熊野古道大門坂(2019年夏旅)

 

妻の一声

「熊野古道に行きたい」

鶴の一声ならぬ妻の一声で決まった

今回の旅も、いよいよ

熊野古道を歩く事になりました。

ひとことで熊野古道と言っても

「古道」自体は、

熊野三山の地を網の目のように

張り巡らされていて、

中には10Km以上も歩く場所もあり

そんな事していたら

熊野古道で鼓動が止まりそうという

ダジャレが浮かんで来る位

峻険な古道もあります・・・

そんな古道の中でも中世の遺構が残り、

かつ歩くのも楽(笑)という条件を

凝縮していった時、

熊野那智大社の旧参道でもある

「大門坂」の存在を知ったのです。

ホテルにて

前泊したのは、

熊野那智大社や熊野古道の

大門坂に向かうには好立地な、

勝浦海岸に位置するホテルパルスイン。

外観はあまりホテルっぽくないので、

夜、僕がフロントで氷を貰っていると、

チェックインしてきた若い女性二人組に

「ここは、ホテルですか?」と

従業員と間違えられて聞かれた程です。

「はい、ここはホテルですよ!」

パルスイン従業員の一員として(笑)

ちゃんと答えました。

オーシャンビューの部屋の窓は大きく、

朝日も綺麗に見えます。

今日もいい日になりそうだ!

熊野古道大門坂へ

ホテルから30分ほどのドライブで、

大門坂界隈に差し掛かります。

途中で見える那智の滝。

初めて見ましたが、凄い落差で、

こんな遠くでも迫力を感じ

いよいよ来たなんだという

ワクワク感も高まります。

ここは熊野交通の駐車場。

熊野那智大社界隈には、

いくつもの有料駐車場があり、

お土産を買えばタダになるという

システムになっています。

おみやげ買わなかったら500円とか・・・

ところが、僕たちが

たまたま見つけた一番奥にある

熊野交通の駐車場だけは、

なんと時間制限なしで無料なのです!

しかも、目指す大門坂は、

その駐車場のすぐ下という

願ったり叶ったりの好立地。

そして、歩くこと1分、

熊野古道大門坂の最上部に到着。

大門坂最上部の案内板。

下の入り口から登ってくるのが

常道でしょうが、

登った後、熊野那智大社、那智の滝なども

参拝後、また下の駐車場に置いた車まで

戻るよりもまず熊野古道を上から降りて、

往復する方が精神的に樂だと思い、

まずは下る事にしたのです。

そして、

これが大正解だったとわかるのは

那智の滝に行った後の事でした。

案内板を過ぎると

いきなり別世界です。

もはや令和でも平成でもなく

平安時代と言われても

分かりません。

振り返って上を撮影。

「ここに入りなさい」

と大きな杉の切り株に

導かれた気がして、

素直に入ってみた妻。

平安時代ころに

敷かれた石畳でしょうか・・・

コンクリで補強などもしていなく

当時のままの姿なのが凄いですね。

唐斗石。

何かと思って後で調べると

「熊野古道 探訪プロジェクト」

というサイトに詳しく書かれていました。

それによると

「唐斗石とは石棺

此処で石棺に手を合せる

其の遥か先に有るのは

那智の滝 雨が降ったり

霧が出たりすると 滝は見えない

しかし此の石棺に手を合わせると

間違い無く 滝に手を合わす事が出来る

鏡石と同じ目的で置かれている」

へ~そうだったのか!

し、しかし、僕たちは滝もみていないし、

ここで手も合わせていなかった(汗)

唐斗石のすぐ横の

幹がヒネヒネした杉に抱きつく妻。

このように大門坂の両脇には

様々な杉の木がそびえ立っています。

振り返って撮影。

いかにも熊野古道です!

といった風景に見惚れてしまいます。

根っこが一つの夫婦杉的な一本。

根っこの部分に面白い

蜘蛛の巣がある杉。

中心部が的のように密集しています。

歩いていると

車道が見える場所があって、

ここが終着点かと一瞬喜びましたが、

実は、ここはまだ途中です(汗)

ここにある大門坂の表示は扇形で

ちょっと古風な感じが素敵です。

杖立の箱には

杖は一本も入っていません・・・

杖、どこに行ったのかな(笑)

「十一文関跡」

通行税が十一文だったから

こんな名前になったのでしょうか?

古道の両脇の木は、

ほぼ100%近くは杉の木ですが、

古道初の楠を発見。

樹齢八百年の老木で、

根っこも養生だらけにも関わらす

そこそこの葉っぱを付けています。

存在感ありますね!

多富気王子跡。

九十九王子最後の王子跡で、

江戸時代には社殿もあったと

案内に書かれています。

王子跡のすぐ横には庚申が見えます。

仏様の首は廃仏毀釈の時、

切られたのでしょうか・・・

今は静かに旅人を見守っています。

出口(入り口?)付近の

夫婦杉が見えて来ました。

暗がりから日の差す場所へ・・・

ここを出ると現世に

戻る気がしますね。

現世から撮影です(笑)

何か異空間へいざなうようにして

夫婦杉はそびえていて、

神様の仕業としか思えない光景です。

ここで、折返し、今度は来た道を登ります。

夫婦杉を入った直後に現れた石畳。

ここだけは「石橋」の機能を持つような

直線加工した石が使われています。

江戸時代くらいのものでしょう・・・

やはり熊野古道での

ツーショットは残しておかないと(笑)

外界(笑)は太陽は照りつけ、

真夏の暑さですが、古道の中は、

木陰なので助かります。

一町ごとに建てられた石柱。

今の単位にすると

約110mごとという事ですから

下からここまで440m位は

歩いたということになります。

上の出口が見えて来ました。

お~到着です!

往復50分ちょっとの

熊野古道体験でしたが、

こんな道を何十キロも歩いて

参詣した江戸時代以前の人々の

足の強さは計り知れませんね!

「六町」。

660m位を往復か・・・

よくやった自分たち(笑)

今日の間違えそう

車道と交わる地点にあった

注意を呼びかける案内板。

Wi-Fiスポットのマークかと

勘違いしそうでした(笑)

 

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