2018/04/23

神宮内宮(2017年春旅)後編

 

天照大神の出生の秘密?

内宮に祭られている天照大神の誕生には、

いくつもの説があります。

古事記によれば、

火の神様を生んだ時、女陰を焼かれて

死んでしまった妻の伊邪那美命に

夫の伊邪那岐命が会う為、

黄泉の国に行き、

そこから戻って禊祓したとき

左目を洗うと誕生したといいます。

日本書紀では、

夫婦二人から生まれた話しが

本文に書かれていますが、

その他いくつかの説も

補足して書いてあります。

僕の勝手な解釈では、

日本書紀は中国を意識して

漢文で書かれ、陰陽とかの話しを

意図的に書いているので、

「左目を洗って誕生」が

日本的で、正しい気がします。

正しいと言っても

どうやって左目を洗えば

神様が誕生するのか

考えただけで夜も眠れませんが(笑)

正宮へ

別宮の風日祈宮(かざひのひのみや)の

参拝を終えた僕たちは、

またかなりの距離を歩き、

正宮に向かいます。

社務所。

横には神楽殿があります。

正宮が近くなってきました。

左の階段を上ったところが正宮で、

その階段の右側、要するに正宮の

正面に向かって立っている

写真右端の建物が、

御贄調舎(みにえちょうしゃ)

内宮の祭典の際、外宮の

豊受大御神をここにお迎えし、

神饌のアワビを調理する儀式が

行なわれる場所です。

ここが、内宮の正宮。

写真は階段下からのみ

許可されています。

ズームを使って撮影。

参拝するぞ〜!(笑)

拝殿前の白い垂れ幕が、

風にあおられ上がらないかなと

願っていましたら、

少しだけ上がってくれたので、

神様に歓迎してもらった気分で

素敵な思い出になりました(笑)

神宮杉。

あまりにもみんながご利益を求め

触りまくっているので、

幹の根元はテカテカに輝いています。

奥に見える建物は、

御稲御倉(みしねのみくら)といい、

神宮神田で収穫した御稲が

奉納される場所です。

正宮から別宮、荒祭宮への階段。

階段に一カ所だけある

出っ張った石。

これは「踏まぬ石」と呼ばれ、

縁起物とされていますが、

殆どの人は知らないようです。

しかし、「踏んでしまいそうな石」

でもありますよね(笑)

荒祭宮(あらまつりのみや)

天照大御神の荒御魂(あらみたま)を

祭っています。

ちなみに御魂には、

荒御魂の他、

和御魂(にぎみたま)

幸御魂(さちみたま)、

奇御魂(くしみたま)

と違った性格を表すものが

四種類あり、これらが

分かれて心の中にあるのではなく、

それぞれがミックスされて、

ひとつの神格を形成しているという

説明が多いようです。

だからここは天照大御神の

荒御魂の側面にスポットを当てて

祭った社なのです。

人間だって、激しい性格の人が、

実は優しい行動をしているなんて、

よくあることですよね(笑)

入口に戻る途中の池。

これで内宮の参拝も完了しました。

おかげ横町へ

朝4時過ぎに起きてから

ずっと歩きっぱなしの僕たちは、

もう腹ぺこ(笑)

帰り道、宇治橋を渡って右側の

おかげ横町で伊勢うどんを食べる事に。

伊勢うどんの店はいくつもありますが、

「一番うまい店」

この看板につられて思わず入店(笑)

こんなうどん他には見ないですよね!

汁が無い(笑)

以前僕が食べた伊勢うどんよりも

今回の方が美味しかったのは、

やはり「一番うまい店」

だったからでしょうか(笑)

おかげ横町のゆるキャラ?

この前で撮影する人が

全く途切れなかったので、

こんな写真になっています。

横町を散策。

豚捨?コロッケ。

そして、伊勢と言えば、

この店は外せません。

「赤福」本店。

ひとだかりが出来ていて、

人気が高い店ですね!

別角度から撮った赤福本店。

江戸時代なのか明治なのか

わかりませんが、

この建物だけ見ても歴史感あって

素敵ですね!

でも僕たちはもっと

素敵なことをしました(笑)

赤福のおしるこ!!

餅も入って最高でした。

今日のご利益スポット

宇治橋の16個ある擬宝珠の一つに

大きなご利益があると

テレビで見ていたので、

僕たちも触って来ました。

内宮は右側通行なので、

正面向かって左側の

手前から二番目にある

この擬宝珠は、

参拝して、帰りがけに

触ることが出来ます。

何故、凄いご利益かと言えば、

この擬宝珠の中には、

宇治橋の守り神である

饗土橋姫(あえどはしひめ)神社の

お札「萬度麻」(まんどぬさ)が

納められているからなのです。

今から400年ほど前の

かなり古いものというのも

なんかご利益が増しそうですね!

神宮内宮は隠れキャラ?がいくつもある

厳かながらも楽しい場所でした。

 

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