サプライズな終幕(2019年高知の旅)

 

思いは通じる

高知の旅を計画した時、

鉄道での往復を考え、

調べていました。

しかし、福岡から高知までを

陸路で行くと、時間がかかり過ぎ、

現地での観光時間はかなり減るし、

その上料金も高いのです。

仕方なく(笑)往復空路の

パッケージツアーにしましたが、

この判断は、大正解でした。

一泊二日の限りある時間を

有効に使え、しかも快適だったからです。

と、こ、ろ、が、

高知空港から福岡まで45分のフライトで

旅も終わりという時に、

この旅、いえ、過去の旅も含めて

最大のサプライズが

僕たちを待っていたのです。

高知龍馬空港へ

この旅最後の訪問先、土佐神社から

車で、高知龍馬空港までは、約30分。

平日という事もあり、

思った以上に渋滞していて、

少し焦りながらも空港近くの

レンタカー店に車の返却を完了。

お店の方に空港まで送ってもらい、

後はフライトのチェックインをして、

お土産買って、飛行機に乗るだけ。

そう思って空港の中に入りました。

青空に恵まれた二日間、

高知ともこれでお別れか〜

名残惜しいな〜なんて思いつつ

フライト情報を見ると

??

目を疑うような光景が(汗)

福岡行きが「欠航」?

初めは、こんなに天気が良いのに

何かの間違いかと思い、

ウロウロしていると

係員の女性から

機材(機体の事)が手配出来ず

欠航し、代替え便もない事を告げられ

一瞬頭が真っ白に、いや

元々かなり白いけど(笑)

しかしそこは天下の日本航空、

一度破産したとはいえ、

フォローは完璧でした。

代替え交通の乗り継ぎとして

この紙を渡され

空港最寄りの駅までは、タクシーで、

そこから陸路、鉄道で博多まで

帰るというものです。

当初僕が願っていた「陸路」での

移動が思わぬ形で、

現実となったのでした!

思いは通じるもの?(笑)

この紙をタクシーの運転手さんに渡せば

後から日本航空がタクシー会社に支払って

くれるというお墨付きを貰い、タクシーへ。

そしてカウンターで渡された封筒には

一人分のJR料金1万7千円が入っています。

二人なので3万4千円ですよ!

正規料金で航空チケットを買った人も、

リーズナブルなパッケージツアーで予約した

僕たちも平等に同じ金額です。

なんか、得した気分になるのは、

僕が貧乏性だからでしょうか(笑)

最寄り駅へ

そして、タクシーで到着したのが、

こんな名前の駅でした。

飛行機、飛ばせなくて、

「ごめん!」

日本航空一流のユーモアかと思うほど、

今の状況にピッタリの駅名です(笑)

「ゴメン」という割には、

「イケメン」なお顔の後免駅です。

後免から岡山へ

高知空港で、夕食を食べようと

考えていた僕たちはもう腹ペコ。

駅にはコンビニなどはなく、

歩いて5~6分の場所にある

ファミマで弁当を購入し

列車内で食べることに。

僕たちが乗るのは、

特急 南風26号18:46発の岡山行き。

南風の入線。

ホームには高知空港から来た

欠航仲間(笑)福岡行きの人が、

かなりの人数並んでいました。

チケットレスのツアーが、

チケット沢山ツアーに変身(笑)

南風の車内はシンプル。

普通車なのにフットレストが

装備されています!

JR四国、さすがです。

そして、この列車に乗ったことで

さらなる不思議なご縁を

強烈に感じました・・・

それは、

当初行こうかと計画していた

巨木の「杉の大杉」の最寄駅

「大杉駅」に停車することを知った時です。

何なんでしょう!

こんな巡り合わせ。

大杉駅の後も、

僕が行きたい場所の駅名がずらり並んで

その都度、撮影タイムになっていました。

夜の車内ではほとんどが、

疲れて寝てる人ばかりの中、

僕一人興奮して停車駅が来るたび

座席と出入り口を行ったり来たり(笑)

まるで、特急列車に初めて乗った

小学生みたいです(汗)

ドアが開いている一瞬に撮影した

大杉駅のホーム。

向かいに停車中の高知方面行き特急は、

四国名物のアンパンマン列車です。

大歩危(おおぼけ)駅のホームには、

大歩危渓谷に架かる

かずら橋のオブジェがあり

旅人の気分を高揚させてくれます!

金毘羅宮で有名な琴平に停車。

開いたドアの前はトイレ(笑)

しかし、レトロな雰囲気の駅舎は

金毘羅宮の神様のお膝元らしいものです。

あの、弘法大師空海生誕の地です!

善通寺、ますます行きたくなりました。

丸亀駅。

現存天守でもある

丸亀城の写真はありますが、

本物は・・・

ライトアップされたのを撮影(汗)

これでは何が何だか分かりませんが、

肉眼では見られたのは、ラッキーでした。

そして、この後列車は四国を離れ、

瀬戸内海の上をひた走ります。

瀬戸大橋通過中。

岡山駅に到着、

南風号ともお分かれです。

車内をウロウロしてたら

あっという間に着いていました。

岡山駅構内の写真。

岡山城、倉敷の美観地区の写真では

懐かしい思い出にひたり、

未訪問の津山城、備中松山城の

写真には、何か僕に

手招きしている気がしました(笑)

岡山から福岡へ

乗り換え時間は十分あったので、

慌てることもなく新幹線乗り場へ。

最速新幹線、のぞみ号、

車両はもちろん最新のN700A。

まさか、高知の旅でのぞみ号に

乗れるとは!

改めて妻と二人して

神様から授かった

自分たちの幸運に歓喜してしまいました。

博多の文字を見ると

家はもうすぐって気持ちになります。

のぞみ号の車内。

日本の最先端技術の粋を集めた

新幹線は、従来線の特急とは、

比べ物にならないくらい揺れず、

超快適です。

博多駅到着。

博多からは普通列車で古賀駅まで。

行きは飛行機で、時間節約、

帰りは列車で、各地の駅を堪能、

しかもリーズナブルな

パッケージツアー料金(笑)

これ以上贅沢な旅があるのでしょうか?

おまけ

翌日早朝、福岡空港そばのパーキングに

車を引き取りに行きました。

JR古賀駅。

空港に到着。

まさかJRと地下鉄を使って

旅の翌日にここに来るなんて(笑)

この日の高知行きは、

予定通り飛んでいます(笑)

ここで、パーキングの

お迎えを待ちます。

予定より一日延びたので、

駐車料金は、プラス800円。

たったこれだけのプラスで、

プライスレスな体験をさせて貰ったなんて

改めて喜びが込み上げてきました。

自宅まで安全運転で、

ようやく高知の旅は

コンプリートです!

 

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