北方八幡宮(山口県山口市)
山口独自の文化「楼拝殿」
楼拝殿(ろうはいでん)。
こんな名前が付いた作りの
楼門と拝殿を兼ねた建築物が
山口市周辺から防府、周南地方に
限定されて多く見られます。
僕はこのデザインが大好きで、
今までも、正八幡宮、今八幡宮、飛龍八幡宮
古熊神社、八坂神社などで見て来ました。
今回の旅での神社参拝は三社、
全て、この楼拝殿がある神社を
選びました。
北方八幡宮へ
いきなり新山口駅で、
レンタカー会社の場所を
間違えるハプニングもあり
今回の旅も色んな
サプライズが出そうな気がして
ワクワクしながら走ること20分、
山口市の南側にある町、
阿知須(あじす)に鎮座する
北方八幡宮に到着します。
駐車場は、社殿近くにあるのですが、
社殿からは、かなり長い参道があり
僕たちは参道の起点まで戻り、
そこから参拝することにしました。
参道の始まり。
右の石は寄進されたもので、
何の用途に使われたものかは、
わかりません。
少し歩くと、社殿近くの鳥居も見えます。
参道には灯篭とともに
並べられた郵便ポストがあり、
参拝途中、急に手紙を書いても
すぐに投函出来るという
とても便利なものです(笑)
参道右側に大駐車場があります。
僕たちはここに
停めさせてもらいました。
参道の途中には、
山陽本線の踏切があり、
その名も「北方踏切」と
神社の名前と同じです。
踏切を渡るともうすぐ境内です。
なんとタイミング良く
列車がやってきました!
この写真の題名は、
「鳥居と電車」(普通過ぎる?)
お〜見えますね!立派な楼拝殿が。
ここには個性的な狛犬が
何匹もいます。
笑っていますね!
口角が上がっていますよ(笑)
昔の井戸も残っている手水舎。
石段を上ると
楼拝殿が大きく見えてきました。
この神社には灯篭が
多く寄進されています。
境内や参道に灯篭が
多くあるのもあか
山口の神社の特徴の一つです。
灯篭を寄進するのが、
流行ったのかも知れません。
灯篭の間にも狛犬。
こちらは吽形。
そして、参道の最後を守るのは、
こちらの狛犬です。
玉乗り狛犬。
阿形は口の中にも
玉を入れています。
正面から見ると、
ひょうきんな顔に
思わず笑顔になれます。
吽形。
吽形も白歯を見せて、
かなり面白いお顔で、
石工さんのセンスが光る秀作です!
狛犬で心和んだところで、
楼拝殿へ…
ん?
何か違いますね…
へ〜ここは楼門になっています!
デザインは楼拝殿そのものですが、
門の中を土足で通ることが出来、
参道の機能を持っていて、
拝殿はまたその先、
別に作られているのです。
楼門の彫刻。
左右には、楼門狛犬もいます。
見えにくいですが、
案内もありました。
「北方八幡宮 楼門の歴史」
確かに楼門と言い切っていますね。
やはりここは楼拝殿風な「楼門」です。
楼門をくぐると
独立した拝殿があります。
拝殿の奥、幣殿と本殿の
境目あたりには左右に
随神様もいらっしゃいます。
参拝後、振り返って楼門を撮影。
斜めから撮ると位置関係が
良くわかります。
左から楼門、拝殿、本殿。
本殿のアップ。
この後は、境内社などを
巡ります。
護国神社。
赤崎神社。
赤崎神社を守っている狛犬。
吽形。
拝殿にて参拝。
左側が拝殿、右側は本殿。
末社と灯篭。
最後にツーショットも完了。
北方神社では、初めて楼拝殿風な
楼門を見ることが出来、
貴重な体験をすることが出来ました。
楼拝殿、まだまだ奥が深いですね(笑)