清水の滝(佐賀県小城市)後編
鯉の町は恋の町?
清水の滝は鯉料理でも有名です。
そんな鯉の町である小城の事を考えていたら
石原裕次郎の歌、「恋の町札幌」を
思い出していました(笑)
鯉を恋にかけて、恋人の聖地には
なってほしくはありませんが、
もしそうなるならば「こいの町小城」
「こいの滝清水」でも発表してみたら
集客につながる・・・はずないか~(笑)
清水観音宝地院
山門から登って来た階段も
ここでようやく終了。
古い石段の先には
境内の門が見えて来ました。
手すりやポールなどがなければ
江戸時代に
タイムスリップしたような場所です。
木の色あせ具合といい、
日の丸といい、
素晴らしい味を出していますね!
門の扁額。
ここをくぐると本堂です。
ここで驚きなのは、
狛犬が二対もいること。
そしてその一対は、
肥前狛犬ではありませんか!
吽形の肥前狛犬。
少し大型ですが、
愛らしい目は相変わらずです。
真横から。
向かって左が阿形。
苔のむし方もいい感じ。
こちらはもう一対の狛犬。
この形相で睨まれたら
悪者は即退散するかと思ったら
実は意外とひょうきんなお顔でもあります。
神社の拝殿の建物によくある
木彫りの狛犬っぽい感じ。
そして本堂で参拝。
お寺なので鈴ではなく、
鰐口(わにぐち)ですね。
どちらも
玄関の呼び鈴みたいな役目ですが、
神様、仏様もひっきりなしに
呼ばれたら、
たまったもんじゃない?かも(笑)
境内の横には「清水舞台」と名付けられた
後付の展望所が設けられています。
おそらく、京都の清水寺の
「清水の舞台」を意識して
名付けられたものでしょう。
清水舞台から見た景色。
牛の像。
石製の五重の塔や仏像。
石垣にも沢山の仏像が並んでいます。
滝へと向かう途中のお堂。
落石にどうやって注意するのかは
いつも疑問に思いますが、
イノシシがいるようですね(笑)
イノシシ注意の札の
先にある階段を下りると
いよいよ滝が見えてきます。
なんか爽快な気分になれるから
滝って不思議ですね。
飛沫がかかるくらいに
近寄ってみました・・・
マイナスイオンたっぷりと
言いたいところですが、
冬なので寒さが先立ちます(笑)
そんな事を思いながら滝を眺めていると・・・
な~んと
虹が浮かび上がって来ました!
虹のアップ。
動画も撮るしかない(笑)
すぐに消えるかと思ったら
かなり長い時間虹が出ていたので、
虹をバックにツーショットを撮影。
ん?滝をバックかな(笑)
この虹が出る直前に妻が亡くなった息子に
たまたま心で「ありがとう」と言ったそうです・・・
何かが通じたのかも知れません・・・
江戸時代中頃、
佐賀藩士、倉永節雄が
藩主の病気平癒を願い
この滝にうたれ凍死したことと
江戸末期、父の病気平癒を願い
下村芳充が凍死したことが書かれています。
それぞれの「碑」があったようですが、
僕はこの案内だけで見逃していました(汗)
滝の前面は庭園のように
整備された空間が広がります。
庭園から滝を臨む。
滝もあれば由緒ある寺もあり
そして、鯉料理の名所とくれば、
きっと夏場は避暑で人でも多いでしょう。
駐車場に向かって行くと
清水の滝案内板があります。
これは、
「今から行く」人のためのものですが、
帰りがけに見た僕たちにも
辿ってきた足跡が分かって
有り難いものでした。
旅の目的地ではなかった清水の滝、
ここに来て、虹を見て、
何かが呼んでくれたことを
確信した僕たちでした。
今日の気になるもの
鯉料理の店が立ち並んだ
清水の滝界隈でひときは
目に焼き付いたのがこちらです。
「鯉御殿」。そして、看板の下には、
「笑売中」の文字が!
笑顔の素敵なお姉さんが
優しくおもてなししてくれるのを
勝手に想像してしまいます(笑)
そして、もう一つ。
汚水のマンホールには鯉が泳いでいます!
さすが、鯉の町小城。