三内丸山遺跡(青森市)ガイドツアー・後編

 

裏付け捜査(笑)

貴重な遺跡も

見た目に地味(笑)だと

人々の関心もひかないし、

訪問したとしても

記憶には残りにくいと思います。

人とはそんな生き物ですから、

やはり「映え」という奴は

必要不可欠なもの・・

僕も三内丸山遺跡訪問の動機は、

六本柱の巨大な大型掘立柱建物が、

以前から気になっていたからだし(笑)

ただ、やはり感動は、

復元の裏付けがあってこそのもの。

大型掘立柱建物の

「裏付け捜査」(笑)を成し遂げた方々

グッジョブです!

大型掘立柱建物

毎度登場している

パンフレットの

「ムラのようす」から。

ガイドツアーご一行様は、

右下の「時遊トンネル」から

1〜9までの見所を巡り、

ついに左端の二つの復元構造物、

大型掘立柱建物と

大型竪穴建物の見学へと向かいます。

この二つ、見ただけでも鳥肌もので、

めっちゃテンション上がりますよ!

動画でも撮影。

「型掘立柱建物」、

「型掘立柱建物跡」、

「復元図」の3つの案内の中から、

型掘立柱建物について書き出します。

「この復元した大型掘立柱建物は、

発掘調査の成果や柱穴の底の部分に

かかっていた土圧の分析結果などから

全体の大きさを推定したもので、

柱間と同じ4.2m間隔で床を作り、

3層の建物としています。

屋根についてはさまざまな説が

あることから現在のところ

復元していません。」

案内に書かれていない部分を

iPhoneにメモったガイド嬢さんの

お言葉を追記します。

・弘前城より少し高い

160人で建てた

これ、めっちゃ凄い情報ですよ!

200年ほど前に建てられた

弘前城天守が14.4mなので、

それよりも高い構造物を

その5千年近くも前に建てた

縄文人の卓越した土木建築技術、

もう尊敬しかありません。

次に「大型掘立柱建物跡」を保存した

ドーム内部へと向かいます。

お〜6本分のデカイ穴がアル〜!(笑)

案内を書き出すと

「掘立柱建物は柱穴を掘り、

柱を立て、床や屋根を支えています。

ここからは直径約2m、

深さ約2mの柱穴が

3個すつ2列並んで見つかりました。

これらの間隔はすべて約4.2mで、

規則正しく配置されていました。

柱穴の中からは直径約 1mの

クリの木柱が見つかりました。

縄文時代中期後半

(紀元前約2,600年)のものと

考えられています。」

このようになります。

再び外観を撮影し、

慌ててご一行様を追っかけます(笑)

大型竪穴建物

最後の見所、

大型竪穴建物へ。

常に素早い動きで先回りし、

ご一行様を迎えてくれるのも

ガイド嬢(黄色い装束)の凄いとこ。

入口の低さを感んじられるよう

身長159cmの妻に

登場してもらいましたが、

腰を落し足も曲げているので、

高さがよくわからんですな(笑)

ま、

そんな事は気にせずに

案内を書き出します。

「長さが10m以上の竪穴住居は

大型竪穴住居と呼ばれています。

この復元大型竪穴住居は

長さ約32m、約9.8m、

床面積約250㎡であり、

日本最大のものです。

縄文時代中期後半(約4000年前)

のものを復元しました。

住居の他に、集会場や

共同作業場などの説があります。」

ガイド嬢の説明に聞き入るご一行様。

ここでそのお言葉を少々・・

・35センチが基準

・たたみ150枚

・椅子で300人余裕で入れた

・燻してある栗の木

・修学旅行で集中豪雨の時ここに避難した

とにかくレア情報満載で、

何よりも「ここに避難」には

驚嘆する他ありませんでした。

縄文人が知ったら、

さぞかし喜んでくれたでしょう!

妻を入れて大きさ比較。

ここを体験し、

僕が今まで知っていた

「竪穴式住居」の

こじんまりとしたイメージは、

完全に覆りました。

縄文人のミーティング場だったか?

・・忘れています(汗)

反対側から建物内部全景を撮影。

屋根裏。

玄関とは反対方向から撮影。

ここも大きさ比較で妻登場。

こちら側は、

なんと入母屋破風ですよ!

これも縄文人の発明だったのかな?(笑)

大型掘立柱建物と共に、

ツーショットも完了。

時遊トンネル

遺跡の大方を見終わった

ガイドツアーご一行様、

あとは再び令和6年に

タイムスリップするだけ・・

と、そう思った瞬間

空を見上げた妻が雄叫びを(笑)

「あ!サギちゃんだ!」

縄文時代のサギちゃんが、

令和に帰る僕たちを

見送ってくれていますよ!(笑)

ここが令和6年への入口、

「時遊トンネル」。

そして、

一気に5千年の歳をとって(笑)

ガイドツアーは完了です。

ガイド嬢さん、

素晴らしい思い出を

沢山くださり本当にありがとう!

 

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