岡城(大分県竹田市)後編
知識は実践する
「光の画家」「光の魔術師」などと形容され、
福井県の越前和紙も使って
作品づくりをしていたという
オランダの画家、レンブラントの言葉に
「知識は実践せよ。さすれば知らぬ事、
学ばねばならぬ事が明白になる」
というのがあります。
本当に言い得て妙ですね。
僕も岡城という知識を
訪問という形で実践をし
現地で知らない事を沢山知り、
そして、これから見聞するべき事も
見えて来ました。
また、こうして文章に書いて
アウトプットする過程で
またもや新たな知識が入ってくるのは、
毎度の事・・・。
僕も子供のころから
勉強でもスポーツでも
「実践」しまくっていたら
素晴らしい人間になっていたはずです(笑)
今は手遅れですが、
旅ならば今からでも可能性は無限大?
過去を振り返らず?今を楽しみましょう。
二の丸
本丸から一段下がった場所に
二の丸があります。
相変わらず想像図付きの
秀逸な案内板のお陰で、
建築物がありし日の姿がすぐに浮かびます。
江戸時代、二の丸の先端には
月見櫓がありました。
平和な時代になり、戦いも忘れて
というか戦を知らない殿様が、
風流に月を眺める専用櫓です。
そして、ここにあの有名な像が建っております。
瀧廉太郎の像。
幼少期、このお城で遊んだ思いを込めて
作曲したのが荒城の月だと言われています。
もし、「荒城の月」という楽曲がなかったら
岡城はこれほどまでに
観光客が来る場所になったでしょうか?
恐らくかなり違ったはずです。
それを考えると、滝廉太郎の
竹田市への貢献度は
ナンバーワンとも言えるでしょう。
余談ですが、
実はこの像、二代目で、
初代の像は放置されて
朽ち果てているようです・・・
写真も見てしまいました(汗)
ネットを見てるとビックリな情報に
出会えるものですね・・・
風呂屋跡。
今ではトイレになっています。
二の丸から三の丸方面へ。
途中の石垣。
高石垣。
櫓台。
岡城を散策すること既に3時間(汗)
この平面図の右端あたりにいる僕たちは、
左上のくねくね道から駐車場を目指すのです。
その途中には、まだまだ見どころが沢山です。
時期を過ぎたとは言え紅葉に癒やされます。
石段に積もった紅葉。
近戸門跡が最終見学地。
埋門。
素晴らしい風景ですね!
この季節に来て良かった。
石垣と石段が見飽きるほど
残っているお城です。
家老、中川覚左衛門屋敷跡。
敷地をこのような手法で
想像出来るようにしてあるのは、
有り難い限りです。
トイレとお手洗いの水鉢もあります。
そして、ここから見た
岡城の高石垣は壮観です。
家老と藩主は、
谷を挟んで住んでいたのですね。
屋敷近くの櫓跡。
こちらは何だったか忘れました。
普請方跡。
家老屋敷から西の丸方面を臨む。
ようやく最終目的地、近戸門跡です。
これがまた素晴らしい!
思わずツーショット(笑)
何だか中世ヨーロッパの
城壁のようにも見えます。
角度を変えて撮影。
正面から。
ここからが「くねくね道」
下り終えると、そこは駐車場です。
名残惜しく何度も振り返って
門を撮影してしまいました・・・
くねくね道の途中にも
石垣は多く残っています。
磨崖仏の案内。
4時間以上の散策で、
疲れまくってしまい
この奥の磨崖仏を見に行く気力はなく
案内板だけを撮影です(笑)
くねくね道はこのような石垣で
堅固に作られているのです。
作った人はどれだけ大変な思いをして
石を運んだのでしょう・・・
もちろんお城全体の石垣も
それ以上の重労働だったはずですが。
そんな事を思いながら駐車場に到着。
ようやく(笑)岡城の散策は完了です。