大阪・関西万博(日本館・前編)

隔世の感
僕たちの大阪・関西万博での目的は、
基本、藤本壮介氏設計の
大屋根リングのみ(笑)
イタリア館は大いに気になっていたけど
3ヶ月前予約の対象外だったので、
パスすることにして、
日本館とパソナ館の
二つに応募してみたところ、
日本館に当選したのです。
無欲というものが、
もたらす幸運なのでしょうか(笑)
そんな日本館、
まさに「ザ・日本」といった感じの
「循環」をテーマにしたパビリオンながら、
「火星の石」と
「小惑星イトカワの微粒子」、
「小惑星リュウグウの砂」の展示という、
宇宙のロマンまで体験出来、
「月の石」を目玉にした
アメリカ館の事を思えば、
日本館で宇宙の石が生で見られるなんて、
隔世の感があります。
「失われた30年」なんて言われても
「やる時にはやる日本」を感じ、
日本館を出る頃には、
根拠もなく
将来に大いなる希望を感じてしまったのは、
心に響く展示だったからに
他なりません。
パンフレット
いくつかの言語のパンフレットがあり、
日本語しかわからない僕は、
当たり前に日本語を選びました(笑)
三つ折りの表側。
パビリオンの案内図が描かれた内側。
外観
外観の写真は、
事前に場所確認した時に撮ったものと
入場直前に撮ったもののミックスです。
日本館・・ではなく
日本館に隣接された
EXPOホール「シャインハット」。
上部に写った、
太陽光に照らされ、
黄金色に輝く大屋根リングと
そこを歩く人影、
そして空に浮かんだ月の姿、
太陽は見えていないのだけれど
「太陽と月」というお題にしても良い位、
なんともいい感じですね!
実は、
妻に「これ撮って!」と
指示を受けて撮影しています(笑)
日本館全体像。
日本館は大屋根リングと隣接。
こちらは日本館に入る前、
大屋根リングを歩いていた時、
俯瞰して見た日本館です。
ドミノ倒しのように並べられた
木造板の一枚一枚は、
万博終了後、リユースされる事を
前提とされているので、
数年後には日本の各地で、
「これ、日本館の板で建築したよ!」
な〜んてものが見られて、
この日体験した日本館を
懐かしく思い出す事が出来るかも知れず、
それもまた楽しみになっています。
ロゴ。
エントランス
予約した18時よりも
少し前に行くと、
入ってOKの案内があり、
まずは「関所」(笑)で、
QRコードを読み取り無事通過。
大屋根リング沿いなので、
テンション上がります!
螺旋をさらに奥へ。
会場図。
そして、
僕と妻が注目したのが、
こちらです・・・
スポットクーラー!
これは、
妻の会社にあるものと
同じものだそうで、
僕も妻もスポットクーラーとのご縁に
大はしゃぎして、
早速、日本館の思い出が
心に刻まれました(笑)
板壁の先の半月。
日本館と月、
入場前からロマンを感じています(笑)
Plant AREA
3エリアある中で
最初に入ったのは、
Plant AREAで、
「ごみ」から「水へ」という
副題が付けられています。
入口。
短いビデオ案内。
スタート。
「ちいさないのちがささやく」
プロジェクションマッピングのオブジェ。
3エリアとも同じものがありましたが、
これは「水」を表しているのかな?
館内では全般的に、
「立ち止まらないで」の声がけが多く、
撮影もなかなか難しい中、
見学する為の展示場所でさえも
「立ち止まらないで」と言われ、
一瞬「何で?」と思ったものの(笑)、
そこは受け流して楽しむのが僕ら流、
まあ、
大勢の人を捌くだけでも、
大変な事態になっているんだと
理解すれば、
スタッフさんには同情しか
ありませんけどね・・・
「ごみはいのちのはじまりだ」
立ち止まらず撮影して
ちょっとブレていますが、
iPhoneはかなり頑張ってます(笑)
「発酵で発光中?」
かなりブレたか?(笑)
発酵で発光中の様子。
「日本館 ただいま 食事中」
Plant AREA最後の展示ルーム。
「日本が誇る隠れた料理人、
その名も麹菌」
「このオブジェは、
麹菌がもつ「味」に関わりの深い
特徴を色や形で表現したものです。
おいしいと感じる理由は、
麹菌による発酵のおかげです。」
「「日本の味」、
そこにはいつも麹菌。」
醤油、味噌、白味噌、清酒、
みりんなどの発酵物を可視化。
「生分解性プラスチックは、
微生物による分解により
自然に戻るのが特徴です。
すでに生活の中で、
使っているのかもしれません。」
「こわれて自然に戻る
「生分解性プラスチック」。
元の形が分解れ自然に戻るまでの過程。
器が段々と分解され・・
ほぼ自然に帰っていく・・
結婚式のバルーンリリースで使われる風船、
どこへ落ちても良いように、
確か自然に戻る素材でしたが、
生分解性プラスチックというか、
生分解性ゴムが
使われているのかもですね。
「従業員は微生物、
水の再生工場」
実際の機器。
最後のルームを出る
18時予約組のご一行様。
(続く)