神上神社(山口県周南市)

 

岩を見たくて・・・

神上(こうのうえ)神社の御由緒には、

神武天皇の聖跡」と書かれ、

それにまつわる幾つもの伝承が

紹介されています。

その中の一つ、

神武天皇が腰掛けたといわれる

岩がご神体となった「磐余石社」

(いわれいししゃ)を

ネットで見たのがきっかけで、

僕は神上神社への参拝を決めました。

「磐余」とは、日本書紀に記された

神武天皇の名前である、

神日本磐余彦天皇

(かむやまといわれびこのすめらみこと)

の「磐余」の部分からの

抜粋(笑)でしょう。

参道

社頭横の空きスペースに

車を停めて、参道へ。

参拝スタート。

両脇の石造物は、

お旅所みたいなものでしょうか?

向かって左側の石には

「天明三卯八月吉日」と

刻まれていて、

西暦だと1783年なので、

250年前の奉納です。

一の鳥居。

神額には「大明神」の

文字がありますので、

江戸時代の建立でしょう。

二の鳥居。

参道左側には「徳山百樹」の

タブノキがそびえています。

こちらの燈籠は、

文化十五年(1818)の奉納。

参道は古いものだらけで、

楽しくなってきます。

三の鳥居。

神門。

神門前の狛犬も

社頭のお旅所(みたいな石造物)と同じ、

天明三年八月の奉納です。

この年は、

神社にとって式年などに

当たる年だったのかも知れません。

吽形。

斜めから神門を撮影。

木製の柱と、石州瓦の

赤茶色のコントラストが、

実にお洒落で渋いですね!

御由緒。

御祭神は神武天皇、

天照大御神、月読命の三柱。

続いて、

神武天皇が宮崎を発って、

この地に逗まったことなどが

書かれています。

長い文章なので、

僕の興味をそそった所だけを超訳します。

(平易にしたので天皇に使う

言葉にはなっていません)

「ここに辿り着いた時、

天皇は船酔いで、

めっちゃ気分が悪かったが、

村人の薬で平癒した。

そこで天皇は、

「我心たいらかなり」と仰せられ、

この里の名前を

「たいらの里」=「平野」と命名された。」

「天皇がここの石に腰掛けていると

夜が明けた。

この地は、天皇が海上から

微かな光を見た吉兆の地であり、

微明(見明)という。」

「天皇は、近い高根に登って

四方の地勢を見て、

東征の道を考えられた。

その時四匹の熊が地に伏したので、

この山を「四ツ熊の峯」(四熊嶽)と

名付けられた。」

地名にまつわるお話ばかりですが、

この3つの地名、

Google Mapで調べると、

今でも残っているのが、

何とも嬉しいではありませんか!

拝殿にて参拝。

拝殿右側から本殿へ。

本殿に参拝。

玉垣内にも入れそうでしたが、

珍しく(笑)遠慮しておきました。

本殿向かって右横から。

本殿斜め後ろから。

草が綺麗に刈られて、

とっても気持ちよく巡れます。

屋根の上には、

大内菱の神紋が光っていますね!

拝殿前でツーショットを完了。

磐余石社

次にお目当ての

磐余石社(いわれいししゃ)へ。

「神武天皇御腰掛岩」

石碑は裏側から撮ってしまったので、

表側には多分

こう書かれているはずです(笑)

参拝。

思ったより尖っている岩なので、

天皇のお尻は大丈夫だったか

ちょっと心配してしまいます(笑)

稲荷社

もう一つの境内社、稲荷社へ。

鳥居。

参拝。

本殿の石祠には、

「寶暦六年丙子十一月吉日」

(西暦1756)

と刻まれています。

かなり古いものですが、

流造の向拝を支える柱も折れず、

270年近く前の造立当初の姿を

そのまま留めているのは、

崇敬者や参拝者が、

大切にされてきたからに違いありません。

陶氏館跡

神社の端っこの建物で、

こんな案内を見つけました。

「陶氏館跡→」

なんと、この近所に

そんな遺構があるとは!

とにかく行ってみようと

歩き始めたのですが、

その後の案内は見つからず・・・

地元の工事業者の方に訪ねたら

かなり遠いとのお話でしたので、

今回はパスすることに。

工事業者の方と話した

現場近くからの景色。

海まで見渡せるので、

ここからは見張りも完璧です。

陶氏館は、

戦略上の重要拠点だったのでしょう。

横参道

陶氏館に行かなかった帰りには、

横参道から神社に戻ります。

笠木が島木よりも短くて、

ちょっと珍しいタイプの石鳥居。

ちっちゃい狛犬。

吽形。

台座と一緒に彫り込まれているので、

かなり古いタイプかも知れません。

横参道から見た

神門、拝殿、本殿、稲荷社。

う~ん、いい景色だ~!

これにて参拝は完了です。

今日の癒やし

拝殿内に置かれた絵馬に

思い切り癒やされました。

ほのぼのとした

素晴らしい絵馬ですね!

ちょうど、手前の扇風機が

大きさの比較になっていますが、

かなり大きなものなのです。

子虎も女の子も足の裏を見せて、

無防備な姿が、和やかな雰囲気を

いっそう醸し出していて、

奉納者の優しさが、

ひしひしと伝わってくる秀作です。

 

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