梶原五輪塔(兵庫県・沼島)
供養になったかも
「梶原五輪塔」とは、
梶原景時の墓の事で、
沼島を訪問する時に初めて
五輪塔の事を知ったのですが、
このブログを書いている前日、
大河ドラマ、「鎌倉殿の13人」では、
梶原景時が首実検されているシーンが
放映されていました。
偶然ですが、
供養になったかも知れません。
梶原五輪塔へ
沼島の散策は全て徒歩。
公共交通機関やタクシーは
走っていないようですし、
島の規模からすると、
必要もないかも知れません。
「沼島」の案内。
これを書き出すと
「国生み神話に登場する
「おのころ島」伝承地の一つ。
淡路島の太平洋側に浮かぶ小島で、
上空から見ると勾玉の形をしています。
古墳や製塩遺跡が残るほか、
上立神岩をはじめ巨大な奇岩が
島を取り囲んでいるのも特徴。
沼島の「沼」は国生み神話の
「天の沼矛」(あめのぬぼこ)に
由来するという説もあります。」
このようになります。
ここに立っていると、
天の沼矛から滴り落ちたしずくで、
おのころ島が出来たという
神話の世界に入り込んだ気がします。
「おのころぬしマップ」
この表題見ると
おのころ島=沼島となっています(笑)
上立神岩までは、1640m、
その途中に位置する
梶原五輪塔までは700m。
という事で、梶原さん経由で、
上立神岩を目指します。
道端に咲いてる朝顔。
サギちゃんもお出迎え。
沼島漁港沿いの道。
各所に親切な案内があり、
初見参の観光客でも迷うことは、
ほぼないでしょう。
左は上立神岩への道、
右が梶原五輪塔方面です。
沼島港から約8分、
分岐から30秒(笑)ほどで、
目的地に到着。
ここには「梶原五輪石」と
書かれていますね。
梶原景時さんの墓は、
この左奥にあります。
まずは入口のお地蔵様にご挨拶。
お隣の供養塔らしき石にもご挨拶。
梶原景時の墓へのエントランス。
「梶原五輪塔」の案内。
書き出すと、次のようになります。
「この境内にある五輪塔
(写真右側の塔)は、
永禄から天正期間にかけて
島主として沼島水軍を支配していた
梶原一族の祖、
梶原景時の墓と言われています。
景時は、源平の石橋山の合戦で
平氏方として源頼朝の軍を破ったが、
洞窟に潜んでいた頼朝を故意に見逃し、
後に源氏が復活した際に頼朝方につき、
頼朝が死ぬまで側近として
勢力を振るった人物です。」
そして、
この案内の側面には、
こんなものが・・・
スマホで音声ガイドが
聞けるようになっています。
沼島には各所にこの音声ガイドがあり、
おもてなし感抜群です。
境内へ。
見えてきました・・・
案内によると
右側の小さな五輪塔が
梶原景時さんのお墓です。
参拝。
八角井戸
五輪塔のすぐ近くには、
八角井戸という
島の人々が使ってきた
井戸があります。
八角井戸の全景。
八角井戸の案内。
イラストの左側に、
「沼島では、井戸のことを
川(かわ)と呼びます。」
このように書かれていて、
案内を書き出すと
「この川は、王川と呼び島人たちの
生活用水として、今でも昔同様に、
大事に使用されています。
八角の形は、
中国の古い占いによると八角は、
吉相を示していると云われ、
その数は、
昭和46年の調査によると、
40数箇所記録がのこっています。
沼島の伝説にも出てくる
有名な井戸です。」
このようになります。
この後は、
いよいよ上立神岩へ。