熊野那智大社(2019年夏旅)

 

国立公園と世界遺産

熊野那智大社は、

吉野熊野国立公園の一部であり

世界遺産に登録されるはるか以前から

国が認めた観光重点地域でした。

しかし、今ここが国立公園という

ことを認識している人がいったい

どのくらいいるのでしょうか?

きっと「世界遺産の熊野古道」

とか「世界遺産の熊野那智大社」

というイメージで訪問しているのでは

ないでしょうか。

僕もその一人ではありますが(笑)

環境省の国立公園のサイトを見ると

正直、予算が無いことが

素人の僕にもよく分かります(汗)

何ごとも流行り廃りはあるし

時代の流れは止められない。

国立公園という肩書では

集客が出来ないのでは・・・

素晴らしい観光地に来て、

そんな気持ちになる観光客なんて

きっと珍しいでしょうね(笑)

熊野那智大社へ

熊野古道で感動&疲労した僕たち、

一日はまだ始まったばかりというのに(笑)

それでもまた階段を登ります。

参道途中の案内図。

僕たちは、熊野古道大門坂を散策後、

左下12番の熊野交通駐車場から

表参道を進み熊野那智大社参拝、

すぐ隣の青岸渡寺、そして、地図では

一番右側の那智の瀧を奉拝という

コースで巡りました。

参道入口。

記念撮影場所にて。

参道左にある実方院跡。

熊野行幸の際、上皇、法皇の

御宿所となった場所です。

鳥居は改修中。

神仏習合の地らしく

神社とお寺の参道は共用となっていて、

右に行く標柱に書かれている

「西國第一番札所」である

隣青岸渡寺ですが、

まずは、左の鳥居をくぐって

熊野那智大社へ。

主祭神は、

イザナミ、イザナギの夫婦神と

その子、スサノオです。

次に、御祭神の案内板の左横で

見つけたのがこちら。

世界遺産の石碑を奉納したのが、

プロゴルファー福嶋晃子さんと

その父、福嶋久晃氏とその家族

いうことでしょうか。

調べたらお父様は捕鯨で有名な

和歌山県太地町の

ご出身ですからご近所なんですね。

児宮。(改修中)

手水舎(改修中)

御創建1700年記念事業として、

社殿はじめ鳥居など、いくつかの建物は、

改修中でした。

中は使えるようになっています。

石段を登り御社殿へ。

最後の坂。

石垣は古く、

江戸時代位のものでしょう。

宝物殿(改修中)。

御社殿敷地内の

臨時手水舎。

木製の手水鉢が、

温かみを感じられていいですね!

今しかお目にかかれません(笑)

拝殿と大クス。

護摩木の存在で、

神と仏の共存を感じます。

まるでお寺ですね。

神も仏も同じように

崇敬する日本人の原点が、

ここにある気がします・・・

参拝。

拝殿内の奥を見ると、

狛犬を発見しました。

阿形。

立派な彫りの

素晴らしい狛犬ですね。

吽形の角は立派です。

参拝後、横の社務所で

御朱印を授与していただきました。

達筆です。

御縣彦社(みあがたひこしゃ)

本社の参拝後は

拝殿左に鎮座する

御縣彦社に参拝です。

八咫烏を祭っています。

本社と同じ敷地内に

本殿がある境内社なので、

やはり特別なお社と言えるでしょう。

本社の案内板(右)と

御縣彦社の案内(左)。

御祭神の建角身命

(たけつぬみのみこと)は

八咫烏に化身し神武天皇を

導いたとされている神様です。

参拝。

こちらの御朱印もいただきました。

御神木

参拝後は、ずっと気になっていた

御神木に向かいます。

拝殿右にそびえる大クス。

樹齢は800年。

楠の胎内でも参拝が出来ますが、

僕たちは外から参拝しました(笑)

日本一のおみくじ

社務所前で、楽しそうなものを発見。

「日本一のおみくじ」

と書かれています。

何が日本一なのかと思ったら

どうやら「大きさ」のようです。

これはおみくじを引いてみるしか

ないでしょう(笑)

あまりの重さに妻はこんな顔。

みくじ棒も1m以上ありそうです。

疲れた顔でおみくじを結ぶ妻(笑)

暑くて、汗が止まらず、

タオルハンカチもびしょ濡れで

汚そうな僕・・・

これも思い出の一つですから(笑)

裏側の門をくぐると

そこはもう青岸渡寺。

ここからだと本殿の屋根が見えるので、

神様にお断りして撮影させて貰いました。

ここで、熊野那智大社参拝は完了です。

 

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