会津武家屋敷(会津若松市)後編

 

見逃し

会津武家屋敷での見逃しを二つ。

一つ目は、パンフレットの上部にある

「龍馬を斬った男

佐々木只三郎の墓」。

もう一つは、その右側の

「会津天満宮」です。

時間に余裕がないと、

パンフレットを読み解く力は

失せてしまうのは必定。

天満宮はともあれ、

佐々木只三郎の墓は、

ちょっと残念だったかな?(笑)

家老屋敷

ここからは西郷頼母さいごうたのも邸を復元した

家老屋敷内部を巡ります。

間取図。

敷地面積は2.400坪、建物面積280坪、

部屋数38、畳の数は328枚。

さすが千七百石取の家柄、

小藩大名の陣屋くらいの規模は

あるように感じます。

身分の低い僕たちは(笑)

当然、玄関からの入場はNG。

小さな引き戸から中へと入って行きます。

入った所は、なんと台所!

しかし、

これには意味があったのです・・

ここは長〜い廊下の端っこ。

突き当たりは、ほぼ見えませんね。

「まずはこれを見て、

屋敷の規模を肌で感じろ!」

そんな配慮だったのでしょう。

槍の間。

中庭。

玄関近くに位置する、使者の間。

庭の池。

御成の間。

藩主、松平容保公の御成〜!

殿様が、

もよおして来た時のために、

すぐ裏側には、

「個室」が準備されています。

畳敷のトイレ!

そして、

殿様がお出しになったものは、

こちらで受け止める仕組みになっています。

案内を書き出すと

「厠(外部)

御成の間専用の厠。

床下には砂を敷した箱車が、

木製のレールの上に置かれている。

使用後は、この箱車を引き出し、

健康状態を調べた後、

砂ごと後始末をした。

砂を使用しているため、

砂雪隠とのとも呼ばれた。」

このようになります。

現代においても

国の重要人物のトイレは

ほぼこれと同じ構造で、

即座に健康状態を調べられるように

なっているんだと

中学生の頃、先生に

聞いたことがあります。

ホットな状態で、

他人に見られるなんて、

偉い人も大変だ〜(笑)

御成の間から見た中庭の風景。

客待の間。

自刃の間(次の間)。

「慶應四年八月二十三日早朝、

西軍は会津城下に総攻撃を開始した。

お城より全員登城の命が下ったが、

西郷家の婦女子は

「足手まといになるまい」と考え、

この部屋にて自らの命を絶った。」

中に入れないので

仏壇を拝むことはできません・・

自刃した二十一人の女性たちを思い、

ちょっとしんみり・・

自刃した方々・・・

掲示されていた

大河ドラマ、八重の桜のポスター。

僕たちは放映当時、

見ていませんでしたが、

西郷頼母を演じたのは、

西田敏行さんだったのですね・・・

奥玄関。

普通に言えば、

「勝手口」に当たるのでしょうが、

表玄関と見間違えるような

起り破風(むくりはふ)の

立派な構えには驚きます!

こちらも表同様、式台玄関で、

「奥」とは思えません。

土蔵は資料館となっていますが、

持ち時間が少ない僕たちはスルー。

鶴ヶ城展望所

観覧を終え裏門へ。

一輪のアジサイに癒される僕たち。

裏門は格式高い薬医門。

門を出て突き当たりを左に行くと、

「鶴ヶ城展望所」が現れます。

竹垣に囲まれて、

ここだけが特別な空間ですね!

果たして案内通りに見えるのかな?

覗き窓から目を凝らすと・・

お〜鶴ヶ城だ〜!

やっぱり鶴ヶ城見ると、

テンション上がるわ〜!

中畑陣屋

最後に移築された中畑陣屋へ。

案内を超訳すると

以下になります。

「五千石の旗本松平氏の陣屋主屋で、

西白河郡矢吹町中畑の地に、

天保年間、代官陣屋として創建された。

書院造をよく示しながらも

さす組、茅葺きや勝手土間などには、

地域農民住居の手法も残している。」

式台玄関。

ここで妻が雄叫びを(笑)

「あれ、菊水だ!」

お〜確かに菊水紋ですよ!

松平家は三つ葉葵紋だし・・・

もしかしたら、

楠木正成との関連があるのかな?

間取図。

案内には、

「陣屋とは藩政時代の役所であり、

代官所とも呼ばれていた。

この陣屋は、

今の福島県矢吹町中畑に建てられ、

当時の代官は松平軍次郎であった。」

このように記されています。

福島県矢吹町を調べると

当時は「棚倉藩」だったらしく、

棚倉藩と言えば、

関ケ原敗戦後改易され

浪人となっていた立花宗茂

1万石の大名として

復活を果たした

記念すべき領地ですね!

なんか、

行ってみたくなリました(笑)

茅葺がいいね!

距離が取れなくて

全体像を撮るのは、

なかなか至難の業(汗)

まあ、これでOKでしょう?

最後はいつものこれで〆(笑)

 

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