2020/05/06

金刀比羅宮(香川県)その1大門へ

 

数字のマジック

階段の多さで有名な金刀比羅宮。

しかし、階段の数字だけが

世間を独り歩きしている事は、

実際に参拝した者にしか

分からない真実なのです・・・

何故ならば、

段数以上に、多い(長い)のが、

「平坦路」だからなのです。

だから段数を数えても、

距離が縮まった感はありません。

ただ単純に階段だけならば、

大した事はないのに(強がり)、

階段と階段の間を繋ぐ、

その数倍の距離の平坦路が、

僕たちの体力を

奪いまくってしまったのです。

大門へ

まずは、参道途中の

大門と呼ばれる

随神門を目指しスタート。

ここから両脇には

商店や旅館などが立ち並んでいます。

ただし、

朝早いので、多くの店は開店前。

名物、こんぴらうどんは既に営業中。

老舗、とらや旅館は、

うどん店もやってます。

ここからが石段の始まり。

記念すべき第一歩。

ここから奥社までは、

1386段+沢山の平坦路。

今は笑顔だが、

果たして登れるのか?(笑)

100段目。

午前8時30分、

両脇の土産物屋さんは、

やはり閉まっている店が大半です。

鳥居の柱は、

何やらシールが貼られたり、

剥がされたりで、

ちょっと可愛そうなお姿です・・・。

その鳥居の両端に鎮座するのが、

こちらの狛犬。

「備前岡山の長榮講により

天保十五年(1844年)に奉納

された高さ約五尺の備前焼狛犬。」

(案内を要約)

180年もの間、

ここでどれだけの参拝客を

見守っていたことでしょう・・・

参道左側の吽形。

こちらも迫力満点のお顔立ち。

灯明堂。

現在の広島県因島から

安政五年(1858年)に

寄進されたもので、

島の船大工が作ったと

書かれています。

船大工が作る神社の建造物として

僕が知っているのは、

伊勢神宮内宮の宇治橋でしたが、

これで、また一つ知識が増えました(笑)

中に吊るされた釣灯籠。

大門が見えて来ましたが、

右手前には、道草処(笑)が

二箇所あります。

まずは、この広場の奥に見える銅像へ。

琴陵宥常(ことおかひろつね)銅像。

「明治維新後、金毘羅大権現を

金刀比羅宮と改め、

御本宮再営や

琴平山博覧会を開催し、

晩年には海の信仰を掌る

金刀比羅宮宮司として

日本水難救済会を創設するなど、

強固な信念で、

金刀比羅宮の礎を築いた宮司である」

(以上案内板による)

広場脇の建物には水難救助に関する

様々なものが展示がされていて、

その中で一番印象に残ったのが、

こちらの絵です。

東城鉦太郎画伯の

「水難救済の図」。

解説に、

「明治初期洋画家で、

有名な三笠艦上の

東郷元帥を描いた筆者である」

こう書かれていて、

ここで、そんな凄い画伯の

絵を見られるとはビックリです。

ちなみに右の人形の表情も

なかなかの秀作ですよ。

そして、

水難救助の次は、その前段階、

水難そのものの場所があります。

掃海殉職者顕彰碑の案内。

第二次世界大戦後、

日本の海域は、

米軍がばら撒いた機雷だらけで、

船の航行はままならない状況でした。

その機雷撤去に従事し殉職された方は、

80名近くの多きにのぼります。

今、僕たちが安穏として船に乗れるのは、

命がけで、

掃海作業をされた方々のお陰です。

案内に掲載されている

沈没する掃海艇を

救助する写真の構図が、

先程の水難救済の図と

そっくりではありませんか!

全くの偶然なのでしょうが、

掃海作業で亡くなった方の

思いと通じ合ったのかも知れません。

船にまつわる石碑など。

さらに奥へ進むと広場が現れます。

何となく護國神社的な雰囲気。

掃海殉職者顕彰碑。

吉田茂首相の揮毫です。

参拝後、また参道に戻ります。

大門が近づきます。

しかし、その前にまたもや

道草処が出現(笑)

鼓楼及清塚。

案内を現代風にアレンジすると

以下のようになります。

「平安時代、

清少納言は老後四国に渡り、

当宮にも参り終に此の地におわると

言いつ伝えがあり、

宝永七年(1710年)

この鼓楼建築にあたり

その塚石を発見しました。

のち天保十五年(1844年)

この碑が建てられています」

清少納言塚碑。

本文は漢文なので、

読めませんが、文の最後、

石碑の左下には、

「高松藩士 友安三冬撰」と

刻まれていて、

この友安三冬を調べてみると

讃岐(香川)出身の国学者で、

お父様は神職と医師を兼ねていたそうで、

そんな神社との関係もあって、

この撰文を任されたのかも知れません。

鼓楼を参道裏側から撮影。

次に、参道右側に鎮座する

金刀比羅本教の建物へ。

入り口。

案内。

有形民俗文化財指定の、

青銅大燈籠。

柱を下支えする「餓鬼」たちや、

火袋を覆う銅板には、

「常夜燈」の文字を切り抜いたりと

繊細な造りに見入ってしまいます。

大門前の灯籠。

「越中國富山」からの

寄進ですよ!

金比羅さんの崇敬者が

全国区というのが、

ここでも証明されていますね。

大門前の狛犬。

吽形。

年代を確認するのを忘れましたが、

江戸時代のものでしょう。

大門。

彫刻の龍の眼が

僕を睨みつけているような(汗)

随神様。

吽形はかなりお上品な方です。

ここまでで、365段、

まだまだ、先は長いぞ~(笑)

今日の注目

参道脇で見つけた

「うどんタクシー」の広告。

タクシーの運転手さんが、

うどん試験に合格すると、

「うどんの行灯」が付けられるという、

凄い企画ですよ!

やっぱり香川は「うどん県」。

やることが違いますね。

 

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