大森神社(島根県松江市)
偶然の出会い
島根の旅一日目は、雨のため、
予定を大幅に変更し、
出雲大社参拝を翌日に延期、
須我神社や宍道湖の夕陽はカット、
その分、出雲古代歴史博物館で
たっぷりと時間を使い
大いに堪能し、
そこでの出会いがもとで、
博物館近くの万九千神社に参拝、
そして、
この日の最終目的地は、
玉造温泉の鎮座している
女性に人気の玉作湯神社と
なったのです。
その玉作湯神社への
道すがら偶然神社を発見。
ちょっと立ち寄ってみました。
大森神社
神社の規模にしては
広い駐車場に車を置き、
まずは正面から。
まず目に飛び込んでくるのは、石垣!
ちょっとお城風で、
きっと江戸時代くらいの
ものではないかと想像。
両脇には、かなり立派な燈籠が
そびえ立っています。
亀(贔屓)の上に立つ燈籠。
贔屓は「ひいき」ではなく、
「ひき」と読みます。
意味をWikipediaから引用すると
「中国の伝説によると、
贔屓は龍が生んだ
9頭の神獣・竜生九子のひとつで、
その姿は亀に似ている。
重きを負うことを好むといわれ、
そのため古来石柱や石碑の土台の
装飾に用いられることが多かった」
亀に似ているだけで、亀じゃない(笑)
確かに神社やお寺などで、
亀が石碑や燈籠を背負っているのを
見かけることは多いですよね。
吽形の亀、いや贔屓。
ご由緒。
僕が一番注目したのは、最後。
「大森神社所有の女夫遺跡」
この遺跡がここから500mくらい北の
山陰自動車道女夫岩トンネルの真上にある
遺跡だと知って、
この神社は村の鎮守様くらいにしか
思っていなかった僕は、
実は広大な土地を持っている事を知って、
ビックリでした。
また、さらに女夫遺跡がある山は、
高速道路を作る際に、
トンネルではなく予算が少なくて済む、
山を崩して道路にする工法が
取られる予定だったものが、
地元住民の保存活動と、
遺跡調査で、
祭祀や古墳が見つかった事も相まって、
トンネルを掘る工法に変更され、
ここはそのまま残されたそうです。
こんな一件を知る事で、
この神社が
昔からどれだけ崇敬された神様だったのか
良くわかりますね。
神門前の石段。
以前の写真だと左の車道は無く、
ここも良い感じの石垣でした。
ちょっと残念!
顔の原型をとどめない
恐らく「阿形」の狛犬。
吽形も溶けかけています(笑)
神門。
拝殿。
以前の写真では、
左の民家風の建物はなく、
ごく普通の拝殿でした。
こちらも景観からしたら、
ちょっと残念ですが、
利便性などで、必要だったのでしょう…
しかし、残念なのはここまで。
右回りに歩いて本殿を見ると、
こんなに立派なものが!
うわ〜完璧な大社造りの
本殿じゃないですか!
床の高さも
まさに「ザ・大社造り」といった容貌で、
やっぱり出雲(地方)に来たなんだわ〜
と僕の心を踊らせてくれました。
拝殿とのギャップはホント凄い(笑)
参拝後、神門を拝殿側から撮影。
形の良いイチョウが気になり
これも撮影。
そして、最も気になったのが、
妻が教えてくれた、こちら。
タコ? ET?(笑)
大森神社との思わぬ出会いで、
時間も忘れてしまいそうでしたが、
玉作湯神社には
社務所が空いている時間に到着したく
ここで、参拝は完了。
次回は女夫岩(遺跡)に行ってみたいものです。