阿須賀神社(2019年夏旅)

 

 九十九王子

熊野を旅すると、

その行く先々で、「○○王子」という社の

名前を目にします。

王子とはいったい何のことなのか、

いつものようにWikipedia先生に

教えてもらいました。

先生曰く、

「九十九王子(くじゅうくおうじ)とは、

熊野古道沿いに在する神社のうち、

主に12世紀から13世紀にかけて、

皇族・貴人の熊野詣に際して

先達をつとめた熊野修験の手で

急速に組織された

一群の神社をいい、

参詣者の守護が祈願された。」

なるほど!

山奥であっても、遠くても、

やはり多くの人が来る所は道も整備され

繁栄するという、

今も昔も変わらぬ原理です。

そして、かつては、

その熊野九十九王子の一つとして

「阿須賀王子」扱いを受けていたのが、

今回参拝した阿須賀神社です。

ちなみに九十九王子というのは

九十九箇所あるからではなく

沢山あるという意味で九十九と

称されているそうです。

阿須賀(あすか)神社へ

熊野速玉大社から車で5分、

阿須賀神社に到着。

境内入口。

一の鳥居。

護国神社でよく見られるタイプの

シンプルな鳥居です。

昭和15年に建立された

神武天皇の顕彰碑。

狛犬、阿形。

吽形。

阿須賀王子跡の説明板。

世界遺産の石碑。

手水舎。

Wikipediaによると

「この手水鉢は

新宮城第2代城主の水野重良により

寛永8年(1631年)に

寄進されたもので、

黒雲母花崗斑岩の

巨大な一枚岩を刻んで

仕上げられたものである」

と書かれています。

へ~そんな歴史あるものだったとは!

ニの鳥居の向こうに

拝殿と背後の蓬莱山が

見えてきました。

参拝。

ふっと賽銭箱の横を見ると

こんなものが置いてあります。

御神酒!

「ご自由にどうぞ」

の文字が目に飛び込んできます(笑)

玉置神社に続き、

この日二度目の御神酒をいただく妻。

妻の体は神様だらけになったかも(笑)

本殿。

御由緒。

その右横には、

「子守之社」という看板が。

本殿左横の子守之社に参拝。

本殿左脇に置かれた

聖母マリアのような石像が印象的です。

阿須賀王子の石碑。

「神社背後の蓬莱山からは、

阿須賀神社の祭神を仏として表現した

多くの懸仏(十二~十五世紀)が発見」

と書かれていて、これらは

国指定重要文化財となっていて、

阿須賀神社境内の

新宮市立歴史民俗資料館に保管され

一般公開されているようです。

今回は急ぎの旅なので

見られないけれど

やはりまた来るしかないのかな(笑)

そしてこの後は、

本殿右横の境内社にご挨拶。

阿須賀稲荷。

参拝。

阿須賀稲荷の右隣りは、

徐福之宮が鎮座。

参道。

参拝。

僕たちの住んでいるお隣の

佐賀県にも徐福ゆかりの

伝承がありますし、

この人の伝説がある都市は、

日本全国に多く存在していますが、

ここ新宮にはなんと

「徐福の墓」まであります。

境内社の参拝が終わったところで、

いつもの恒例・・・

 

拝殿前でツーショット(笑)

これで、阿須賀神社の参拝は完了ですが、

ここで一番感動したのが、こちらです。

御朱印も素晴らしいのですが、

左上の「しおり」まで、

いただいたお心遣いに、超感動です!

確かに御朱印帳を出す時、

どこに御朱印を書いてもらうか、

慌ててしまって、

すぐに開けない時がありますから

これは重宝しますね!

感動はお金よりも「心」だという事

染み入った次第です(笑)

 

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