太祖神社下宮(福岡県篠栗町)後編

 

天然記念物指定の意味

巨木めぐりをしていると

見るからに魅力ある

素晴らしい木なのに

枝葉がいびつな形に伐採されていたり

あるいは切り倒されていたりと

「何で保存しないんだろう?」

と思うような場面に出くわし

残念な気持ちになってしまいます。

そんな事にならないためにあるのが、

「天然記念物指定」という手段です。

もちろん国の指定が一番強力ですが、

県や、市、町、村指定でも

何もないよりも大きな意味があります。

ここ太祖宮の4本のクスノキと

1本のオガタマノキは、

篠栗町指定天然記念物となっていて、

これからずっと大切にされる事が

保証されていましたので、

まずは一安心です(笑)

境内で巨木巡り

太祖宮の入口付近には

御由緒のすぐ横に

このような案内があります。

これは素晴らしい!!

境内に生息する木の案内で、

平面図までついています。

設置されて間もないようで、

老朽化の「ろ」の字もありません(笑)

この案内のお陰で、境内の巨木めぐりは

超スムーズに出来ます。

1号木

境内の一番手前にある木で、

推定樹齢は400年。

根っこは一つなのか、

後から癒着したのかは

分かりませんが、

幹が根っこ付近から

5本に分離して成長したクスノキです。

近寄って見ると迫力あって

パワーを感じますね。

もちろんご神木である証の

しめ縄も巻いてあります。

2号木

本殿向かって右側の

境内社横にそびえるのが、

古くからこの神社で

ご神木として崇められて来た木で、

推定樹齢は600年といわれる

この神社で最大の巨木です。

根っこを踏まないよう

気をつけながら

大きさの比較写真を撮影。

別角度からも撮影。

3号木

2号木と境内社を挟んで

反対側、本殿横にあるのが3号木です。

推定樹齢は500年。

シンプルな枝ぶりです。

本殿裏手に回って別角度から撮影。

奥に見える2号木とともに

本殿をお守りしている感じが

また素晴らしいですね。

4号木

2号木、3号木とは反対側の

本殿横にそびえるのが

4号木と呼ばれる

推定樹齢400年のクスノキです。

神社に詳しい人の話によると

しめ縄が結界を意味するので、

その上側には手を触れないのが

マナーだそうですが妻はどうでしょうか?

写真では・・・下なのでセーフ(笑)

5号木

この木だけは4号木までの

クスノキではなく、

オガタマノキです。

一円玉の裏にデザインされている木が、

このオガタマノキだということを

人吉市の青井阿蘇神社の

観光ボランティアの方から

教えて貰って以来、

オガタマノキを見るたびに

青井阿蘇神社を思い浮かべます。

無名の木

2号木とオガタマノキのすぐ近くに

ニワトリの足がありました(笑)

気になる木。

何の木でしょうか?

いつかは「ニワトリの足の木」として

6号木になるのかも(笑)

御社殿と巨木たち。

こうやって見ると、

やはり神様は、

御神木に護られていりょうな

そんな太祖神社です。

ツーショットも忘れずに。

へーな写真二枚

帰り際に幟を見ると

峰崎部屋の力士たちの

名前が書いてあることに気づきました。

現代風になったんだな~幟。

そして、こちらはカメムシ(笑)

駐車場に戻って

車に乗り込もうとしたら

助手席側の屋根にカメムシが。

神社参拝前に蜘蛛の巣に掛かって

死んだカメムシを見て、

「可愛そう」と言っていた妻の言葉を

仲間のカメムシが聞いていて、

妻にお礼を言いに来たのでしょうか?

妻はカメムシが好きで喜んでいましたが、

何で好きなのか、理由は内緒です(笑)

 

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