まで設えてあり、

遥拝所としては、

格別なものになっています。

ここで、伊勢の皇大神宮

天照大御神様に遥拝。

せきれいの里

参拝を終えたあと、

参道から見えていた神橋へ。

参道の石橋から見た赤い神橋。

橋を渡ると、

正面に見えてくるのは、

冒頭に書いた

「せきれいの里」という、

売店が見えてきます。

正面を撮影。

売店のすぐ右側で見つけた

夫婦鶺鴒像。

伊弉諾神宮界隈の案内。

行ってみたい神社は沢山ありますね!

清々しい参道を戻って駐車場へ。

これにて

伊弉諾神宮の参拝は完了です。

 

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