水天宮(札幌市)
福岡県とのご縁
江戸時代後期、
久留米藩江戸上屋敷内に祭られた水天宮は、
門外から賽銭が投げ込まれるほどの
崇敬を集めた事から、
殿様が月に一度だけ門を開けて
一般客のお参りをOKしたのが、
現在の東京に鎮座する
安産祈願で超有名な水天宮の始まりで、
関東周辺にはそれなりに(笑)
水天宮はあるようです。
ただ、
北海道札幌にまであるとは、
知りませんでしたので、
福岡県に住むものとして、
ちょっとご縁を感じ、
嬉しくなってしまいます。
中島公園の北の端に鎮座する水天宮、
その由緒書きによると
「明治十七年(1884)旧久留米藩士、
水野源四郎翁が九州久留米水天宮の本宮より
御分霊を奉戴し創建された。」
このように書かれています。
勝手な想像ですが、
水野源四郎翁は、
北海道開拓の一翼を担った人なのかも
知れませんね。
ホテル拠点の散策
チエックアウト時間の
午前11時までは、
ホテルの駐車場に車を
置きっぱなしに出来るので、
朝8時頃から、
中島公園内の四つの見所を
徒歩で散策しました。
拠点は右上に位置する
赤丸で囲んだ神社三社と豊平館を巡ります。
水天宮へ
朝7:50、ホテルを出発。
チェックアウトは先に済ませ、
車のみ後から引き取ることに。
夜は気づかなかったのですが、
「横断に時間のかかる方は
押しボタンにふれてご利用ください。
青信号が通常より長くなります。」
このような表示があります。
この信号機、
弱者にめっちゃ優しいのですが、
たま〜にしか見かけません。
増やせないのは、
予算の関係もあるのかな(汗)
花見をしながら水天宮へ。
菖蒲池。
借景は夜景で有名な藻岩山。
水天宮参拝
ホテルから徒歩5分、
参道橋に到着です。
橋の名前は「水天宮橋」。
水天宮横を流れる創成川(そうせいがわ)。
勧請元の総本宮である
筑後川のほとりなので、
何となく水天宮らしさを感じます(笑)
社頭。
由緒。
御祭神は、天御中主神と
安徳天皇(平清盛の孫)
高倉平中宮(平清盛の娘、徳子)
平二位時(平清盛の妻、時子)
壇ノ浦の戦いで海に身を投げた三柱、
(徳子は助けられ生き延びています)
そして、北海道開拓の三神です。
手水舎。
手水鉢。
「明治三十八年七月
於満州出征中
佐藤吉雄」
日露戦争に出征中の方が、
奉納されたのでしょうか?
「出征中」というのが、
かなり珍しいですね・・・。
先代の狛犬さんかな?
拝殿にて参拝。
ビニールカバー付きの幣を発見!
これなら雨もOKですね!
この後は、
参道脇の境内社へ。
何も書かれていませんが、
屋根の神紋からして、
稲荷神社かと思われます。
こちらは御祭神不明。
参拝完了後は、
中島公園を通って
豊平館へと向かいます。