安来市立歴史資料館(島根県)
雨が降るタイミング
月山富田城の散策を終えた途端、
雨が降り出してきました。
これからお城に登りはじめた方々には
本当に申し訳ないけれど、
僕たちだけの事を考えると、
ここからは建物内だから
雨が降るタイミングとしては、
ちょうど良かったと言えるでしょう。
館内へ
ここは、小さな資料館でしたが、
尼子氏や山中鹿介の展示など
興味深いものばかりでした。
2階の展示室は、
写真撮影禁止でしたが、
1階のジオラマ模型などは
思いっきり撮影OKでしたので、
記憶にもよく残っています(笑)
パンフレット(表)
表紙の月山富田城、
かなりカッコいいな~!
パンフレット(裏)
実に分かりやすい散策図です。
お城風の外観。
一階のジオラマ模型。
お城とともに城下町まで再現され、
素晴らしい出来栄えですね!
監修は、
昨年の大河ドラマ「麒麟がくる」の
建物考証をされている
三浦正幸先生です。
先生のお言葉。
「堀尾吉晴が移封された頃の
月山富田城を想像的に復元」
このようにおっしゃっています。
400年前と現代の富田城地形図。
一番違うのは川の流れと町で、
「城下町は、富田城廃城後も
存続していたが、
江戸時代初期の寛文六年(1666)
大雨による洪水で、河底に埋没した」と、
パンフレットには書かれています。
月山城図。
この絵図もジオラマの参考の一つ。
別角度からもう一枚。
これだと内堀の状態が
よく分かりますね!
また、堀尾吉晴がここに来て、
城下の発展の限界を感じたからこそ
海に近い平地に松江城を建てたことが
何となく腑に落ちてきます・・・
ここは改修したとしても
やはり中世山城、
戦国期の砦の延長ですから・・・。
平和な時代を見通した堀尾さん、
やはり慧眼といえます。
今日の遊び心
お城の二ノ丸にも
遊び道具(笑)はありましたが、
ここには、さらに遊び心満載の
素敵な道具が揃っていました。
月山富田城石垣前にて、
尼子経久の愛馬になった妻(笑)