水天宮(福岡県久留米市)後編

 

4年振りの参拝

前回、水天宮に参拝したのは、

2016年の初詣で、

僕たちは会社を倒産させて、

自己破産したばかりの頃。

あれから4年という月日の早さは、

驚くばかりですね。

この4年で、色んな事がありました。

嬉しい事、悲しいこと・・・。

そんな歳月を経て、

この水天宮に来られたのも

何かのご縁なのかも知れません。

いや、真木和泉守のご縁でしたね(笑)

本殿へ

真木和泉守顕彰区域から

本殿目指してさらに参道を進みます。

注連縄柱。

御由緒。

「壇ノ浦の合戦の後、

女官、按察使局伊勢

(あぜちのつぼねいせ)が、

筑後川畔鷺野に逃れて始めて

水天宮を祀る」

これが水天宮の始まりです。

石橋へ。

明治時代のものでしょうか。

楼門。

拝殿へ。

参拝の前、

拝殿前の狛犬が気になり撮影。

今まで何度ここに来たのか

分かりませんが、

この狛犬に気づいたのは初めてです。

阿形の狛犬。

台座を見ると、

「真木和泉守旋臣」と刻まれています。

「旋臣」とは

真木和泉守保臣のお父さんの名。

という事で、この狛犬は、

保臣の父が奉納したもののようです。

吽形。

今まで狛犬の存在すら

気にならなかったのに

これだけ充実した参拝が出来るなんて、

真木和泉守保臣のお引き合わせには、

感謝しかありません。

水天宮の神額の文字、

味があって素敵ですね。

拝殿斜め右側から。

絵馬は水天宮御座船。

左奥が拝殿、右が本殿。

真ん中の白い建物は、

地下道の昇降口で、

水天宮は、本殿と社務所が

地下で繋がっている

珍しい神社でもあるのです。

水天宮の御神紋である

椿の花も咲いています。

拝殿バックに楼門下でツーショット。

水神社

10年ほど前、

僕が初めて「肥前狛犬」という

存在を知ったのが、

境内社である、この水神社です。

正面の左右に肥前狛犬が鎮座。

右斜から撮ると、

背後には筑後川も見えています。

阿形。

発祥の地である佐賀県には、

圧倒的な数と

多様なデザインが存在する

肥前狛犬ですが、

福岡県に於いても筑後地方をはじめ、

佐賀県寄りの神社に於いても

点在しているのは、藩境(県境)

だったからかも知れません。

真横から。

石を彫り抜いていないので、

初期型でしょうか・・・。

吽形。

真横から。

う~んやっぱり

肥前狛犬は素晴らしい!

水神社の御祭神は二柱。

いつも書いていますが、

「みつはのめのかみ」を目にする度、

どうしても、

伊耶那美命の尿から生まれたという

古事記の記述を思い出してしまいます。

尿を忘れて(笑)参拝。

妻が鈴の緒を見て一言。

「かわいい~!」。

確かに!

水神社から見た筑後川。

秋葉神社

本殿向かって右側には

境内社が二つ鎮座しています。

まずは、左奥の秋葉神社に参拝。

全国に存在する多くの秋葉神社は

火除け、火伏せの神ですが、

ここの御祭神はこちらです。

水天宮のサイトによると

「秋葉神社は火の神様が一般的ですが、

当宮では農耕・文芸の神である、

阿遲鉏高日子根命

(あじすきたかひこねのみこと)が

奉斎されています。」

こう書かれています。

千代松神社

次は、

水天宮の創始者を祭る神社、

千代松神社に参拝。

専用の手水鉢も完備。

神社のサイトを引用させて頂くと

「水天宮の創始者

按察使局伊勢命

(あぜち のつぼね いせのみこと)が

奉斎されてい ます。

社名は按察使局伊勢命が

後に剃髪して名を千代と改めたこと、

逝去の後墓に松が植えられたことから、

千代松神社と呼ば れています。」

このように説明があります。

創始者へ参拝。

幻のまつり

コロナウイルスの影響で、

素敵なお祭りも中止になっています。

来年は是非、開催して欲しいものですね。

 

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