大洲神社(愛媛県大洲市)後編
二人で独占という贅沢
大洲神社に滞在中、
僕たち以外にはどなたも
参拝者はいませんでした。
近くの臥龍山荘などには、
そこそこ観光客は来ていたのに・・・
御朱印のブームとか、
パワースポットブームとか言っても
やはりかなりの有名神社でなければ、
観光客は足を運ばないのが、
現実のようですね。
しかし、
喧騒がとても苦手な僕なので、
こんな二人で独占出来る神社は、
本当に有り難い限りなんですが(笑)
境内社
まず参拝した境内社は、
本社向かって右側の古いお社です。
祭られている神様など
わかりませんが、
御社殿前に気になるものが2つ。
御社殿向かって右前には、
裸のヴィーナスが立っていそうな
大きな貝が奉納されています。
今回の旅では、同じような貝を
いくつかの場所で見ましたが、
愛媛の南側は、
こんな貝の名産地なんでしょうか・・・
そして、反対側には、招福神像。
松井國五郎さんの奉納です。
大洲市のサイトによると
奉納した松井國五郎という方は、
大洲市の名士で、
フィリピンで貿易会社を経営したそうです。
その旧松井家住宅は、1926年に
建てられた別荘で、
主屋と石垣が、2008年に
国の登録有形文化財に指定されたと
書かれていました。
次回(笑)行ってみよう!
江戸時代の建立と思われる
何とも心に残る渋くて
カッコいい御社殿ですね。
稲荷社。
参拝。
いくつかの境内社が
鎮座する場所の入口。
神社境内から独立したように
木々に囲まれた、
静かな環境になっています。
これなら神様たちも
ゆっくり昼寝が・・・
いえ、ご鎮座出来るでしょう(笑)
水の神様。
若宮神社・宗忠神社。
火の神様、大工の神様。
勉強の神様。
釣りの神様・・・
えびす様なので、事代主命です。
父の大国主命が、
天つ神のタケミカヅチから
国譲りを迫られた時、
美保の岬(島根県美保関)で
釣りをしていたという神話にちなんで、
全国にあるえびす様像の
イメージが「釣りと鯛」に
なっているのでしょう(笑)
「国譲り賛成!」と言って、
争わなかった温厚な神様なので、
いつも笑ってらっしゃいますね。
明治100年記念の奉納ですから
今から50年前の建立です。
そして、大洲神社散策の
最後は御神木へ。
大洲藩最後の藩主、
加藤泰秋公お手植えの御神木。
案内によると、木豇豆と書いて、
「きささげ・きささぎ」と読みます。
難しすぎる漢字だ・・・(汗)
落葉樹なので、
今は枯れたように見えますが、
実際はすこぶる元気です(笑)
今日のロケ現場
ここ大洲神社は、
テレビドラマ「東京ラブストーリー」の
ロケ場所になっていました。
小田和正の名曲
「ラブストーリーは突然に」
これを書いていて、
今、頭の中でヘビロテ中です(笑)