八坂神社(肥前さが幕末維新博覧会)
素戔嗚尊(すさのおのみこと)
八坂神社と名の付く神社は、
有名な京都の八坂神社はじめ、
全国津々浦々に存在しています。
江戸時代まで、この多くは
「祇園社」という名前でしたが、
明治初期の神仏分離令により
八坂神社という名前に変わっています。
祇園とは、
「祇園精舎」(ぎおんしょうじゃ)
から来た名前で、
神仏習合時代のご祭神であった
牛頭天王(ごずてんのう)が、
インドで釈迦が説法を行った場所、
祇園精舎の守護神であると
されていたことから
祇園社という仏教的な名前が
付けられたようです。
神仏分離の精神からすると
仏教的な名前は絶対に許せん!!
そうなったのでしょうね(笑)
八坂神社へ
オランダハウスから次の目的地、
リアル弘道館へ歩く途中に、
旧古賀銀行の建物を見つけました。
中では演奏会があっていたので、
僕らは外観のみ見学。
その、向かいで見つけたのが、
大楠の生息する八坂神社です。
巨木にすぐ反応する僕なので、
寄らない手はありません(笑)
地元の鎮守様でしょうか。
ご由緒。
佐賀城の鬼門除けだったそうです。
確かにこの場所は佐賀城からして、
艮(うしとら)の方角です。
※艮=北東
境内に入るとすぐ左に
大きなクスノキがあります。
樹齢は600年。
保存樹とだけ書くのではなく、
「みんなで大切にする木」
と小学生にも分かり易く
素敵な表現です。
佐賀には大きなクスが、
各地に沢山生息していて、
その一本一本を大切にする
佐賀市の気持ちが伝わりますね。
拝殿へ向かいます。
なんか、
赤塚不二夫の漫画に出てくる
うなぎ犬みたいで、
愛嬌タップリです。
昭和八年の奉納です。
本殿。
1754年建立の
八坂成就恵比須。
隣には弁天様もいます。
成就院。
神仏習合の名残、
お寺的なものです。
参拝を終えた僕たちは、
リアル弘道館へと向かいます。
うなぎ犬、いや狛犬の後ろから
クスノキを眺めると
その視線がまるで、
狛犬がクスノキに近づく
悪者を睨みつけてるように見えたのに、
思わずニヤリとした僕です。