福井神社(2017年福井の旅)(福井市)

 

衝撃的なデザイン

「神社」と言えば、

その建物の形はおおよそ

想像ができます。

木造であったり、コンクリであったり、

素材は違えどもデザインは、

純日本風の形をしています。

ところが、

僕が今までに500社以上参拝した

神社の中で、唯一、

「これは神社です」

「これは鳥居です」

と説明がなければ、

そのものとは分からないくらいの

神社が、福井神社でした。

今までの常識を覆す、

衝撃的なデザインなのです。

福井神社へ

今回ホテルはロケーションで決めました。

僕たちがホテルを決めるのに、

お金よりもロケーション優先とは、

100年に一回かも知れません(笑)

でもリーズナブルな価格で助かりました!

福井城の内堀のほとりに建つ

「ホテル フクイキャッスル」

日本語で言えば「福井城」

名前がそのものズバリですね(笑)

僕たちが泊まった部屋から撮影。

目の前は福井城の本丸と石垣で、

写真右奥に見えるのが福井神社です。

ホテルの部屋から

お城と神社が目の前に見えるなんて

僕にとっては最高のロケーション。

あ〜フクイキャッスルにして

良かった〜と改めて実感!

お堀の鴨たちに心も癒されます。

ホテルを出ると遊歩道があります。

そこで目に止まったのがこのオブジェ。

ムーミンに出て来るスナフキンみたいな

自由人を想像してしまいます。

ここの由来。

日米親善に送られた桜のお返しの一部の

ハナミズキだそうです。

そのハナミズキとオブジェ。

ハナミズキと聞くと、

どうしても一青窈(ひとと よう)の

ハナミズキが頭の中でヘビロテしまいます。

妻は実際にここで歌っておりました(笑)

ハナミズキの歌がまだ頭の中で

ぐるぐる回っているうちに

福井神社に到着です。

入ってすぐ左側にあるのが、

こちらの案内で、

空襲で枯れてしまったように見えた

イチョウが不死鳥のように蘇り、

福井復興のシンボルです。

そのイチョウがこちら。

青空にそびえるイチョウ。

神社自体は、

空襲で灰燼に帰したそうなので、

当時はこの木だけが、

神社の名残だったかも知れません…

そして、遂に衝撃的な

デザインの世界に踏み入れます(笑)

手水舎。

まあ、ここは、

ちょっと変わったデザインという

くらいでしょうか。

次に来るのがこちら。

鳥居ですよ!

これが、鳥居なのです。

言われてみれば鳥居ですが、

神額も掲げていないし、

ただこれだけだとコンクリの棒?

ただし、その鳥居の前の狛犬は

いたってスタンダードなものです。

戦災で焼け残ったのでしょうか。

吽形もスタンダード(笑)

福井神社の歴史。

昭和18年の創建で、

わずか2年後には空襲で、

烏有に帰したと書いてあります。

以前は総檜作りの

壮麗な社殿だったことも

記してありますね。

鳥居を入って右側の

オープンスペースには、

この神社のご祭神、

松平春嶽(まつだいらしゅんがく)と

その偉業について絵で案内があります。

拝殿。

鈴と賽銭箱がなければ

納骨堂?かと思ってしまうくらいの

拝殿感を感じさせない斬新なデザイン。

玉垣の向こうには本殿があります。

こちらも斬新としか言いようがありません。

社殿の横にはご祭神である

16代越前福井藩主、

松平春嶽の銅像があります。

いま、放映されている

大河ドラマの「西郷どん」でも

あっていましたが、

徳川家定の次期将軍を

徳川慶喜擁立に奔走し、

安政の大獄で処刑された

橋本左内は福井藩士で、

松平春嶽とは

薩摩で言えば、

島津斉彬と西郷隆盛の関係みたいな

ものだったようです。

外様大名主導だった幕末維新ですが、

徳川家に遠慮せず、

親藩なのに改革を押し進めた

松平春嶽という人、

相当に偉い方だったのでしょうね。

その松平春嶽が明治初期、

初代藩主、松平秀康を祭るため

建立した神社が、

こちらの佐佳枝廼社(さかえのやしろ)です。

8年ほど前に僕が一人で

参拝した時の写真です。

神社ごとの都市再開発で、

今は二階に社殿があり、

一階は駐車場となっています。

藩祖のための神社でしたが、

松平春嶽自身も亡くなったあと

ここに合祀され、今では、

佐佳枝廼社の神様の一柱となって

福井市民を見守っています。

最後にモダンな拝殿をバックに

ツーショットで〆。

今日の癒し

ホテルフクイキャッスルの

ロビーの壁に癒されました。

素晴らしいですね〜!

福井城の縄張図をタイルで作っています!

 

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