敦賀赤レンガ倉庫(福井県敦賀市)

 

必須条件

「お土産」と言えば、

「自分土産」ばかりの僕たちですが、

今回の旅では、

妻が日頃特別にお世話になっている方へ、

「プチ土産」(笑)を購入する

予定にしていました。

そんな妻の土産に対する必須条件は、

「地元産」であること。

これが意外と大変なんですね(汗)

今は大手企業が同じ内容のお菓子を

ネーミングだけ変えて

色んな地方に出荷しているし、

「福井土産」として売ってても

製造元・販売元は他県とか、

時には外国産だったりと

地元以外の企業が結構多いのです。

お土産購入を旅の後半に持っていくと

時間と心の余裕がなくなり、

必須条件をクリアするのが、

義務感となって襲ってくるので(笑)

旅の一日目の最後に、

当初行く予定では無かった赤レンガ倉庫で

お土産を物色する事にしたのですが、

この判断は大正解でした。

妻の必須条件とする「福井産」のお菓子が、

理想的な価格で待っていてくれたのです。

赤レンガ倉庫へ

金ヶ崎城と赤レンガ倉庫はご近所さんで、

同じ金ヶ崎町内にあります。

金ヶ崎城から見た赤レンガ倉庫。

こちらは逆、

赤レンガ倉庫から見た金ヶ崎城。

駐車場から入口へ。

倉庫前。

「赤レンガ倉庫」バス停。

松本零士のアニメと

金ヶ崎城のコントラスト、

なかなかレアですね!

マンホールはポケモン。

福井と言えば恐竜!

恐竜から手荒な歓迎を受け、

喜びにむせぶ妻(笑)

案内。

パンフレット(表)

裏面の赤レンガ倉庫の歴史を

抜粋すると以下になります。

「敦賀は1882(明治15年)に

日本海側で初めて鉄道が開通し、

港は1899年(明治32年)に

開港場(外国貿易港)に指定され、

大陸ヨーロッパへと繋がる

国際都市として繁栄

1905年(明治38年)に

外国人技師の設計によって

石油貯蔵の倉庫として建設。

2009年(平成21年)

国の有形登録文化財に登録。

2015年(平成27年)

レストラン館・ジオラマ館がオープン。」

レンガの積み方がイギリス式なので、

設計した外国人技師は、

イギリス人だったかも知れませんね。

無事お土産を購入後、

ガーデンからの全景を撮影。

車両展示

レンガ倉庫の横には、

昔の車両が展示されています。

天筒山城をバックにした国鉄車両。

以下案内の超訳です。

「キハ28 3019」

「急行わかさとして小浜線で活躍。

このデザインの完全形で、

現在残っているのはこの車両のみで、

2018年5月に設置しました。」

掃除も行き届き、

雨ざらし、雪ざらしという

過酷な条件にしては、

保存状態はかなり良好です。

日本遺産

次に日本遺産の案内を書き出してみます。

「日本遺産 海を越えた鉄道」

「滋賀県長浜市・福井県敦賀市、

南越前町にわたり

明治時代に敷設された鉄道、旧北陸本線。

当時の鉄道設計の限界と言われた

急勾配が続く柳ヶ瀬越え(長浜ー敦賀間)・

山中越え(敦賀ー今庄間)。

その鉄道敷設は

海外航路とのつながりを促し、

1枚の切符で

東京ーヨーロッパ間を渡航できる

新たな時代を築いた。

そのストーリーは

日本遺産に認定されており、

3市町には、

今の多くの文化財が残っている。」

「葉原トンネルの扁額」

「旧北陸本線の葉原トンネル

(979m、石造り及び煉瓦造り、

明治29年(1896)竣工は、

旧北陸線が木ノ芽峠越えの

難所に差し掛かる最初のトンネルで、

旧北陸トンネル群の中では

山中トンネルに次いで2番目の長さである。

南側の緩やかなカーブを描く築堤は

在りし日の鉄路を思わせる。

その南北ポータル上部に掲げられていた扁額。

黒田清隆(第二代内閣総理大臣)が揮毫。」

黒田清隆が揮毫した扁額のレプリカ。

こちらは南口のもので、

「よこくかんきゅう」と読み、

「同盟国が全て繁栄する」という意味です。

黒田清隆さん戊辰戦争では長岡藩、

庄内藩と戦いながらも

相手の良さをも認めたり

箱館戦争の榎本武揚の助命嘆願をするなど

何かと頑張ってきた人ですが、

第二代内閣総理大臣とは

全く知りませんでした(汗)

やっぱり二番じゃ印象に残らないか・・

北口の扁額。

「えいせいむきゅう」と読み、

いつまでも末永く鉄路が人々の

役に立つことを願うという意味です。

扁額の複製は他にも設置されています。

大正橋の欄干

ここにはもう一つ古いものがあります。

大正年間に設置された大正橋の

花崗岩製の欄干です。

古いものを残してくれる敦賀市、

有難い事ですね。

 

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