豊川稲荷(妙厳寺)総門〜山門

 

曇〜雨〜晴

初見参の豊川稲荷、

天気は、曇〜雨〜晴と

目まぐるしく変化しました・・

「色んな天気の豊川稲荷を楽しんで!」

な〜んて、

お稲荷様の思し召しだったのかな?(笑)

駐車場

散策時間の効率を考えて、

「総門に近い駐車場に停めたい」と

いつになく事前調査したのは、

大正解でした。

コンフォートホテル豊川を出て約10分、

朝8時前、無事駐車場に到着。

マンホールの狐ちゃんも

お出迎えしてくれています!

管理人らしきお姉さまはいたけれど

基本ここはセルフ駐車のようで、

料金箱に現金を投入し、

車のナンバーなどを記入し手続きは完了。

総門

駐車場でいただいた地図を片手に総門へ。

駐車場から総門までは

約80mちょっとと超便利。

こっちの方が分かりやすいですね。

総門横の交番に注目。

豊川稲荷の境内社?(笑)

その名は「稲荷通交番」。

正面はなんと入母屋破風ですよ!

素敵な建物を見せていただき

愛知県警さんありがとう。

総門に到着。

この時は曇ですが、

お寺を出る時はこんな感じでした・・

雨上がりの晴れ姿。

「豊川いなり略縁起」の顔でもあります。

「総門」

「現在の門は明治十七年(1884)

当寺二十九世黙童禅師によって

上棟改築されたものである。」

このように案内されています。

門松。

竹の先っぽが横に切られています。

他では切られていないものも多く、

その違いや意味は何なのでしょうか?

謎は未解明のまま参拝へ(笑)

青銅製燈籠。

お狐ちゃんの彫刻。

「明治二巳巳年九月吉日」の陽刻。

明治維新ホヤホヤの奉納ですが、

この直後、

豊川稲荷はじめ全国のお寺は、

「神仏分離」という明治政府の方針で、

廃仏毀釈の嵐に見舞われ、

苦難の道を歩むことに・・

台座の文字。

「発起人 武州久良岐郡

横浜港 萬屋伊兵衛

同港 鈴木保兵衛」

武州久良岐郡を調べると

僕たちが昔、横浜で住んでいた

京急上大岡駅近くの

横浜市南区大岡も含まれているようで、

なんか、

勝手に親近感を覚えます(笑)

発起人のお二人は、

五百両もの寄進をされていて、

明治二年の通貨はまだ

「円」ではなく「両」だった歴史を

これで知ることが出来ます(笑)

大きさ比較のため妻登場。

しめ縄が擬宝珠になっていますね!

また彫刻は網でよく見えませんが、

「頭上に祀られる十六羅漢は

名匠で諏訪ノ和四郎その他名工の合作」

このように記されています。

袖の扉。

以下案内です。

「門扉及び両袖の扉は

一千有余年の樹齢を重ねた

高さ4.5m・巾1.8m・

厚さ十五cmの欅の一枚板で

欅独特の如鱗うろこのような木目は

類い稀な木材として

専門家に知られている。」

この扉も同じく欅の一枚板。

鎮守堂

総門を潜ってまずは右側の鎮守堂へ。

「別名、龍天堂とも言われ、

昔の神楽殿であったものを

昭和五年春本殿の落慶開帳に際し

修築したものである。

祭神は白山妙理大権現で宗祖道元禅師が

修行のため入宋に際し特に禅師を守護し、

それより曹洞宗の寺院では守護神として

お祀りされている。」

このように案内されています。

神社の拝殿と本殿のような

造りになっていて、

神仏分離前は「白山神社」として

白山妙理大権現を祀っていたのかも

知れません・・・

また、道元さんは福井県の永平寺

創建していますので、

その関係もあり、

白山権現との関係は深いのでしょう。

鐘楼堂

次に鐘楼堂へ。

豊川いなり大本殿の落慶を記念して、

昭和十二年に建立されたもので、

梵鐘は戦時供出されたが、

新たなものを鋳造したと書かれています。

山門

豊川稲荷訪問での

一つのクライマックスが、

今川義元が寄進した山門です。

正面。

巨大な石燈籠と妻。

お〜なんか迫り来るものが・・

案内を書き出すと以下になります。

「天文五年(1536)

今川義元公が寄進した建物で

当時の現建物中最古の建物である。

又唯一の丸瓦葺造りの屋根の形をしている。

寛政五年(1792年)に修理し

更に昭和二十九年春、

かなえ講の協賛によって大修理が行われた。

左右の阿吽の仁王像は昭和四十一年

篤信者によって寄進されたものである。」

阿形像。

吽形像。

境内内部側から全景を撮影し、

改めて参道の鳥居へと向かいます。

(続く)

 

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