大牟田市石炭産業科学館
環境に優しいのはどっち?
人間が生きている限り
「エネルギー源」は必要です。
日本が石炭依存を止められない事に
批判もあるようですが、
原発依存とどちらが正解なんでしょうか?
CO2の問題はあるものの
石炭で、故郷に住めなくなる事は
ありませんが、
原発の場合、
ひとたび事故が起きれば、
故郷に住めないのは勿論、
人間にはコントロール不可能な事が、
先の大震災では既に証明されています。
僕自身、石炭自体に
興味はありませんでしたが(笑)
縁あって訪問した
大牟田市石炭産業科学館では、
石炭があったからこそ発展できた
知らなかった多くの史実や、
また石炭を
クリーンエネルギーに転換して
使う方法などを初めて知りました。
興味がなくても縁があれば
流れに乗ってみるものですね(笑)
大牟田市石炭産業科学館へ
大牟田駅西口からバスで
海岸方向に約10分、
最寄りバス停、イオンモールに到着です。
フードコートで弁当が食べられるか
中を見てみたのですが、
なんか食べにくい雰囲気でパス(笑)
この時、僕たちの頭の中は
食べる事が9割だった気がします(汗)
空腹に打ち勝って(笑)
石炭産業科学館に到着。
外見は円盤みたい。
敷地内には昔炭鉱で使われていた
重機が数多く展示されています。
こちらは炭鉱とは無関係な
大牟田高専の学生が、
鉄の廃材で作った恐竜の模型。
入口。
エントランス。
ラッキーな事に、この日は月に一度の
ファミリーデーで、入場料が割安です。
ファミリーデーのイベント中。
広々とした展示室には人はいなく、
僕たちが独占・・・。
「焚石山鎮守社稲荷石祠」の案内。
神社好きとしては、
これが一番最初に気になります。
○○領に見えますが、
石祠と共にあったものでしょうか。
石祠には、鎮守、稲荷の文字が見えます。
体験型展示場
ここ石炭産業科学館の特徴は、
多くの体験施設を有する事で、
楽しみながら石炭の知識が
自然と頭に入るしくみになっています。
しかし、
僕の頭には余り残っていないかも(笑)
カップルで寄り添って見られる映像室。
もちろん、僕たちも体験(笑)
この隔離された感じ、
デートにもお勧めですよ!
空気の力でボールを飛ばしてシュート。
大きなシアター室。
ルームランナーのような装置で、
発電させ、その電力が表示されるもの。
光をあてて・・・
何だったかな?(汗)
詳しくは忘れましたが、
虹色に光る装置。
ダイナミックトンネル
ここは炭鉱で使用されていた機械を
模擬坑道の中に展示して、
臨場感を味わえる場所です。
「ダイナミックトンネル入口」
これが実際の炭鉱入口に
似ているのを本当に認識したのは
この後に行った、「宮原坑」での事でした。
本物の炭鉱と同じように
エレベーターで地下に降りられるのを
楽しみにしていましたが、
僕たちが訪問した時は「調整中」(汗)
なので、足で降りて見学する事に。
コンティニュアスマイナーという
アメリカ製掘削機械。
「ホーベル」と言う、ドイツ製の
カニみたいな採炭機械。
石炭を運ぶ電気機関車と炭車。
ロードヘッダーという
三井三池製作所製の
首振り自在のトンネル掘進機。
こちらも三井三池製作所製で、
ドラムカッターという採炭の主役。
その他の展示
坑道(笑)から出た後は、
展示物を観覧。
三井炭鉱骨格図。
そう言えば、
島根の古代出雲博物館行った時、
石見銀山の骨格図もありましたね。
これは開館前ではありません(笑)
2人見っけ!(笑)
お~今流行の
マインドマップの先駆けですよ!
凄いものが100年くらい前には
この炭鉱にあったのですね!
これを見てトニー・ブザンさんは、
「ザ・マインドマップ」という
本を書いたのかも?
蒸気を動力とした、
明治時代末期の炭鉱断面模型。
電気を動力とした、
昭和20年代の炭鉱断面模型。
三池港のジオラマ。
三池炭鉱の発展は、
團琢磨という方があっての事。
そんな顕彰展示です。
こちらは入場口にあった團琢磨之像。
有名な作曲家の
團伊玖磨はこの方の孫です。
江戸時代の大牟田は、
北半分が柳河藩、
南半分が三池藩で、
それぞれの石炭採掘の歴史が
案内されています。
企画展
この日あっていた企画展は、
「炭都・三池」
~「明治日本の産業革命遺産」~
入ってみました。
展示室。
子供向けは、僕ら向け(笑)
わかりやすい案内で、
石炭の恵みは、三億年前のシダの
お陰ということを知りました。
階上へ
エレベーターで階上へ。
マットは、宮原坑ですよ!
テンション上がりますね。
旧長崎税関三井支所の模型。
様々な掘削機械のミニチュア。
そして、このあと屋上に行ってみました。
宇宙船に乗り込む雰囲気?
三池港方面。
ガラスが霞んでいますが、
海まで見渡せました。
見学の最後はこの写真で〆(笑)
今日の発見
石炭化学館の前に駐車していた車。
小西行長のキャラクターが描かれた、
宇土市の
「うとん行長しゃんキャラバン隊」。
キリシタン大名だった小西行長は、
領地であった、肥後の南側、
宇土周辺にある
異教の寺社を打ち壊したり、
関ヶ原の戦いでは負けて斬首されたりと
素人目に見ると、
メジャーになれない条件が
揃っているのは否めません・・
しかし、そんな小西行長を
地元、宇土市のシンボルキャラとして
盛り上げようと、こんなキャラを駆使して、
大牟田まで来て頑張られています。
正直これを見たら僕は宇土城跡に
行ってみたくなったので、
それなりの「効果」は間違いなく
あると言えるでしょう!