華厳滝(日光市)

 

正式名称

「けごんのたき」

そう思い込んでいたのが、

華厳滝(けごんたき)です。

実際に現地の案内などには

「華厳滝」と表示されていますので、

こちらが正式名称で、

「華厳の滝」「華厳ノ滝」は、

通称的なものなんでしょう。

これでまた一つ、

新たな知識が増えました(笑)

華厳滝エレベーター

華厳滝を間近で見るには、

「華厳滝エレベーター」の一択で、

料金は570円(令和5年5月現在)。

華厳滝エレベーターの建物は、

古い駅舎のようでもあり、

拝殿・幣殿・本殿の並びで、

神社のようでもあり、

なんか期待が膨らんでしまいます。

エレベーター改札口。

このレトロ感が素敵ですね!

吊り下げられた案内を書き出すと

以下になります。

「華厳滝

今から一万五千年前、

男体山の噴火によって

中禅寺湖が生まれました。

その湖水が大尻川となり、

大岸壁を一気に落下する勇姿が

華厳滝であります。

巌頭からの落水がしぶきに

虹を描いて滝壺に吸い込まれる様は

壮麗の一語につきます。

中段両側に玉すだれ状の

十二の滝をともない

これが一層の美しさを添えております。

滝は大谷だいや川となり

鬼怒川に合流しています。

高さ97m

巾(落口)7m

滝壺の深さ 4.5m

本日の落水量 1.0トン(毎秒)」

旅していると

このような案内の場合、

多くは「ニ億四千万年前」とかが、

普通に出てくるので、

中禅寺湖って、

意外と新しく出来た湖なんだというのが、

僕の感想です。

一万五千年前と言えば日本は縄文時代。

縄文人は、さぞかし男体山の噴火に

びっくりしたことでしょう(笑)

そして、

レトロ感はさらに

こちらでも味わえます。

昔ながらの「切符」で、

しかも改札鋏で

入鋏(にゅうきょう)するんです!

ノスタルジー満載の

華厳滝エレベーター、

滝を見る前から

テンション上がってきます(笑)

エレベーターは二基。

左には中禅寺湖展望台から

右には明智平展望台からの

写真が掲示されています。

真ん中の案内を読むと、

このエレベーター、

なんと昭和5年(1930)に

開設されているんですよ!

今年で93歳、

バリバリの現役で、

頑張っておられます(笑)

下降中。

到着。

振り返って撮影。

天井の案内を見て、

ちょっと笑いが。

「(前面のボタンを押してから)

線までさがってお待ち下さい」

エレベーターまで行き、

ボタンを押して、

また3〜4m戻るという行為、

安全対策なんでしょうかね?

滝を目指しスタート。

途中右折して階段へ。

到着。

ここには上下二つの展望台があるのですが、

下は小学生の修学旅行で満杯。

修学旅行が出来るようになって

本当に良かったね!

な〜んて思いながら、

必然的に僕たちは上の展望台へ。

お〜いきなり見えた!(笑)

やはり滝は「音」。

動画でも撮影。

季節柄、

イワツバメの大群が乱舞。

まるでゴミみたいに写っていますが、

間違いなくツバメですよ(汗)

下の展望台と滝。

小学生達はお帰りです。

双眼鏡で滝を堪能。

毎秒1トンの水量は、

筆舌に尽くし難いもの(笑)

ズームして滝壺アップ。

右側の柱状節理も撮影。

ツーショット完了。

下の展望台へ。

こちらからは、

下流や支流までもが見えて、

上とは違った表情も楽しめます。

横位置でも撮影。

ここまでで、

華厳滝の観覧は終了し地上へ。

慰霊

エレベーターと

滝の通路の中程には、

このようなものがあります。

以下案内です。

「華厳の岩瀬に露と散った幾多の霊に対し

心からの冥福を祈ってこの像を捧ぐ」

妻と二人して合掌、

そして、

ここに来られたことを感謝・・・

 

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