リアル弘道館(肥前さが幕末維新博覧会)
佐賀藩の偉人養成所
弘道館があればこそ、
あれだけ多くの幕末維新の偉人を輩出し、
佐賀藩が明治維新の原動力になれたのは、
多くの人が認めるところでしょう。
その弘道館を自身で体験出来るのが、
「リアル弘道館」です。
他の会場もそうですが、
肥前さが幕末維新博覧会は、
来場者が見る「物」がメインではなく
来場者が体験する「事」を重視しています。
見るという視覚からの情報よりも
体で感じる体験そのものが、
いかに心に残るのか、
まるで心理学者の監修でもあったような
素晴らしい、やり方ですね。
リアル弘道館へ
八坂神社から歩いて、
すぐの場所にリアル弘道館はあります。
立派な門構えの家が
リアル弘道館です。
会場は、古賀銀行の
頭取の住宅であった、
旧古賀邸が使用されています。
既にあるものを上手く利用する、
肥前さが幕末維新博覧会の
いい所ですね!
そして、メイン会場に入る前に
僕たちが入ったのがこちら。
この離れの部屋の中で、
佐賀の八賢人おもてなし隊が、
読み聞かせをしていたので、
入ってみました。
ここで感動したのが、
昨年秋、僕たちが
「佐賀ファン」になる
大きなきかっけをくれた
佐賀の八賢人おもてなし隊の一人
江藤新平(役者名)さんと
再会出来たことです!
(上の写真で緑のハッピ姿の方)
昨年佐賀城本丸歴史館で見た
寸劇のひとコマです。
左が江藤新平、右が島義勇。
(写真のブログ掲載は許可済みです)
再会に握手までしてもらい、
その温かく柔らかい手の感触に
感動は頂点に(言い過ぎか?)
まだリアル弘道館に
入ってもいないのに、
気持ちが昂りすぎですね(笑)
ここが入口。
弘道館の創始者二人がお出迎え。
最初に短い案内ビデオの上映です。
次の部屋では少し詳しく佐賀藩の
弘道館を紹介してくれます。
そして、ここからがリアル体験。
マンガとは素晴らしい!!
しかも音声案内の機器が、
来館者全員に渡され
自分のペースで話が聞けるのです。
赤いパネルに音声装置を
タッチするだけで、
その場所に応じた説明が流れてきます。
とにかく楽しい!
情報が目と、耳から入って来ると、
理解もひとしおです。
と言いながら忘れた話も
たくさんあるかも(笑)
ここに紹介されている
弘道館で主席だった久米邦武という方、
息子は久米桂一郎という有名な洋画家で、
この親子の業績は、東京の目黒駅前の
「久米美術館」で体験出来ることを
後で知りました。
弘道館、凄過ぎですね。
弘道館は、幕末の偉人でもある
10代藩主鍋島直正により
施設の充実を計る為、拡大されています。
その拡大された弘道館を
体験出来るのがこちらです。
光るパネルを自由に動かし、
ここがどんな場所か文字と絵で、
体験出来るしくみになっています。
あくまでも来館者が自主的に
動いて、見て、考えるしくみなのです。
そして、最後の体験は、
「素読」(そどく)。
素読は弘道館の学びの
一番初めの段階です。
それを実際に
体験するコーナーとなっています。
リアル教室(笑)
僕たちも声を出して読み上げました。
論語か〜(汗)
でも平仮名があるから大丈夫!
リアル弘道館、
素晴らしい体験と感動の再会が出来て
僕たち二人、大満足でした。