2023/02/11
野島神社・内海のアコウ(宮崎市)
霊力満載
野島神社に参拝した
最大のきっかけは木です(笑)
親切な案内図。
野島神社の境内では、
「アコウ」の木が
「内海のアコウ」として
国の天然記念物に指定され、
その容姿の特異さに圧倒されます。
さらに、
その他の樹木もミックスされ、
野島神社の社叢は、
より霊力満載の
生気溢れる場所となり、
参拝者の僕たちを
釘付けにしてくれました。
締め殺しの木
驚くことに、
「締め殺しの木」とは、
学術用語だそうです。
他の木に巻き付いて、
元の木を文字通り
「絞め殺し」ながら成長するので、
この名前がついているようで、
その一つが「アコウ」です。
境内前の国道から見たアコウ達。
これでは、よくわかりませんが(汗)
こちらが樹齢300年、
境内から国道に伸びるアコウ。
国道に掛からないよう
先端は伐採されていますが、
ここで「締め殺し」の現場を
見ることが出来ます。
支え棒を飲み込んで、
地面に到達し、
さらに根を張っています。
棒であっても、
絞め殺されるんですね(笑)
ちなみに
アコウは巻き付いた木から
養分をもらうのではなく、
ただ生息の為に巻き付くので、
その対象物が、
「棒」でも「石」でも「コンクリート」でも
全く関係ないそうです。
だとすると・・・
人間も巻き付かれるのか?(笑)
境内から見た現場。
主幹。
(大きさ比較の為、妻登場)
巻き付かれた木が枯死して、
外のアコウだけが残り、
空洞になっている部分も多く、
戦慄を覚えるほどの光景に
ここはまるで熱帯の密林かと
一瞬頭が錯綜してしまいます。
・・・と書いたものの、
正直、僕の写真では、
この木の凄さが、
全く表現出来ません(汗)
昭和十六年、
天然記念物に指定された時の石碑。
本殿向かって左側のアコウ。
こちらも相当な迫力と存在感で、、
神社さんでは、願いが叶う、
幸せの木としてフューチャーされています。
アコウのパワー注入中の妻。
いきなり、願いが叶った妻(笑)
全体像はこちら。
この存在感、たまらんな~!
御社殿
アコウに圧倒されて、
参拝は後回し(汗)
神様、ごめんなさい!
社頭。
野島神社の神紋は、
九曜紋なんですね!
江戸時代領主だった飫肥藩主、
伊東氏の家紋の一つなので、
その関係だと思います。
手水舎。
お~!綺麗だ~!
ビー玉でしょうか、
こんなおもてなしを受けるとは、
有り難い限りです。
ひょうきんなお顔した、
カメさんのオブジェにも癒やされますね!
宮司さんの温かいお人柄が
ダイレクトに伝わってきます。
拝殿。
拝殿前にある
枯れてもなおかつ立ち続ける、
妻好みの木(笑)
御由緒。
参拝。
左右に配置された、
大きなクジラの顎っぽいものは、
いったい何でしょうか?
いまだに謎です・・・
御朱印の種類がこんなに沢山!
選ぶのに一苦労ですよ(笑)
迷った挙げ句、
こちらをチョイス。
拝殿横から本殿へ。
本殿に参拝。
境内社など
まずはアコウの根本に立つ石碑へ。
神社の案内は、
「外所地震由緒記録碑」と
書かれています。
Wikipediaを要約すると
以下になります。
「寛文二年(1662)に
この地方でおきた大地震で、
有史以来最大規模の日向灘地震である」
「津波は延岡から大隅半島
(特に宮崎市木花地区)を襲い、
高さは宮崎市付近で4 – 10m、
延岡市付近で3 – 4m、
志布志湾付近で2 – 3mと
推定されている。」
凄い地震があっていたのですね・・・
この碑は、地震から122年後、
天明四年(1784)に建てられた
供養塔のようです。
境内社。
野島子安観音。
観音様の傍でも
こんなアコウの木を発見。
最後に拝殿前にてツーショット。
野島神社の優しいおもてなしと、
アコウの強靭な生命力をいただき、
素晴らしい参拝となりました。