天龍寺(岐阜県可児市)
「おもてなし」を超える心地良さ
「おもてなし」というのは、
相手を意識した言葉だと思います。
勿論いい言葉ですが、
最高というわけではない気がします。
自然に心地よいと感じるのが、
訪問者にとっては嬉しいもの。
そんな「心地良さ」に包まれたのが、
可児(かに)市でした。
とにかく人も案内も優しいのです。
自然と湧き出るものがあればこそ、
相手も感じる事が出来るもの。
可児市という珍しい名前が、
今では、当たり前になった僕たちです。
天龍寺へ
大河ドラマ館でいただいたのが、
こちらの絵地図です。
紙質がしっかりして、
携帯してもグシャグシャになりません。
そんな細やかな配慮が嬉しいですね。
限られた予算を
上手に使った例と言えるでしょう。
花フェスタ記念公園入場口から
一番遠い駐車場まで車で移動。
ここからが、散策の最短距離なのです。
公園を出ると、天龍寺の看板と
その先にある明智城の
道案内が出ているので、
全く迷うことはありません。
細やかな気遣いが
伝わってきて、感動です。
道の両脇には、
案内板、注意書き、幟などがあり、
初見参の僕たちにとって、
有り難い限りです。
楽勝で天龍寺に到着。
見どころはこの3つ。
でも僕には上の二つしか
目に入っていなく、
「瀬田おたすけ観音」を
見逃していたのです(汗)
厳密に言えば、
写真には写り込んでいましたが(笑)
延命地蔵菩薩
境内入ってすぐ左側に、
地蔵菩薩を見つけ、
本堂へ参拝する前に
まずは、こちらにご挨拶。
綺麗に整備された地蔵菩薩の周辺。
参拝。
妻のおばあちゃんが
よく唱えていたご真言。
右手に錫杖、左手に宝珠を持ち、
なんとも優しいお顔で迎えてくれました。
妻のおばあちゃんが、
このお地蔵様を通じて
僕たちを素晴らしい可児市に
呼んでくれたのでしょう。
お地蔵様に出会えて良かった・・・。
本堂
お目当ては巨大な位牌?
なんて動機なんでしょうか(笑)
山門。
中に入ると、本堂の真ん中に
既に位牌が見えています。
右端の石仏が、
見逃した(参拝していない)、
瀬田おたすけ観音。
神社で言う狛犬的な存在でしょうか。
左側は象に乗った観音様かな?
本堂内へ。
黒板には親切な案内が。
日本一大きな
明智光秀の位牌と木像に参拝。
位牌の六尺一寸三分というサイズは、
光秀公の命日、6月13日から
来るものだと何かに書かれていました。
(調べたわけではありませんので違うかも)
再び山門へ。
明智一族の墓
お寺の奥にあるのが、
明智一族の墓です。
右側のぽっちゃりした灯籠に癒やされますね。
参拝。
明智光秀公の命日には、
法要があるそうですが、
その時の卒塔婆でしょうか・・・。
「四百三十九回忌」の文字が
見えていますね・・・。
お墓の横にある鐘楼。
これを鳴らすたびに、
明智一族は、
慰められているのかも知れません。